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5話
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「それではこれからクラスマッチに向けた会議を始めます!」
「「「「はい」」」」
「まずは競技内容です何がいいでしょうか?」
「ちなみに昨年はなにを?」
「そっか2人は知らないのね、去年は途中で競技場の1つにクレーターが出来ちゃって中止になったの」
クレーターって何したらそんな事態に。
「えっと一桁の1人が本気を出したみたいで」
とりあえず一桁が規格外のやばい集団なのは分かった。
「じゃあ今年は本気でやっても被害が出ないような競技を考えないといけませんね」
「サラさんの言う通りです、みなさん今年は去年の中断のせいで各国から早くやれと圧力がすごいので3月には開催しますから、よろしくお願いします」
魔法学校の入学にはお金は要らない、魔法さえ使うことが出来るのなら無条件に入学が許される。
ではどうやって学校は費用を稼いでいるのか。
それは各国からの援助だ、この学校は人類ならどこの国の人間でも入る事が出来る、だがその対価としてそのすべての国家から援助を受けている。
クラスマッチなどの祭りごとは王族や貴族が多く来客するため盛り上げなければいけないのだが、去年は中止で今年は3月か、無謀ってフラグが立ってないか。心配だ。
その後、競技の案は少しずつ出たが単純に魔法を使ってのマラソンやらダンベル上げとかであまり盛り上がりそうにない。
唯一俺がいいと思ったのは鬼ごっこだクラス50人ずつが鬼と逃げる側に分かれてそれを交代で行い、より早く全員が捕まったクラスの負けというルールだ、魔法で空を飛んだり擬態したりすればかなり盛り上がりそうだ閃光魔法なんかも面白そうだ。
取り敢えず他の競技はまた後々考えていく予定になった。
ちなみに一桁は一番下のクラスに1人づつ入って行くみたいだ。
最近は図書館に行ける時間が少し減ったけど最初の2日で4分の1位の本は読み終わったので徐々に読んでいけば問題はないだろう。
それに一桁じゃないと読めない本があってすげえ読みたい。
この日はこれで解散した。
次の日
今日は週に一回の休みだが生徒会室に呼び出されている、やはりクラスマッチの2か月前だと忙しいな。
けどこんなのは気に入ってる。
委員会なんてやったこと無かったし、学校はほとんど引きこもってた記憶の方が多いからな。
祭りごとは準備が一番楽しいなんて迷信だと思ってたよ。
「それでは、昨日の続きを始めます」
今日決めるのは昨日に引き続いての競技内容と日程だ。
「競技について俺からいいですか?」
「アル君何かあるの?」
いつの間にか会長の俺に対しての呼び方が変わってるが気にしない、隣のサラが会長と俺を睨んでいるけど気にしない。絶対に気にしない。
俺が競技として提案したのはまずボーリング、と後はダーツとかアーチェリーみたいな的当て競技だ。
勿論魔法を使って行う訳だがこれなら被害があまり出ないだろう。
「私はアル君のアイデアに賛成なのだけど、皆はどう?」
俺の意見への反論は無かったのでこれに過去の競技を足す形で決定した。
残りは日程だがこれは会長が決めていたらしく反論は無かったので3月の20日で決定した。
この世界の年月は地球と同じなので解りやすい。
今日の話はこれで終わったので図書室に行くことにした。サラは最近俺と一緒に図書室に行っていたが今日は買い物をするらしい。
「やあ、アール君」
「ライト先輩、二日ぶりですね。今日は休日なのになぜ図書館に?」
「まあ君を探してかな、生徒会に入ったと聞いたし一桁はまだ僕と会長以外には会ってないかい?」
「え、生徒会長、って一桁なんですか!?」
生徒会長か確かに生徒会長だしな。一桁でも不思議はないか。
「知らなかったのかい?」
「はい」
「まあ会長はテストの内容によっては一桁になったりならなかったりだからね」
『解析終わりました。L並びに異能は所持していません』
今のは検出スキルが自動発動したのか?
