空間魔法って実は凄いんです

真理亜

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近況報告

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 フローラさんの部屋を後にし、リビングに戻るとアスカさんも戻っていた。ちょうど良いと思った私は、これまでの経緯を説明するべくミーティングを開くことを提案した。

 全員の賛同が得られたのでまずは私から、アスカさんを先に王都へ帰した後に起きたことを簡単に説明した。

 私の話を黙って聞いてくれていたアスカさんは、

「そうですか...そんなことが...皆さん、大変でしたね...本当にご無事で良かったです...」

 しみじみとそう語った。

「という訳なんでアスカさん、スタンピードの件になにか進展があるまで我々は、実質待機状態ということになります。お見知り置きください」

「分かりました」

「私の話は以上ですが、アスカさんの方から報告しておきたいこととかなにかあったりしますか?」

「そうですね...あ、私達のパーティーに指名依頼の入っていた件の内、私一人で熟せそうな件を何件か引き受けておきました」

「それはお疲れ様でした。ちなみにどんな種類の依頼が来ていたんですか?」

「ほとんどが護衛の仕事の依頼でした。私一人しか居ないけどそれでも構わないか? って返事をしたところ、大体のお客さんは断っていきましたね」

 アスカさんは苦笑しながらそう言った。これは以前にもラウムさんが言っていた通りだね。チラッとラウムさんの方を見ると『うんうん』とばかりに頷いていた。

「断って来たのは全て隊商の方々ばかりでした。カリナさんとセリカさんを荷車扱いにしようとする気があからさまだったのでちょっと笑っちゃいましたよ」

 それを聞いた私とセリカさんは、思わず顔を見合わせて苦笑してしまった。全くもって現金なもんだな。

 私とセリカさん二人っきりのパーティーの時は、逆に向こうの方から『小娘二人でなにが出来る!』って断って来たクセに。ちょっと名が売れた途端にこれだよ。

「結局、お引き受けしたのは女性のお客さんの護衛のみでした」

「なるほど...良く分かりました。ありがとうございます。ちなみに先程ほとんどっておっしゃってましたけど、護衛の仕事以外にはどんな指名依頼が来てたんですか?」

「魔物の討伐依頼です」

「魔物...ですか...」

 私はちょっと困惑した。

「えぇ、それも先程カリナさんのお話にあったグリフォンのような、ダンジョンの深層に出る魔物を討伐して欲しいって話でした」

「えっと...それはなんのために?」

「素材が欲しいんでしょうね。そういった魔物はレアなんで高く売れますから」

「あぁ、なるほど...」

 私は心の底から納得した。
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