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急成長(物理)と千早の猛攻
しおりを挟む「なんじゃこりゃあああああああああああああ!!??」
鏡の中の人も俺を指差しながら叫んだ。
ま…ま……まさか!?
手を振ってみたり変顔してみたりした。……同じだ。うっそおおおおおお!?
「ち…ちはやあ……(めそめそ)」
「……急成長だナ、ユキ」
やっぱりいいいいいい!?
なんでか俺、急成長しちゃいました……。ええええええええええええ!!??
鏡の中の俺は、お母さんがちょっと……いやだいぶ若くなったくらい。生っ白い肌とひょろっとした体。顔は………うーん…あんまり変わってないかな?むっ…むうぅ!夢の中のお父さんみたいにムッキムキにはならなかったかあ…!(超残念!!!)
「千早、千早、ちょっとここ来て」
鏡に映った俺と千早の身長は、千早が頭半分くらい高い。くそう。もっと大きくなあれっ!
「あー…でもせっかく服もらったのにもう着れない?お直しできる?」
「紫苑からもらった服は天神蚕の糸デ仕立ててあるから、魔力を流せばサイズ調整ができるぞ」
「えっ、ほんと?やったあ!高そうな服だったからどうしようって思ってた~」
ねっ?って千早を見ると、蕩けるみたいな笑顔でちゅーされた。
「……キスもしやすイ」
「………うん…」
ぎゅーって抱きしめられて、いっぱいキスをされる。長くて、口を食べられてるみたいに深い。……昨日のキスと違う…。
「……ん……………ふ……………ん、ん…!む!むんんんー!……ぷはあ!!」
くっ…くるしい!!
「ふひっ…はっ、はぁ……ち…千早………これって、いつ…息するの!?」
「普通に鼻でしろ」
「えええ!?鼻息が千早に当たっちゃう!」
「…ククッ…そりゃまあ……当たルだろうなあ…」
ぎゅうぎゅうに抱きしめられる。なんだか千早、超ごきげんなんだけど!?
「体が大きくなッてもユキはユキだな…」
「?」
うん?俺だよ?
「もう遠慮しネぇ、覚悟しとけ」
ええええええええええええええええ!?
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