流石ライト先輩だなこのスキルはどれかのステータスが1万ないと自動発動はしない。
先生が8千が最高って言ってたけどクリフ先輩は偽装系のLか異能を持っているか、前会った時よりもステータスが上がっているかどっちかだな。
Lは通常のスキルと所得の方法が違う。
通常のスキルとは出来るようになった事をスキルとしてステータスに書き込む物だ。
だがLは条件を満たした場合に能力を得るスキルのこと。
この世界においてLを持っているのは英雄や賢者、魔王とかだけだろう。
異能はこの世界には存在しない能力だが、この世界以外の世界へのアクセス、例えば召喚魔法に成功した者などがかなり低い確率だが所得したりする。
あとは異世界から転生やら転移をした者が稀に持っている。
まぁLと異能はこの世界では凄く希少と言う事だ。
「ライト先輩、この前会った時よりも強くなりましたか?」
「ん、なぜだ?だが僕が入っている研究室は強化魔法の研究室だ、先ほども僕の身体で魔力強化の実験をしてたんだ、学校に居たのはそれが理由だね」
なるほど、今は一時的にステータスが上がっているのか。
「いえ少し前会った時と雰囲気が違ったので」
ライト先輩は結局のところ俺と雑談しただけで直ぐに帰って行った。
まぁ研究室にかなり熱心に勧誘されたけど。
クラスマッチとは日本での運動会のようなものだ。
それでも規模が桁違いで開催日か決まった途端に各国の要人から自分も観戦に行くと書状が殺到した。
クラスマッチの原則として招待状が無ければ貴族でも観戦は出来ないらしい、でもそっちは学校側がどうにかするだろうから生徒会としては関係ないな。
そして入学してから4週間が経った。
テストの日だ。
このテストでクラスマッチで組む相手が変わる。
まあ余り意味のない自重はしない方針なので一桁狙いますけどね。
今回のテストの内容は実技試験、今の自分と近い順位の者と摸擬戦を行って勝った方の順位を上にするという物だ。
恐らくだがクラスマッチのためにクラスが大幅に変更にならないように計算されたテスト内容だと思う。
俺の相手は9位のノトス先輩だ。
一桁は規格外のやばい集団だし気を付けよ。
ちなみに俺と契約したゼランは契約したその日に「僕は寝るから必要になったら読んでね」とか言って俺の中に潜っている。
契約した事で出来るようになったことは霧の発生だ、魔法の適性とは使える魔法の属性の事で簡単に説明すると炎適性を持っていない者は火を起こすことは出来ない。
そしてこの世界の魔法適正に霧なんて物は無い。
水蒸気を発生させることは出来るがそれでも炎と水の複合魔法だ。まして霧にジャミング効果を付与するなど例え全属性適性が有ったとしても不可能だ。
つまりゼランと契約して出来るようになった事は普通ならありえない霧属性適性の所持ということだ。
闇属性は存在するが司るのは影であり霧はかなりの高等魔法だろう、ゼランは俺と契約した事によって俺に加護を与えた、内容は霧属性の所持。
加護とは高位の能力を保有する者が与える事のできる能力だ、つまりゼランはそれなりの高位な存在ってことだ。
勿論出て来てもらって霧属性を使って貰った方が威力は出るだろうが、少しなら俺でも使えるのがありがたい、加護ってホント便利だな。
「それではノトス君とアール君の摸擬戦を行います。ルールは相手に骨折以上のダメージを与えない事と魔法とスキルの発動は自由です、よろしいですか?」
「「はい」」
「開始!」
「「「「はい」」」」
「まずは競技内容です何がいいでしょうか?」
「ちなみに昨年はなにを?」
「そっか2人は知らないのね、去年は途中で競技場の1つにクレーターが出来ちゃって中止になったの」
クレーターって何したらそんな事態に。
「えっと一桁の1人が本気を出したみたいで」
とりあえず一桁が規格外のやばい集団なのは分かった。
「じゃあ今年は本気でやっても被害が出ないような競技を考えないといけませんね」
「サラさんの言う通りです、みなさん今年は去年の中断のせいで各国から早くやれと圧力がすごいので3月には開催しますから、よろしくお願いします」
魔法学校の入学にはお金は要らない、魔法さえ使うことが出来るのなら無条件に入学が許される。
ではどうやって学校は費用を稼いでいるのか。
それは各国からの援助だ、この学校は人類ならどこの国の人間でも入る事が出来る、だがその対価としてそのすべての国家から援助を受けている。
クラスマッチなどの祭りごとは王族や貴族が多く来客するため盛り上げなければいけないのだが、去年は中止で今年は3月か、無謀ってフラグが立ってないか。心配だ。
その後、競技の案は少しずつ出たが単純に魔法を使ってのマラソンやらダンベル上げとかであまり盛り上がりそうにない。
唯一俺がいいと思ったのは鬼ごっこだクラス50人ずつが鬼と逃げる側に分かれてそれを交代で行い、より早く全員が捕まったクラスの負けというルールだ、魔法で空を飛んだり擬態したりすればかなり盛り上がりそうだ閃光魔法なんかも面白そうだ。
取り敢えず他の競技はまた後々考えていく予定になった。
ちなみに一桁は一番下のクラスに1人づつ入って行くみたいだ。
最近は図書館に行ける時間が少し減ったけど最初の2日で4分の1位の本は読み終わったので徐々に読んでいけば問題はないだろう。
それに一桁じゃないと読めない本があってすげえ読みたい。
この日はこれで解散した。
次の日
今日は週に一回の休みだが生徒会室に呼び出されている、やはりクラスマッチの2か月前だと忙しいな。
けどこんなのは気に入ってる。
委員会なんてやったこと無かったし、学校はほとんど引きこもってた記憶の方が多いからな。
祭りごとは準備が一番楽しいなんて迷信だと思ってたよ。
「それでは、昨日の続きを始めます」
今日決めるのは昨日に引き続いての競技内容と日程だ。
「競技について俺からいいですか?」
「アル君何かあるの?」
いつの間にか会長の俺に対しての呼び方が変わってるが気にしない、隣のサラが会長と俺を睨んでいるけど気にしない。絶対に気にしない。
俺が競技として提案したのはまずボーリング、と後はダーツとかアーチェリーみたいな的当て競技だ。
勿論魔法を使って行う訳だがこれなら被害があまり出ないだろう。
「私はアル君のアイデアに賛成なのだけど、皆はどう?」
俺の意見への反論は無かったのでこれに過去の競技を足す形で決定した。
残りは日程だがこれは会長が決めていたらしく反論は無かったので3月の20日で決定した。
この世界の年月は地球と同じなので解りやすい。
今日の話はこれで終わったので図書室に行くことにした。サラは最近俺と一緒に図書室に行っていたが今日は買い物をするらしい。
「やあ、アール君」
「ライト先輩、二日ぶりですね。今日は休日なのになぜ図書館に?」
「まあ君を探してかな、生徒会に入ったと聞いたし一桁はまだ僕と会長以外には会ってないかい?」
「え、生徒会長、って一桁なんですか!?」
生徒会長か確かに生徒会長だしな。一桁でも不思議はないか。
「知らなかったのかい?」
「はい」
「まあ会長はテストの内容によっては一桁になったりならなかったりだからね」
『解析終わりました。L並びに異能は所持していません』
今のは検出スキルが自動発動したのか?
