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ルーカス・フェリエーラと断罪劇(ファルス) 6
しおりを挟む酷い。思った以上に酷い。ごめん、ロゼマリア!俺が悠長にあの子爵家で潜伏して、呑気に戦場で死体漁りして暮らしてる時にそんな辛い思いを…!
「それにわたくし、もうルドルフ殿下の婚約者ではありません」
「「………は?」」
「わたくしの婚約者は、このトビアス・ホールズワース伯爵令息です」
「は…はあぁ!?」
「ええっ!?なによそれ!?どこのモブよ!!」
mob……トビアスよ、NPC扱いか!やめてもう!俺の腹筋は崩壊寸前!!
「ロゼマリア!貴様、フェリエーラだけでは飽き足らず、そんな男と浮気を…っ」
「ちょっとお!計画が台無しじゃない!!あんたにはこの男引き取ってもらわないと困るのよ!!」
「ブハッ!!」
「「!!!」」
噴いた。だってね、無理だろもう。
糞どもが弾かれたように、壁の花…いや、草になっていた俺を見た。
「いやもう……おかしくておかしくて…くくっ…!」
なんなんのこいつら。酷い喜劇だ。いや、喜劇としては酷くないのか。お約束すぎて腹が痛い…!
「フェリエーラ!貴様か!!貴様の仕業かっ!?」
「……あー、そう、とも言えますし…くっ…!ふくくっ…」
ゆっくりと、ロゼマリアの方に歩き出す。何故だかみんな道を開けてくれる。あ、そうか。みんな見たいんだな、この喜劇の結末を。
「ルーカス、笑いすぎ!」
「いやいや、ごめんね?あまりにお粗末で…」
ぷぅ!と頬を膨らませて拗ねるロゼマリア可愛い。淑女としてはしてはならない仕草だろうけど、ほら、みんな頬を染めてこっち見てるし良いよね?
はーっと息を吐き出す。さて、まじめにやらないとな。
「じゃあ答え合わせしようか、糞王太子に糞売女」
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