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最終話
しおりを挟む俺がアンアン言わされてるうちに。『街』と竜王国が終わっちゃったらしい。
『街』のほうは、内通者曰く、街ぐるみで竜王国に協力しちゃったらしく、千早直々に一人ずつ首を刎ねたらしい。千早が一人ずつ処理していくから時間がかかって、それはもうすんごい裏切りとか罪の擦り合いがあったそうな。
女性や子供まで漏れなくやっちゃったらしいけど、もう狂ってしまった俺は「どうせ終末には全部なくなっちゃうんだし…」と諦めた。どんどん道徳とかなくなってるけど、……いいよね?だって千早とおそろいだもん。
竜王国も同様に。みんな死んだ。こっちは羅刹さん率いる部隊が3日で国を落とした。お母さんが大規模な逆結界を張って、一人も逃さなかったらしい。唯一残ったのは、俺が監禁されてた時の騎士さん。何故か羅刹さんが引き取って、いつのまにか恋人になってた。羅刹さん、お母さんの時といい、めちゃくちゃ惚れっぽいよね?幸せそうだから良いけどさあ。
紅葉さんとお母さんは……うん、息子の俺が微妙な顔するほど微妙な関係だ。たまにエッチなことしてるっぽいけど、そんなにイチャイチャじゃない。『《聖龍》が帰ってくるまで』っていうお約束らしいけどさあ……絶対修羅場だよねー?俺知ーらないっ!
俺のお腹の子供はすぐに産まれた。
お母さんは俺を卵で産んだらしいのに、俺の子供は何故か、ある日突然お義父さんが「元気な息子だぞぉ~?」とか言って連れてきた。えええ~!?子供産むのってヒッヒッフー!とかしないの!?俺全然産みの苦しみとかなかったんだけどぉ!?……うん、可愛いから許す!それからも千早とエッチしまくって、男の子も女の子もいっぱい産まれた。みんな可愛い!
それからいっぱいいっぱい季節が流れて。
千早の兄弟の、最後の一人が伴侶を迎えた。
神様の『駒』の勇者や聖女はすごく強くなってて。
俺はごめんなさい、って思いながら、拓哉だったモノとか竜王サマだったグチャグチャを盾に使う。その隙間を縫って、子供や孫や、眷属のみんな、村のみんなの子孫たちが戦う。
ああ…千早も楽しそうだ。
俺はワンコに守られて、たまにくる怪我したみんなを治癒する。
千早と生きていこう。だって千早がいないと、俺はもう生きていけないし。千早が大好きだし。俺ってほら……千早の嫁だし?
転生したら最弱の村人で、拉致監禁暴行のフルコンボからの略奪婚(物理)されました。
**********************************************
次の魔王は食欲魔王ヒナタこと『暴食のベルゼブブ』です(*´ω`*)
次回も『書けるときに書きまくって更新』のスタイルです。職業上ごめんなさい(´;ω;`)
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かすってはいたか
お疲れさまです
完結お疲れさまでした!
今回のお話もとても面白かったです!魔王の中で千早が一番好きかも。
とゆーかユキとのコンビって最強(最恐?)ですよね?壊れる→治す(直す?)で無限ループだし。千早やりたい放題(笑)
それにしても今回は勇者が最後まで残ってるとは!ついでに竜王も。残骸だけど(笑)ストーカーはしぶとかった。
次のお話も楽しみにしています!確か嫁がメシマズの人でしたっけ?
最終話、お疲れ様でした。そして楽しい時間をありがとうございました。
……と言いますか毎回、尊敬します。お仕事ハードなのにこれだけ更新出来るなんて……! い、いや自身の頑張りが足りないからなのは分かっていますが、それを除いてもすごいです♪
次回のお話も楽しみにしています。