【完結】R-18乙女ゲームの主人公に転生しましたが、のし上がるつもりはありません。

柊木ほしな

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第5章*恋人の通る道

64・焦がれる2*


 マクシミリアンはゆっくりとした足取りでベッドまでルーナを運ぶと、そっとシーツの上に下ろした。
 ベッドの辺りは明かりがベッド脇のランプくらいしか付いておらず、少し薄暗い。

 マクシミリアンは自身が着ていたシャツを脱ぐと、ルーナの体に跨った。
 その姿があまりにも色っぽくて、ルーナは目が離せなくなってしまう。

「どうしましたか、ルーナさん」

 ほう、と見上げているルーナを不思議に思ったのか、マクシミリアンが尋ねてくる。
 ルーナはあわてて口を開いた。

「ま、マクシミリアンがかっこよくて……ついっ」

 (あ)

 言ってしまってから気づく。
 咄嗟とはいえ、なんてことを言っているんだ。
 直球すぎた、とルーナはマクシミリアンの様子を伺う。
 当のマクシミリアンはというと、片手で口元を押さえて顔を逸らしていた。

「あなたは……」
 
 (……照れている?)

 薄暗くて顔色まではわからないが、照れているような気がする。
 
 (ああ、私は、この人が好きだ)

 とても、愛おしい。

「あまり煽らないでください……。優しくしたいのに、あなたをめちゃくちゃにしたくなる」

「あ……っ」

 マクシミリアンはそう呟くと、ルーナの胸もとに口付けを落とした。
 そのままちゅう、と吸い上げる。
 ルーナの体に咲いた赤い花を、マクシミリアンは愛おしそうに撫でた。

「ひゃ……」

 ネグリジェはいつのまにか取り払われていて、ルーナの身を隠すものは何も無い。
 マクシミリアンの手がそっとルーナの秘所に触れてきて、ルーナはびくりと身を震わせた。
 くちゅ、と割れ目をなぞられ、一度収まりかけた熱が再びぶり返してくるようだ。

「あ、あぁ……っ」
 
 やがてマクシミリアンの指が蜜壺の中に挿入されて、ゆっくりと出し入れされる。ルーナはたまらずマクシミリアンに抱きついた。

「ま、待って、マクシミリアン……っ」

 体の奥から、妙な熱が込み上げてくる。
 マクシミリアンの指が擦れるだけで、変になってしまう。

「待てません」

「ぁあ……っ」
 
 マクシミリアンはルーナの中から指を引き抜くと、指に絡みついたルーナの蜜をぺろりと舐めた。

「きゃ……」

 ルーナがぼうっとしている間に、マクシミリアンはいつの間にやら自分の衣服を脱いでいたらしい。
 マクシミリアンの熱いものがぴとりとルーナの花びらにあてがわれていた。
 
「挿れて、いいですか」

 (そんなの、きまってる)
 
 衝動に突き動かされるまま、ルーナは腕を伸ばす。
 マクシミリアンの首に回すと、ルーナはそのまま自分の方へ引き寄せた。

「ルーナさん……っ?」

「私に、マクシミリアンをちょうだい……?」

「……っああ! あなたという人は‼︎」

 マクシミリアンは理性が掻き切れたようにそう言って額を押さえると、ルーナの足をぐっと掴んだ。
 そのままルーナの中へ、自分の膨れ上がった欲望を突き立てる。
 充分に濡れたそこは、あっという間にマクシミリアンのものを飲み込んだ。

「あぁ――っ」

 一気に根本までマクシミリアンのものを受け入れたせいか、視界がチカチカする。
 マクシミリアンは繋がった状態のまま、ルーナの体を抱きしめた。

「ルーナさん……っ愛しています」

 そう言って抽送を始めるマクシミリアンは、余裕がなさそうだった。
 いつもはツンと涼しい顔をしているくせに、とルーナは思う。

 (こんなマクシミリアンをみていいのは、私だけ)

 えも言われぬ幸福を感じながら、ルーナはマクシミリアンの熱に身を任せた。

 

 

 
 
 

 

 
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