9 / 31
9話
しおりを挟む
気が付くと知らない天井だった。
喋ることが出来ない、声が…出ない。
「ギャー」
いや少しは声出た。
俺がこの状況の確認をしようとしていると1人の女性から抱きかかえられた、凄い美人だ。
この女性が自分の母親だと何となく認識するのに時間は要らなかった、その隣には5歳位の少年と少女そして父親であろう人物がいた。恐らく少年少女は兄と姉なのだろう。
よく見ると部屋にはもう一人女性がいた、俺の現代知識と照らし合わせた結果は服装からしてメイドだと思う。
1歳になる頃には家族の名前とこの世界の通貨や国の名前などの情報が少しづつ入って来ていた。その過程で度々皆が目の前の透明な何かを凝視しているのを発見した。
直ぐに感づいた『ステータス』だ、一歳では喋ることは出来ないがステータスをイメージすることぐらいは出来るので直ぐに念じてみる事にした。
名前 アール・ロトス
Lv.1
魔力 3
腕力 2
脚力 2
耐力 3
適性 炎 水 風 土 雷
Lレジェンドスキル【絶対記憶】
異能力 【全言語所得】【能力の覚醒1】
加護 【地球神の加護】【女神の加護】
うーむステータスは出現したが、解らん。
これはよくあるタップして能力説明機能は無いのか?
ウィンドウはに触れようとするとすり抜ける、ダメみたいだ。
ならば念じれば、おりゃ。
『【能力の覚醒1】が発動しました。【能力の覚醒2】に変化しました。異能力【分析】を出現しました』
なんか出たってか説明でた。これは【分析】が出現した結果説明が見れるって事か?
Lv 成長度を数値化した物、上がるほどステータス値が上昇する。
魔力 魔法を使った時の威力がこの数値に依存する。
腕力 腕の力
脚力 脚の力
耐力 攻撃を受けた場合の抵抗力高いほど受けるダメージが少ない。
Lレジェンドスキル この世界では英雄級の者しかLレジェンドスキルは持っていない通常のスキルとは比較にならないほど強力な物しか存在しない。
異能力 異世界の能力
加護 絶対的強者のみが与える事が出来る物で加護によって能力は異なる。
えっとツッコみたいとこが多くないですか?
まずはLレジェンドスキルって英雄級の代物なのかよ!!って事でしょ異能力の説明雑すぎでしょ!加護ってのは何となく解るが。
【絶対記憶】か確かに一度覚えたことは忘れないしラノベでも1時間で読み終えることが出来るがこの世界に来る前から出来たと思うぞ。
まあ合って困るような物でもなさそうだしいいか。
次は異能力だな【全言語所得】は確かにこの世界に生まれた初日でも家族がどんな会話をしているか解ったからその事だろう。
【分析】はステータスの説明を見ることが出来たけど、この世界のステータスはHPやMPは無いんだな。
【分析】って名前からして鑑定とかと同じ効果なのかな?取り敢えずメイドに【分析】を使ってみよう。
名前 ルルナ
レベル 22
HP 487/487
MP 452/452
攻撃 421
防御 456
敏捷 427
魔力 466
適性 風 水
スキル 【メイド】
おい、さっきと表記の仕方が違うじゃねーか!。これが異世界の能力か?確かに俺が昔やってたゲームの表記にそっくりだ。
メイドさんルルナって名前だったのか。知らんかった。
恐らく異能力ってのはこの世界の枠に捕らわれない能力だと仮定するのが最適なんだと思う…しか無いか。
それとスキル【メイド】ってのはそのまんまなんだな。
まてよこの異能力で俺に【分析】を発動させれば俺のステータスもこの方法で見れるんじゃないか?
レベル 1
HP 4/4
MP 40/40
攻撃 2
防御 3
敏捷 2
魔力 3
適性 炎 水 風 土 雷
スキル 【絶対記憶】【全言語所得】【分析】【能力の覚醒2】
加護 【地球神の加護】【女神の加護】
Lレジェンドスキルと異能力が統合されるのか、HPやMPもちゃんと出ているって事は一応成功したみたいだ。
2歳になった、この世界の魔法を母が使っているのを目撃したため自分も出来るのではないかと行ってみる事にした。
結果的には失敗だった魔力という概念が理解できなかった。
だが転生してまだ間もない赤ん坊ならば前の感覚と今の感覚を比べることが出来るのではいないかと思った、魔力という概念がある世界では魔力が存在しなかった地球と感覚が違うのではないかと思ったのだ。
『【魔力察知】を習得しました』
なんかスキルが発現した事で空気中の魔力?を感じ取ることが出来るようになった。
ここからは早かった魔法を発動すための体内魔力を感じることが出来るからだ、この体内魔法を魔法に変換するプロセスは意味が解らないが母が唱えていた詠唱?を真似することで規模は母には全く及ばないが小さい水球を作る事に成功した。
まあベットの上が大洪水になったけど。
俺は詠唱が魔力を魔法に変換するプロセスではないかと考えた。
母が唱えていた魔法の詠唱はこうだ「我が水スイの魔力を持って授からん『ウォーターボール』」
そしてこれを日本語的に分割するならこうなる訳だ
我が/水の/魔力を/持って/授からん/ウォーターボール。
うむこれを解析してプロセスを割り出すと『我が』ってのは『自分』のこと、『水の』ってのは恐らく『適性』の事だろうか、『魔力を』はそのまま『魔力を』、『持って』は『使って』、『授からん』は『最終プロセス』っぽいな『ウォーターボールは魔法名ってところだな、現代語訳すると。
『自分水適性の魔力を使って発動』って感じだろうな、これを利用すればオリジナルの魔法も生み出せるんじゃないだろうか?
