空間魔法って実は凄いんです

真理亜

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一件落着

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 朝食後、本日の予定を軽く打ち合わせすることにした。

「今日はこの後、朝イチでギルドに行って罪人二人を突き出すことにします。フローラさん、一緒に付いて来てくださいね?」

「分かりました」

「皆さんはどうされます?」

 私はパーティーメンバーを見渡しながらそう尋ねた。

「もちろん一緒に行きますよ」

「さもありなん」

「当然ですね」

「ご一緒させてください」

 全員一致で付いて来るらしい。別にそんなゾロゾロ付いて来なくたって良かったんだけどね。

「分かりました。それじゃみんなで行きましょうか」


◇◇◇


 ギルド内は朝から賑やかだった。多数の冒険者達が屯している。ナディアさんも忙しそうにしていた。

「ナディアさん、おはようございます」

「あぁ、カリナさん、おはようござい...ます!?」

 ナディアさんが挨拶の途中で固まった。私の後ろをマジマジと見詰めて目を丸くしている。

 そりゃそうだよな。昔のRPGみたいに仲間をゾロゾロと引き連れてんだから。私は敢えてそのことには触れず、用件だけを伝えた。

「罪人を連行して来ました。どこか部屋を用意して貰えませんか?」

「ざ、罪人!? あ、あの...そちらの方々がですか!?」

 ナディアさんが恐る恐る私の後ろの方に目をやる。

「あぁ、いえいえ、すいません。この連中は私の連れです。罪人は私の亜空間に拘留してあります」

 私の言い方が良くなかったね。ナディアさんに勘違いさせちゃった。

「あ、あぁ、そういうことですか...分かりました。ではこちらにどうぞ」

 そう言ってナディアさんが案内してくれたのは、ギルド内部にある会議室みたいな場所だった。みんなしてゾロゾロと付いて行く。ギルド内の他の冒険者達の視線を釘付けにしながら。

「罪人はこいつらです」

 私は亜空間からフランツ氏と破落戸の男を引っ張り出した。二人とも昨夜同様バインドロープに猿ぐつわ姿だ。

 もう騒ぐ気力もないのか、グッタリとしている。

「これは...」

 ナディアさんが絶句している。

「ストーカー男とその男に雇われた破落戸の男です」

 私は極めて事務的にそう告げた。

「なるほど...良く分かりました...どうやらフランツさんも年貢の納め時のようですね...」

「えぇ、そうですね。現時点でフローラさんの依頼は完遂しました。後の尋問やら何やらはギルドの方でお願いします」

「はい、承りました。では早速、依頼完了の手続きを行います」

「よろしくお願いします」

 これにて一件落着~♪ チャンチャン~♪ なんてね♪

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