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アナコンダ討伐
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次の日、ルキノちゃんとベビーシッターに見送られながら私達は、久し振りに冒険者ギルドへと赴いていた。
「さて、どんな依頼があるかな?」
私達は真っ先に依頼ボードへと向かった。
「これなんてどうですか?」
ステラさんが指し示したのは、王都から程近い場所にある湿地帯に棲まうというアナコンダの討伐依頼だった。
「なるほど。これなら日帰りで行けそうですね」
やはりいくらベビーシッターが居るとはいえ、いきなり遠出するのは躊躇われた。
「それは助かります。なにせ今日が初日のベビーシッターなんで」
「私も異存は無い」
アスカさんとラウムさんは賛成してくれた。
「へ、蛇ですか...」
「セリカさん、どうしました?」
「わ、私、蛇は昔からちょっと苦手で...」
「そうなんですか?」
「む、昔、噛まれたことがありまして...幸い毒蛇ではなかったんですが...」
「安心して下さい。アナコンダも毒はありませんよ?」
「全く安心できませんよ! どんだけデカい蛇だと思ってるんですか!」
「依頼書には10mを超える大きさだって書いてありますね」
「そんなのほとんど怪獣じゃないですか!」
セリカさんがすっかり涙目になってしまった。
「しょうがないですねぇ。じゃあセリカさんは私の亜空間の中に入ってて下さいよ」
「す、すいません...お願いします...」
こうして新生『エリアーズ』の初任務はアナコンダ討伐に決まった。
◇◇◇
王都から馬車で30分ほど走った所にある湿地帯は、思っていたよりも結構広大な規模で広がっていた。
「いくらデカいとはいえ、この広い湿地帯の中から一匹の蛇を探すのは大変そうですね。ステラさん、上空からの偵察をお願いして良いですか?」
「分かりました」
ステラさんが物陰で服を脱いで鳥の姿になると、その姿を初めて見たアスカさんとラウムさんが目を輝かせる。
「凄い...大きい...それになんてキレイな...」
「これは...見事なものだな...」
お二人共、ステラさんに運んで貰った経験はあるけど、その時は何れも私の亜空間の中に入っていたから、こうしてステラさんが変身する姿を目の当たりにしたことはなかったんだよね。
「クエッ!」
ステラさんは一鳴きした後、羽ばたきしてから大空に飛び立って行った。そこで私はちょっと気になったことを聞いてみた。
「そう言えばラウムさんは虎の姿にはなれないんですか?」
「あぁ、一口に獣人とはいっても千差万別でな。私のように獣耳と尻尾が生えている者も居れば、ステラのように外見は普通の人間と変わらない姿の者も居る。またその能力もそれぞれ違う。私はステラのような完全獣化は出来ないが、この姿でも虎の能力を使ことが可能だ。こんな風に」
そう言ってラウムさんは手の指の爪を出し入れして見せてくれた。
「要するに部分獣化のようなものだな」
なるほど。獣人っていうのは奥が深い種族なんだね。
「さて、どんな依頼があるかな?」
私達は真っ先に依頼ボードへと向かった。
「これなんてどうですか?」
ステラさんが指し示したのは、王都から程近い場所にある湿地帯に棲まうというアナコンダの討伐依頼だった。
「なるほど。これなら日帰りで行けそうですね」
やはりいくらベビーシッターが居るとはいえ、いきなり遠出するのは躊躇われた。
「それは助かります。なにせ今日が初日のベビーシッターなんで」
「私も異存は無い」
アスカさんとラウムさんは賛成してくれた。
「へ、蛇ですか...」
「セリカさん、どうしました?」
「わ、私、蛇は昔からちょっと苦手で...」
「そうなんですか?」
「む、昔、噛まれたことがありまして...幸い毒蛇ではなかったんですが...」
「安心して下さい。アナコンダも毒はありませんよ?」
「全く安心できませんよ! どんだけデカい蛇だと思ってるんですか!」
「依頼書には10mを超える大きさだって書いてありますね」
「そんなのほとんど怪獣じゃないですか!」
セリカさんがすっかり涙目になってしまった。
「しょうがないですねぇ。じゃあセリカさんは私の亜空間の中に入ってて下さいよ」
「す、すいません...お願いします...」
こうして新生『エリアーズ』の初任務はアナコンダ討伐に決まった。
◇◇◇
王都から馬車で30分ほど走った所にある湿地帯は、思っていたよりも結構広大な規模で広がっていた。
「いくらデカいとはいえ、この広い湿地帯の中から一匹の蛇を探すのは大変そうですね。ステラさん、上空からの偵察をお願いして良いですか?」
「分かりました」
ステラさんが物陰で服を脱いで鳥の姿になると、その姿を初めて見たアスカさんとラウムさんが目を輝かせる。
「凄い...大きい...それになんてキレイな...」
「これは...見事なものだな...」
お二人共、ステラさんに運んで貰った経験はあるけど、その時は何れも私の亜空間の中に入っていたから、こうしてステラさんが変身する姿を目の当たりにしたことはなかったんだよね。
「クエッ!」
ステラさんは一鳴きした後、羽ばたきしてから大空に飛び立って行った。そこで私はちょっと気になったことを聞いてみた。
「そう言えばラウムさんは虎の姿にはなれないんですか?」
「あぁ、一口に獣人とはいっても千差万別でな。私のように獣耳と尻尾が生えている者も居れば、ステラのように外見は普通の人間と変わらない姿の者も居る。またその能力もそれぞれ違う。私はステラのような完全獣化は出来ないが、この姿でも虎の能力を使ことが可能だ。こんな風に」
そう言ってラウムさんは手の指の爪を出し入れして見せてくれた。
「要するに部分獣化のようなものだな」
なるほど。獣人っていうのは奥が深い種族なんだね。
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