そうと決まれば実験だ詠唱に必要なのは誰の魔力を使うかとどの適性を使うかと発動って事を伝えるためのワードだ。
誰のって事は自分以外の魔力で使えるのかとも思ったがどうやら自分の権限内の魔力しか指定できないようだ。所有物の魔石などがこれにあたる。
「オギャギャアギャアーー(我が風フウの魔力を持って授からん『ウィンド』)」
ビュルン
出ました空気の刃。
成功だ、だがまだ意味のある効果は持っていないただのそよ風と等しい。どうやら言葉は関係ないみたいだ意味のある言葉ならどんな言葉でも魔法の詠唱として認識されれば魔法は発動する。
だがこの感覚は、無詠唱で行けそうだ。
ビュルン
『【無詠唱】習得しました』
出ました無詠唱、案外スキルって簡単に習得できるのか?いやルルナさんは【メイド】しか持っていなかった。
って事は赤ちゃんだから?とかかな?
まあそれは成長してみないと解らないし、おいおいだな。
それよりもオリジナル魔法の方が今は真剣に考えないといけないな。
えっと自分を指す言葉に使う適正と発動の宣言かあとは魔法名かこれはオリジナルだな。
「ギャア、ギャギャ、キャーー『キャシタ』(俺の炎水エンスイの魔力を使い霧の発生『ミスト』)」
自分から周囲50㎝ほどに霧が発生する。
『【魔法構築】を習得しました』
お、これもスキルとして習得できるのか。
てかこの霧どうしよう、消えるかな?これも詠唱か?
「ギャウ(消えろ)」
消えた。
それにこの魔法も無詠唱で発動できそうだ。
ミスト…
やっぱり成功だ。消えろ…うん消すのにも無詠唱で問題ない。
眠たっ!!
俺は意識が遠のく直前で【分析】を自分に発動して残りMPを確認することに成功した。
MP 2/40
マジかよたった四発のほぼ無意味な魔法でこんなに…
喋ることが出来ない、声が…出ない。
「ギャー」
いや少しは声出た。
俺がこの状況の確認をしようとしていると1人の女性から抱きかかえられた、凄い美人だ。
この女性が自分の母親だと何となく認識するのに時間は要らなかった、その隣には5歳位の少年と少女そして父親であろう人物がいた。恐らく少年少女は兄と姉なのだろう。
よく見ると部屋にはもう一人女性がいた、俺の現代知識と照らし合わせた結果は服装からしてメイドだと思う。
1歳になる頃には家族の名前とこの世界の通貨や国の名前などの情報が少しづつ入って来ていた。その過程で度々皆が目の前の透明な何かを凝視しているのを発見した。
直ぐに感づいた『ステータス』だ、一歳では喋ることは出来ないがステータスをイメージすることぐらいは出来るので直ぐに念じてみる事にした。
名前 アール・ロトス
Lv.1
魔力 3
腕力 2
脚力 2
耐力 3
適性 炎 水 風 土 雷
Lレジェンドスキル【絶対記憶】
異能力 【全言語所得】【能力の覚醒1】
加護 【地球神の加護】【女神の加護】
うーむステータスは出現したが、解らん。
これはよくあるタップして能力説明機能は無いのか?
ウィンドウはに触れようとするとすり抜ける、ダメみたいだ。
ならば念じれば、おりゃ。
『【能力の覚醒1】が発動しました。【能力の覚醒2】に変化しました。異能力【分析】を出現しました』
なんか出たってか説明でた。これは【分析】が出現した結果説明が見れるって事か?
Lv 成長度を数値化した物、上がるほどステータス値が上昇する。
魔力 魔法を使った時の威力がこの数値に依存する。
腕力 腕の力
脚力 脚の力
耐力 攻撃を受けた場合の抵抗力高いほど受けるダメージが少ない。
Lレジェンドスキル この世界では英雄級の者しかLレジェンドスキルは持っていない通常のスキルとは比較にならないほど強力な物しか存在しない。
異能力 異世界の能力
加護 絶対的強者のみが与える事が出来る物で加護によって能力は異なる。
えっとツッコみたいとこが多くないですか?