流石ライト先輩だなこのスキルはどれかのステータスが1万ないと自動発動はしない。
先生が8千が最高って言ってたけどクリフ先輩は偽装系のLか異能を持っているか、前会った時よりもステータスが上がっているかどっちかだな。
Lは通常のスキルと所得の方法が違う。
通常のスキルとは出来るようになった事をスキルとしてステータスに書き込む物だ。
だがLは条件を満たした場合に能力を得るスキルのこと。
この世界においてLを持っているのは英雄や賢者、魔王とかだけだろう。
異能はこの世界には存在しない能力だが、この世界以外の世界へのアクセス、例えば召喚魔法に成功した者などがかなり低い確率だが所得したりする。
あとは異世界から転生やら転移をした者が稀に持っている。
まぁLと異能はこの世界では凄く希少と言う事だ。
「ライト先輩、この前会った時よりも強くなりましたか?」
「ん、なぜだ?だが僕が入っている研究室は強化魔法の研究室だ、先ほども僕の身体で魔力強化の実験をしてたんだ、学校に居たのはそれが理由だね」
なるほど、今は一時的にステータスが上がっているのか。
「いえ少し前会った時と雰囲気が違ったので」
ライト先輩は結局のところ俺と雑談しただけで直ぐに帰って行った。
まぁ研究室にかなり熱心に勧誘されたけど。
クラスマッチとは日本での運動会のようなものだ。
それでも規模が桁違いで開催日か決まった途端に各国の要人から自分も観戦に行くと書状が殺到した。
クラスマッチの原則として招待状が無ければ貴族でも観戦は出来ないらしい、でもそっちは学校側がどうにかするだろうから生徒会としては関係ないな。
そして入学してから4週間が経った。
テストの日だ。
このテストでクラスマッチで組む相手が変わる。
まあ余り意味のない自重はしない方針なので一桁狙いますけどね。
今回のテストの内容は実技試験、今の自分と近い順位の者と摸擬戦を行って勝った方の順位を上にするという物だ。
恐らくだがクラスマッチのためにクラスが大幅に変更にならないように計算されたテスト内容だと思う。
俺の相手は9位のノトス先輩だ。
一桁は規格外のやばい集団だし気を付けよ。
ちなみに俺と契約したゼランは契約したその日に「僕は寝るから必要になったら読んでね」とか言って俺の中に潜っている。
契約した事で出来るようになったことは霧の発生だ、魔法の適性とは使える魔法の属性の事で簡単に説明すると炎適性を持っていない者は火を起こすことは出来ない。
そしてこの世界の魔法適正に霧なんて物は無い。
水蒸気を発生させることは出来るがそれでも炎と水の複合魔法だ。まして霧にジャミング効果を付与するなど例え全属性適性が有ったとしても不可能だ。
つまりゼランと契約して出来るようになった事は普通ならありえない霧属性適性の所持ということだ。
闇属性は存在するが司るのは影であり霧はかなりの高等魔法だろう、ゼランは俺と契約した事によって俺に加護を与えた、内容は霧属性の所持。
加護とは高位の能力を保有する者が与える事のできる能力だ、つまりゼランはそれなりの高位な存在ってことだ。
勿論出て来てもらって霧属性を使って貰った方が威力は出るだろうが、少しなら俺でも使えるのがありがたい、加護ってホント便利だな。
「それではノトス君とアール君の摸擬戦を行います。ルールは相手に骨折以上のダメージを与えない事と魔法とスキルの発動は自由です、よろしいですか?」
「「はい」」
「開始!」
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