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16 プロポーズされた(かっこいい…)
しおりを挟むどうやら兄上はアンナが好きだったらしい。えっ、初耳!俺の好きな人はアンナじゃないよ?って言ったら再起動してウンウンと頷いたあと、「エル兄が好きでチューまでした」って言ったらスイーツ用のフォークでエル兄を刺そうとした。こっわ!兄上もこっわ!!アンナ!やっちゃえとか言って拳を振り上げないで!!
んで、俺が一方的にプロポーズなしで外堀埋めようとしてたのに気付いて「それは駄目だろう?」とちっちゃい子に言うみたいに叱られた。良いじゃん。エル兄嬉しそうなのにー!
兄上はこめかみをモミモミしながらエル兄に言った。
「仕方ない……お前で我慢するか…」
「なんだその嫌そうな顔は。俺は一途だし尽くすタイプだ。良い旦那になると思うぞ」
「えっ。エル兄がお嫁さんじゃないの?」
「えっ…」
「えっ……」
「えっ………」
……………。
ま…まあ、それは置いといて。
「丁度いい。今から役所行って婚姻届出してこい。領主権限で最優先の判を押してやる」
「えっ!!??」
待って!待って!?キャッキャッウフフの婚約期間は!?
「クリス、お前に婚約の話が来ている」
はあ!?
どこからだ!?そんな物好き……
「第一王子ダスティン殿下だ。第一王子妃候補だと…」
「………?だれ?それ?」
「ああ~…ほら、この間来てた、あの金髪の方…」
「ああ!あのいきなり怒鳴ってくる人!?やだよ、導火線短い人、怖いもん!俺の理想はゼフ爺ちゃんなの!すっ…好きなのは…たぶん…エル兄だけど…………それに……」
あの…………護衛の、ひと……が……
ゾゾゾゾ…と悪寒が頭の天辺まで這い上がった。……怖い。強姦魔怖い。多分前の俺が誘ったんだろうけど、それでも騎士(予定)なら拒否れよチンコに脳みそついてんのかよ!?
精一杯悪態ついてみるけど体の震えが止まらない。寒いのに汗が背中を伝う。息が…胸が、苦しい……。
「クリス」
エル兄がぎゅっと手を握ってくれた。……あったかい。
「俺と結婚してれば、いくら王家でも離婚して差し出せなんてことは言い出さないだろう。……言い出さない…と思う。言わなかったら良いな……うん」
やめてエル兄!最後はめっちゃフラグだから!!
確かに言いにくいだろう。言わないって保証はないけど。
卒業パーティーで自分の婚約者に冤罪吹っ掛けて盛大に自爆した元王太子が、今度は学園一のビッチ(男)を、それも既婚者を無理矢理別れさせてモノにしたとか……あ、これ、俺の話じゃなかったら齧り付きで読んでるゴシップだね。
「愛してる。もうずっとお前だけを見ていた。結婚してくれ、クリス」
騎士みたいにエル兄が俺の前に跪いて手を取った。騎士だけど。ウワアアアアアア何やってもキマるイケメンずっりいいいい……!
「……よ…よろしくお願いします…」
わあ。プロポーズだよ!プロポーズ!すっげえ恥ずかし嬉しい…!!エル兄の蕩ける笑顔が眩しいいいいいいい!
……でもさ、エル兄?ずっと見てた…って………ショタコン?まさかねー?ハハッ?(某ネズミ風に)
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