まずはLレジェンドスキルって英雄級の代物なのかよ!!って事でしょ異能力の説明雑すぎでしょ!加護ってのは何となく解るが。
【絶対記憶】か確かに一度覚えたことは忘れないしラノベでも1時間で読み終えることが出来るがこの世界に来る前から出来たと思うぞ。
まあ合って困るような物でもなさそうだしいいか。
次は異能力だな【全言語所得】は確かにこの世界に生まれた初日でも家族がどんな会話をしているか解ったからその事だろう。
【分析】はステータスの説明を見ることが出来たけど、この世界のステータスはHPやMPは無いんだな。
【分析】って名前からして鑑定とかと同じ効果なのかな?取り敢えずメイドに【分析】を使ってみよう。
名前 ルルナ
レベル 22
HP 487/487
MP 452/452
攻撃 421
防御 456
敏捷 427
魔力 466
適性 風 水
スキル 【メイド】
おい、さっきと表記の仕方が違うじゃねーか!。これが異世界の能力か?確かに俺が昔やってたゲームの表記にそっくりだ。
メイドさんルルナって名前だったのか。知らんかった。
恐らく異能力ってのはこの世界の枠に捕らわれない能力だと仮定するのが最適なんだと思う…しか無いか。
それとスキル【メイド】ってのはそのまんまなんだな。
まてよこの異能力で俺に【分析】を発動させれば俺のステータスもこの方法で見れるんじゃないか?
レベル 1
HP 4/4
MP 40/40
攻撃 2
防御 3
敏捷 2
魔力 3
適性 炎 水 風 土 雷
スキル 【絶対記憶】【全言語所得】【分析】【能力の覚醒2】
加護 【地球神の加護】【女神の加護】
Lレジェンドスキルと異能力が統合されるのか、HPやMPもちゃんと出ているって事は一応成功したみたいだ。
2歳になった、この世界の魔法を母が使っているのを目撃したため自分も出来るのではないかと行ってみる事にした。
結果的には失敗だった魔力という概念が理解できなかった。
だが転生してまだ間もない赤ん坊ならば前の感覚と今の感覚を比べることが出来るのではいないかと思った、魔力という概念がある世界では魔力が存在しなかった地球と感覚が違うのではないかと思ったのだ。
『【魔力察知】を習得しました』
なんかスキルが発現した事で空気中の魔力?を感じ取ることが出来るようになった。
ここからは早かった魔法を発動すための体内魔力を感じることが出来るからだ、この体内魔法を魔法に変換するプロセスは意味が解らないが母が唱えていた詠唱?を真似することで規模は母には全く及ばないが小さい水球を作る事に成功した。
まあベットの上が大洪水になったけど。
俺は詠唱が魔力を魔法に変換するプロセスではないかと考えた。
母が唱えていた魔法の詠唱はこうだ「我が水スイの魔力を持って授からん『ウォーターボール』」
そしてこれを日本語的に分割するならこうなる訳だ
我が/水の/魔力を/持って/授からん/ウォーターボール。
うむこれを解析してプロセスを割り出すと『我が』ってのは『自分』のこと、『水の』ってのは恐らく『適性』の事だろうか、『魔力を』はそのまま『魔力を』、『持って』は『使って』、『授からん』は『最終プロセス』っぽいな『ウォーターボールは魔法名ってところだな、現代語訳すると。
『自分水適性の魔力を使って発動』って感じだろうな、これを利用すればオリジナルの魔法も生み出せるんじゃないだろうか?
そうと決まれば実験だ詠唱に必要なのは誰の魔力を使うかとどの適性を使うかと発動って事を伝えるためのワードだ。
誰のって事は自分以外の魔力で使えるのかとも思ったがどうやら自分の権限内の魔力しか指定できないようだ。所有物の魔石などがこれにあたる。
「オギャギャアギャアーー(我が風フウの魔力を持って授からん『ウィンド』)」
ビュルン
出ました空気の刃。
成功だ、だがまだ意味のある効果は持っていないただのそよ風と等しい。どうやら言葉は関係ないみたいだ意味のある言葉ならどんな言葉でも魔法の詠唱として認識されれば魔法は発動する。
だがこの感覚は、無詠唱で行けそうだ。
ビュルン
『【無詠唱】習得しました』
出ました無詠唱、案外スキルって簡単に習得できるのか?いやルルナさんは【メイド】しか持っていなかった。
って事は赤ちゃんだから?とかかな?
まあそれは成長してみないと解らないし、おいおいだな。
それよりもオリジナル魔法の方が今は真剣に考えないといけないな。
えっと自分を指す言葉に使う適正と発動の宣言かあとは魔法名かこれはオリジナルだな。
「ギャア、ギャギャ、キャーー『キャシタ』(俺の炎水エンスイの魔力を使い霧の発生『ミスト』)」
自分から周囲50㎝ほどに霧が発生する。
『【魔法構築】を習得しました』
お、これもスキルとして習得できるのか。
てかこの霧どうしよう、消えるかな?これも詠唱か?
「ギャウ(消えろ)」
消えた。
それにこの魔法も無詠唱で発動できそうだ。
ミスト…
やっぱり成功だ。消えろ…うん消すのにも無詠唱で問題ない。
眠たっ!!
俺は意識が遠のく直前で【分析】を自分に発動して残りMPを確認することに成功した。
MP 2/40
マジかよたった四発のほぼ無意味な魔法でこんなに…
0
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる