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終幕(フィナーレ) 6
しおりを挟むフーッ、フーッ、と荒く息を吐くロゼマリア。言いたいことは言い切ったのかな?
「うむ、わかった。ロゼマリア、其方に死なれては困る。其方とルドルフの復縁は、我が女神ヴァハにかけて無効としよう」
「なっ…!?ち、父上!?」
「ルドルフ」
「……っ!」
キン…と空気が張り詰める。いつも思うんだけど、陛下のこれって《威圧》に似てるけどなんだろうね?
「お前に王族としての資質は微塵も感じられぬ。王族としての思考、立ち居振る舞い、そして他者への思いやり」
「な…なぜ、どうして、ですか…?わた、わた…わたし、は……私ほど、王にふさわしいものはおりません…」
「王は、王族は時に非常な決断をし、人々に尊崇され敬仰される行いをせねばならぬ。王族は手本であり、指導者であり、頂点である。……お前はどうだ?」
「私は王子です!私はなにも間違っていません!!」
「では問おう。お前の婚約者がお前より上の地位……そうだな、何処かの国の女王だったとする。婚約者がお前に暴力を振るう。手柄は全て横取り、執務を押しつけ、愛人と放蕩三昧。周囲から孤立させ、態と醜い装いをさせる。挙げ句の果てには罪を被せて罪人にしようとした。そのものは王座に相応しいか?お前は耐えれるのか?」
「そんな者は王座どころか人としても間違っています…!私に相応しくない女です!」
「そうであろう」
「………え…?」
あーあーあー。ほんっと頭悪かったんだなあ、コイツ…。
「ルドルフ・イシュケ・レーヴァンシュタイン。お前を廃太子とし、レーヴァンシュタイン王家から放逐する。ただのルドルフとして生きてゆくがよい」
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