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第24話
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ナズミからベレッタを奪い取ったハインツが改めて全員を見渡す。
「もう銃を隠し持ってるヤツは居ないだろうな!?」
特にカズミとタズミを睨みながらそう言った。
「持ってません。今日は」
「隠してません。今日は」
二人はシレッと答えた。
「今日はっていう言葉がとっても気になるんだが!? まぁいい...」
ハインツは段々疲れて来た。
「それで今後の対策なんだが...」
「あ、その前にちょっといいですか?」
「なんだ? チリーヌ王女の想い人のワインツ君」
疲れのせいかハインツの言葉が刺々しい。
「ぐっ! その言い方は止めて下さいよ.. 」
「事実だろうが。ほれ、どうした? 色男」
ハインツがますます煽る。
「...ケンカ売ってんですか...」
「...だったらどうする?」
良く分からんが、売り言葉に買い言葉になって来た...
「上等だぁ! ゴラァッ! オモテ出ろやぁ! この野郎!」
「吐いた唾飲まんとけよ! この野郎! ハネたら刺すぞゴラァッ!」
「いい加減にしなさーい!」
堪らずアズミが割って入る。
「なんでケンカになってんのよ!? バッカじゃないの!?」
叱られた二人がシュンとする。
「あんた達、クスリでもキメてんじゃないでしょうね!?」
二人はブルブルと首を振って否定する。というか、銃を隠し持っていたヤツに言われたくないと思ったが、それは口にしない。なぜなら怖いから...
「...まぁいいわ...それで? クサレビッチ売女淫売王女の愛人候補さん? なんですって?」
ジャキーンッ!
ナズミが今度はコルトを両手に構えてアズミをロックオンした。
「すいません、それが遺言ってことでいいんですかね?」
いつもの間延びした口調ではなくドスの利いた声で目が更に据わっている。
「ゴメンなさいもうしません何でもしますから命だけは助けて下さいお願いですから撃たないで下さい後生ですから」
アズミはホールドアップしながら早口で捲し立てた。
「そのセリフはさっきも聞きました」
「だからナズミ! ストッ~プ!」
今にも引き金を引きそうだったナズミを、ワインツが身を挺して止める。
「私が言いたかったことはですね! チリーヌ王女が留学していた海洋諸国連合は教会の力が強い所なんです! だから教会の方から何か情報が掴めないかと思って問い合わせしてるんですよ! あぁもう! これ言うだけでなんでこんな苦労せにゃならんのだ!」
ワインツが一気に捲し立てた。
「わ、分かりました。ワインツ様、その情報はどれくらいで?」
「...一週間もあればなんとか...」
「り、了解です。ではそれまでは各自、極力チリーヌ王女との接触を避け、外出も控えるようにしましょう。これにて解散!」
無理矢理この場を締めたアズミは、逃げるように去って行ったとさ。
「もう銃を隠し持ってるヤツは居ないだろうな!?」
特にカズミとタズミを睨みながらそう言った。
「持ってません。今日は」
「隠してません。今日は」
二人はシレッと答えた。
「今日はっていう言葉がとっても気になるんだが!? まぁいい...」
ハインツは段々疲れて来た。
「それで今後の対策なんだが...」
「あ、その前にちょっといいですか?」
「なんだ? チリーヌ王女の想い人のワインツ君」
疲れのせいかハインツの言葉が刺々しい。
「ぐっ! その言い方は止めて下さいよ.. 」
「事実だろうが。ほれ、どうした? 色男」
ハインツがますます煽る。
「...ケンカ売ってんですか...」
「...だったらどうする?」
良く分からんが、売り言葉に買い言葉になって来た...
「上等だぁ! ゴラァッ! オモテ出ろやぁ! この野郎!」
「吐いた唾飲まんとけよ! この野郎! ハネたら刺すぞゴラァッ!」
「いい加減にしなさーい!」
堪らずアズミが割って入る。
「なんでケンカになってんのよ!? バッカじゃないの!?」
叱られた二人がシュンとする。
「あんた達、クスリでもキメてんじゃないでしょうね!?」
二人はブルブルと首を振って否定する。というか、銃を隠し持っていたヤツに言われたくないと思ったが、それは口にしない。なぜなら怖いから...
「...まぁいいわ...それで? クサレビッチ売女淫売王女の愛人候補さん? なんですって?」
ジャキーンッ!
ナズミが今度はコルトを両手に構えてアズミをロックオンした。
「すいません、それが遺言ってことでいいんですかね?」
いつもの間延びした口調ではなくドスの利いた声で目が更に据わっている。
「ゴメンなさいもうしません何でもしますから命だけは助けて下さいお願いですから撃たないで下さい後生ですから」
アズミはホールドアップしながら早口で捲し立てた。
「そのセリフはさっきも聞きました」
「だからナズミ! ストッ~プ!」
今にも引き金を引きそうだったナズミを、ワインツが身を挺して止める。
「私が言いたかったことはですね! チリーヌ王女が留学していた海洋諸国連合は教会の力が強い所なんです! だから教会の方から何か情報が掴めないかと思って問い合わせしてるんですよ! あぁもう! これ言うだけでなんでこんな苦労せにゃならんのだ!」
ワインツが一気に捲し立てた。
「わ、分かりました。ワインツ様、その情報はどれくらいで?」
「...一週間もあればなんとか...」
「り、了解です。ではそれまでは各自、極力チリーヌ王女との接触を避け、外出も控えるようにしましょう。これにて解散!」
無理矢理この場を締めたアズミは、逃げるように去って行ったとさ。
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