ざまぁされるのが確実なヒロインに転生したので、地味に目立たず過ごそうと思います

真理亜

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 迂闊だった...

 今日はやけにカミラの攻撃がしつこかった。それでこの空き教室の前まで逃げて来たんだけど、それが罠だったか...私をここまで連れて来るのが目的だったようで、いきなり教室のドアが開き、あっという間にこの輩どもに羽交い締めにされ、教室の中に連れ込まれて隅に投げ出され今に至ると...

 あぁ、きっとこれからあんなことや、こんなことをやられちゃうんだろうなぁ...前世含め、これまで純潔は守って来たのになぁ...こんな輩に散らされちゃうのかぁ...イヤだなぁ...でもまぁ、大人しくしてりゃ命までは取られないだろうし、ここは天井のシミを数えて、嵐が過ぎ去るのを待っていればいい...

 いい訳あるかぁ! こんな輩どもに汚されてまで生にしがみ付いてそれで満足なのか!? いいや! そんなの許容できるもんか! 私の尊厳を守るために最後の最後まで抵抗してやる! 

 私は周りを見回す。教室なんだから当然窓がある。良し! 方針は決まった! 私はジリジリと包囲を狭めて近付いて来る輩どもの隙を突き、でんぐり返しで包囲を突破する! パンツが丸見えになるが構ってる場合じゃない!

「あっ!? コイツ!?」

 私は窓の所まで行って、近くにあった椅子を振り上げ窓を叩き割った! 窓の下に誰も居ないことを祈りながら...

 ガッシャーン!

 そして割れた窓から大声で叫ぶ!

「誰かぁ! 助けてぇっ!」

「ばっ!? この野郎! 静かにしろ!」

 輩の一人が私の口を塞ごうとする! その指をおもいっきり噛んでやった!

「痛てぇ! この野郎! ふざけやがって!」

「助けてぇっ! 誰かぁ!」

 次の瞬間、輩におもいっきり背中を蹴られた!

「うぐっ!」

 ふっ飛ばされた私は、机や椅子を倒しながら床に倒れた! 息が詰まる! 意識が飛びそうになるが、奥歯を噛みしめて堪える!

「舐めやがってこの野郎! ぶっ殺してやる!」

 輩どもが近付いて来る。まだだ! まだ戦える! 私は輩どもを睨み付ける! 輩どもが手を伸ばして来た! その時だった。

 ガラララッ!

 教室のドアが開いた。そこに居たのは...キース様だった。一瞬で状況を理解したキース様は、

「てめぇらぁ! なにしてやがる!」

 そこからは圧巻だった。さすがは騎士団長の息子といったところか。輩どもをあっという間に叩きのめした。そして私の所に駆け寄って来る。

「リリアナ! 大丈夫か!?」

 大丈夫...と、答えようとしたが、私も限界を超えていたらしい。キース様に抱きかかえられた記憶を最後に、私は意識を手放した。
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