空間魔法って実は凄いんです

真理亜

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温泉宿にて

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 次の日、その後は何事もなく日が暮れる前に温泉街に着いた。私達が温泉街に向かう途中だったということを知ったラウムさんは、快く同行すると言ってくれたので『だったらラウムさんの歓迎会を兼ねて、みんなで心行くまで温泉を堪能しよう!』って流れになった。

 街中には温泉街特有の硫黄の匂いが漂っている。私達は宿に部屋を取って一休みすることにした。

「フウ...お疲れ様でした...」

「疲れましたね...」

「早速お風呂に入ります?」

「そうだな。そのために温泉に来たんだから」

 という訳で四人揃ってお風呂に向かった。

「露天風呂があるようですよ?」

「風情があって良いですね」

「ちょっと恥ずかしいですけど...」

「女同士だ。なにも恥ずることはあるまい」

 露天風呂は無人だった。貸し切り状態だね。

「うわぁ、貸し切り状態ですね~」

「気持ち良いです~」

「ら、ラウムさん...す、凄いですね...」

 セリカさんがラウムさんの裸をガン見している。確かにボンキュッボンのナイスボディーだよねぇ。女の私でもドッキリするくらいだ。セリカさんなんか風呂で逆上せたみたいに真っ赤になってるよ。

「あ、あんまりジロジロ見ないでくれ...さ、さすがにちょっと恥ずかしいぞ...」

 今度はラウムさんが赤くなっちゃった。なんだか初々しいのぉ~♪ ラウムさんって堂々としているイメージあったけど、実は案外純情さんだったりするのかな?

「カリナさん...また育ってませんか?」

 そんなことを思ってたら、私の裸をステラさんがガン見していた。

「あぁ、確かに。最近ちょっと服の胸の辺りがキツくなって来たかも」

「そうなんですね...」

 ん? なんでステラさんが落ち込んでいるんだ?


◇◇◇


「ん~♪ 美味しいですね~♪」

「さすがは人気の温泉宿! 料理も逸品ですね~♪」

「山の幸がふんだんですね~♪」

「ハグ...ウグ...美味美味~♪」

 四人で舌鼓を打った。

「セリカさん、これも少し収納しときます?」

「いえいえ、それは無粋ってもんですよ~♪ これは温泉宿で食べるから美味しいんですよ~♪」

「セリカさんの言う通りですね~♪ こういうのは雰囲気と一緒に頂くもんですよね~♪」

「ハグ...モグ...旨旨~♪」

 なるほど、そういうものなのか。というかラウムさん、さっきから同じことしか言ってない...ただひたすら一心不乱に食ってるだけ...どんだけ腹減ってたんだ!? 

 そういや昨夜の夕食もかなりの量食ってたな。もしかして腹ペコキャラなのかな!? それとも獣人が元々そうなのかな? いやでもステラさんは違うよな。普通の食欲だし。

 なにはともあれ、賑やかな夕食の時間は穏やかに過ぎて行き、私達は程良い疲れと共に眠りに就いたのだった。

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