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ギータにいちゃんとの再会
しおりを挟む「…ユキ!!」
「ギータにいちゃん!!」
5年ぶりの再会に俺はギータにいちゃんに抱きつ………けなかった。力自慢のギータにいちゃんを指一本で止めちゃう千早って何者!?あ、魔王様か。
「ユキ!!なんだこの男!?」
「魔王様です」
「はあ!?」
「そんで俺の旦那です」
「はあああああ!!!???」
ギータにいちゃんは村の村長みたいな人で、村が壊滅してからは反竜王国地下組織?みたいなとこにいたらしい。千早がメソメソ泣く俺のためにコンタクト取っててくれたんだって。くっ!スパダリかよ!?好き!
ギータにいちゃん、魔王軍から「お前に大事な子供は預かっている」的な伝言を受けてめっちゃ警戒してたらしいよ。うん、俺でもそんな事言われたら警戒しまくるよ。誘拐犯かな?で、リアクション持ってたのに何にも反応がないもんで、お母さんを攫った後でもう一回「お前の大事なシンカンサマは預かっている」って伝言したらすっ飛んできた……と。あのさあ。千早が主犯で実行部隊は紅葉さんなんだろうけど、もうちょっと言葉を選ぼうよ?
「だ、だ、だんな…!?」
「うん、新婚だよ~?」
あんぐりと口を開けるギータにいちゃんと、ちょっと照れてる千早。今日も俺の旦那が可愛い。チューしたい。
監禁暴行されてる時に知り合ったって言ったらすっごい眉間に皺が寄ってた。あれ?言い方間違った?
「……おや?……えーと………えー……………村長さん?お久しぶりです」
お母さんが連れてこられてギータにいちゃんとご対面。お母さん、ギータにいちゃんの名前忘れちゃったらしい。そもそも知ってるかどうかもあやしい。お母さんの信者のギータにいちゃん、魂の抜けた目で遠くを見てる。……うん、強く生きてね?
「は!神官様そのお髪は……ま、まさか!?」
「え…?ああ、これ?これですね、閉じ込められてる間にこう…ザクザク~っと…」
「ザク…ザク!!??」
「手足もガッツリやられましたが、まあこの通り。ユキが治してくれましたから」
「がっつり…!?」
「へーか?に食べさせたら《狂乱》が治ったとか何とかで、髪の後は指先から寸刻みで削られましたけど……まあユキも僕も生きてますしね?」
「……………あんの糞伯父がああああああああ!!!」
えっ?くそおじ???
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