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燃えて、なくなれ【4】
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「この森はね、3年前に火事で森の大半が燃え尽きてしまったんだけど、木を植えたり、植物学者にアドバイスをもらいながら、今はこの通り。順調に回復している途中なんだ」
「この森も、そうだったの…」
「この森もってことは、リィナが住んでいた森も火事に?」
「ええ」
彼は私を客人として自分の屋敷に連れ帰った。
それから、私と彼はたくさん、たくさん話をした。お互いのこと、森のこと、、、。
カルロスとの会話は楽しい。私の知らないことを、彼は沢山知っていて、それを自慢するでもなく、知識のない私でもわかるように噛み砕いて教えてくれる。そして、ユーモアのセンスもあり、何度私は彼の冗談に笑ったことだろう。その度に、私の心は軽くなり、同時に彼への想いは日に日に強くなっていった。
ある日、彼に聞いてみた。
「どうして、そこまで森に親身になってくれるの?」と。
彼は少し悲しそうに笑みを作った。
「…贖罪なんだ」
「え…?」
「あの森には、昔、女の子が住んでいたんだ。けれど…」
カルロスはそこで言葉を切る。何かに耐えているかのようだ。
彼が、言葉の続きを話すまで待つ。
数秒、間があった後、彼は再び話しはじめた。
「私の父が彼女の居場所を奪ってしまった。殺してしまったようなものなんだ」
彼は私の反応は確認せず、せきをきったように話を続ける。
「父はここらへん一帯の領主だった。そして、かつて人喰いの森と呼ばれたあの森を邪魔に思い、森を焼き払って新たな街を作ろうと計画した。私は父に反対したが、その努力も虚しく計画はすぐに実行された。
森はすっかり変わり果てた姿になってしまった。
私はその姿を見て、森の秘密を知ったんだ」
「秘密?それは一体…」
「森は女の子を守っていたんだ」
「どうしてわかるの…?」
「焼け残った木の根っこの奥に、女の子の服が何着か埋まっていたのを発見した。他にも、木でできた食器や櫛など、も埋まっていたんだ。
女の子の死体は見つかってはいないが、彼女が生きているのかはわからない。それでも、私は、燃やされる前の森に戻して、彼女に返してあげたいと思っているんだ」
それが、あなたの原動力…。
彼の中にいる女の子にちょっぴり嫉妬してしまいそうになる。
ただ、その女の子と自分が重なるような気がして、さらに聞いてみた。
「その女の子のものは、まだ残っているの?」
「この森も、そうだったの…」
「この森もってことは、リィナが住んでいた森も火事に?」
「ええ」
彼は私を客人として自分の屋敷に連れ帰った。
それから、私と彼はたくさん、たくさん話をした。お互いのこと、森のこと、、、。
カルロスとの会話は楽しい。私の知らないことを、彼は沢山知っていて、それを自慢するでもなく、知識のない私でもわかるように噛み砕いて教えてくれる。そして、ユーモアのセンスもあり、何度私は彼の冗談に笑ったことだろう。その度に、私の心は軽くなり、同時に彼への想いは日に日に強くなっていった。
ある日、彼に聞いてみた。
「どうして、そこまで森に親身になってくれるの?」と。
彼は少し悲しそうに笑みを作った。
「…贖罪なんだ」
「え…?」
「あの森には、昔、女の子が住んでいたんだ。けれど…」
カルロスはそこで言葉を切る。何かに耐えているかのようだ。
彼が、言葉の続きを話すまで待つ。
数秒、間があった後、彼は再び話しはじめた。
「私の父が彼女の居場所を奪ってしまった。殺してしまったようなものなんだ」
彼は私の反応は確認せず、せきをきったように話を続ける。
「父はここらへん一帯の領主だった。そして、かつて人喰いの森と呼ばれたあの森を邪魔に思い、森を焼き払って新たな街を作ろうと計画した。私は父に反対したが、その努力も虚しく計画はすぐに実行された。
森はすっかり変わり果てた姿になってしまった。
私はその姿を見て、森の秘密を知ったんだ」
「秘密?それは一体…」
「森は女の子を守っていたんだ」
「どうしてわかるの…?」
「焼け残った木の根っこの奥に、女の子の服が何着か埋まっていたのを発見した。他にも、木でできた食器や櫛など、も埋まっていたんだ。
女の子の死体は見つかってはいないが、彼女が生きているのかはわからない。それでも、私は、燃やされる前の森に戻して、彼女に返してあげたいと思っているんだ」
それが、あなたの原動力…。
彼の中にいる女の子にちょっぴり嫉妬してしまいそうになる。
ただ、その女の子と自分が重なるような気がして、さらに聞いてみた。
「その女の子のものは、まだ残っているの?」
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