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責任
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「カリナさん、魔力切れの方は如何ですか?」
馬車が走り出して間も無く、セリカさんがまた甘い飲み物を渡してくれた。その気遣いが骨身に染みる。
「ありがとうございます。お陰様で少しずつ回復して来ました」
「それは良かったです。無理せずにゆっくりと休んでくださいね?」
「はい、そうさせていただきます...それと....あの...いつぞやは大変申し訳ありませんでした...」
私は以前、セリカさんの瞬間移動能力を散々扱き使い、何度も魔力切れになるまで追い込んだことを心から謝罪した。
自分がその立場に立ってみてようやく分かった...魔力切れってこんなにも辛いもんなんだね...いや、本当に...セリカさんにはつくづく申し訳ないことをしたよ...
「あぁ、いえいえ。そんなこと気にしないでくださいよ。今思い返してみると、あれはあれで修行を積んだいうことで、私自身にとってみても成長するきっかけになったかなって思いますし」
「そうおっしゃっていただけますと救われます...」
これからはセリカさんを労ろうと心に決めた。
「それにしても...カリナさんが以前おっしゃっていたことは正しかったんだと...改めて今回の件で証明されましたよね...本当に恐れ入りました...」
「えっ!? それってどういう意味ですか!?」
私、なんか言ったっけか? 首を捻って考えてみるが、なんも思い浮かばない。
「空間魔法は万能じゃないっておっしゃったじゃありませんか?」
「あぁ、確かに...」
あの時か。パーティー解散の危機の時、みんなを説得しようと思ってそう言ったんだっけな。なんだかもう遠い過去のような気がするよ。
「これから先、またああいった強敵と相対することになったらと思うと...私達自身がもっともっと成長して、もっともっと強くなる必要があるなと...身を以て痛感させられましたよ...それとこれは、同じ空間魔法使いの私としての個人的な思いなんですが...空間魔法の通じない相手が居るということは単純にショックでしたね...」
「えぇ...おっしゃっる通りですね...」
今回はたまたま、未だに正体不明の白馬が既のところで助けてくれたんでなんとかなったが、ヘタすりゃパーティー全滅の危機だった訳だもんね...空間魔法に頼り切りになるのは危険なんだってことを改めて認識させられたよ...
私は、すぐ隣でスヤスヤと眠っている幼児退行したラウムさんと、毒に魘されているステラさんの姿を眺めながら、パーティーリーダーとしての責任の重さをヒシヒシと感じていた。
馬車が走り出して間も無く、セリカさんがまた甘い飲み物を渡してくれた。その気遣いが骨身に染みる。
「ありがとうございます。お陰様で少しずつ回復して来ました」
「それは良かったです。無理せずにゆっくりと休んでくださいね?」
「はい、そうさせていただきます...それと....あの...いつぞやは大変申し訳ありませんでした...」
私は以前、セリカさんの瞬間移動能力を散々扱き使い、何度も魔力切れになるまで追い込んだことを心から謝罪した。
自分がその立場に立ってみてようやく分かった...魔力切れってこんなにも辛いもんなんだね...いや、本当に...セリカさんにはつくづく申し訳ないことをしたよ...
「あぁ、いえいえ。そんなこと気にしないでくださいよ。今思い返してみると、あれはあれで修行を積んだいうことで、私自身にとってみても成長するきっかけになったかなって思いますし」
「そうおっしゃっていただけますと救われます...」
これからはセリカさんを労ろうと心に決めた。
「それにしても...カリナさんが以前おっしゃっていたことは正しかったんだと...改めて今回の件で証明されましたよね...本当に恐れ入りました...」
「えっ!? それってどういう意味ですか!?」
私、なんか言ったっけか? 首を捻って考えてみるが、なんも思い浮かばない。
「空間魔法は万能じゃないっておっしゃったじゃありませんか?」
「あぁ、確かに...」
あの時か。パーティー解散の危機の時、みんなを説得しようと思ってそう言ったんだっけな。なんだかもう遠い過去のような気がするよ。
「これから先、またああいった強敵と相対することになったらと思うと...私達自身がもっともっと成長して、もっともっと強くなる必要があるなと...身を以て痛感させられましたよ...それとこれは、同じ空間魔法使いの私としての個人的な思いなんですが...空間魔法の通じない相手が居るということは単純にショックでしたね...」
「えぇ...おっしゃっる通りですね...」
今回はたまたま、未だに正体不明の白馬が既のところで助けてくれたんでなんとかなったが、ヘタすりゃパーティー全滅の危機だった訳だもんね...空間魔法に頼り切りになるのは危険なんだってことを改めて認識させられたよ...
私は、すぐ隣でスヤスヤと眠っている幼児退行したラウムさんと、毒に魘されているステラさんの姿を眺めながら、パーティーリーダーとしての責任の重さをヒシヒシと感じていた。
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