1 / 52
prologue
しおりを挟む
「なァ、今さら他の男で満足できるわけ?」
乱暴に私を抱きながら、いつもの気だるさはどうしたのかその声に焦りを滲ませる貴方。
対する私は強すぎる快感に何か言おうにも、声は言葉になる前に悲鳴に近い喘ぎ声となって漏れるだけ。
「ひ、あっ、やめっ、」
「やめろだァ? 俺に犯されんのが気持ちいいくせによォ」
冷たく私を見下ろしながら、その黒い瞳はやはりどこか余裕がなくて。
逃げ場の無い快感から逃れようと身を捩る私の腰を押さえ、私の中を激しく抉る。
「やっ、あぁ⁉」
「俺でこんなに感じといて、俺から離れられんの?」
「あ、ずきせん、ぱ、やっあぁ、や……め、」
「千夜子が悪ぃんだろ?」
何度達したか分からない。朦朧とする意識の中、彼が私の中に吐き出した欲望の熱さだけを鮮明に感じていた。
──ねぇ先輩。どうして貴方がそんな顔をするの?
乱暴に私を抱きながら、いつもの気だるさはどうしたのかその声に焦りを滲ませる貴方。
対する私は強すぎる快感に何か言おうにも、声は言葉になる前に悲鳴に近い喘ぎ声となって漏れるだけ。
「ひ、あっ、やめっ、」
「やめろだァ? 俺に犯されんのが気持ちいいくせによォ」
冷たく私を見下ろしながら、その黒い瞳はやはりどこか余裕がなくて。
逃げ場の無い快感から逃れようと身を捩る私の腰を押さえ、私の中を激しく抉る。
「やっ、あぁ⁉」
「俺でこんなに感じといて、俺から離れられんの?」
「あ、ずきせん、ぱ、やっあぁ、や……め、」
「千夜子が悪ぃんだろ?」
何度達したか分からない。朦朧とする意識の中、彼が私の中に吐き出した欲望の熱さだけを鮮明に感じていた。
──ねぇ先輩。どうして貴方がそんな顔をするの?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
14
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる