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王都編
紹介しよう!うちの犬と猫だ!
しおりを挟む死者と重傷者が運ばれていき、軽傷の護衛騎士はそのまま現場検証をすることになった。黒装束の死体をそのままにしてたのは現場検証のためかぁ。
俺とティグレは巡回騎士の詰め所に送ってもらうことになった。顔は水魔法で洗ったが、俺の服は血塗れだ。「これを…」と差し出されたゴワゴワの布は拒否した。すまん、めちゃくちゃ臭かったんだ…。そして乗せてくれるといった馬の体に蠢くノミ発見。嫌だ。絶対嫌だ!刺される!!見ただけで痒いんだぞ!?
困ったなぁ…と眉を下げる巡回騎士のオッサン。大変すまない。だがこればっかりは譲れん。
「……うちの犬を呼んでみます」
「…………はぁ???」
犬なら清潔だし、俺とティグレが乗っても大丈夫だろう。そしてうちの猫は転移魔法が使える。「いつでも呼んでニャン」と言ってくれたから、ダメ元でお願いしてみようと思う。タマから貰った腕輪に呼びかける。
「おーい、タマぁ?ごめん、今ちょっといいか?ポチ連れてきてくれ」
『はいニャ!』
元気のいい声が聞こえて、すぐにポチに乗ったタマが現れた。腰を抜かしたり、悲鳴をあげて逃げ惑う騎士ども。おいおい、大袈裟だなあ。たかが大犬と猫又じゃねえか。
「ごしゅじーんっ♡」
にゃーん、とタマが甘えた声で飛び込んでくる。
「寂しかった!寂しかったミャアアア!オイラのこと忘れてなかったニャ?」
「ばっかだなあ、忘れてねえから呼んだんだよ」
「ですよニャー?」
ゴロゴロ、スリスリ。今日もタマは甘えん坊だ。キュンキュンと甘えてポチも参戦。ワシワシと首を撫でてやる。わはは、苦しゅうない、近こう寄れ。
「うちのポチとタマです。少し大きかったり喋ったりしますが、(多分)無害です」
「下賤な人間ども、よろしくしなくていいニャン♡」
「ガァウ!」
タマの可愛いツンデレ挨拶と、ポチのかっこいいイケメン挨拶に、ティグレが頭を抱えた。えっ?なんで???
「ヒィッ!!フェ…フェ……フェンリル!?それにケットシー!!??」
「? 猫又と大犬ですよ?知りません?犬は山犬だと稀に大きく育つし、猫は20年生きると人語を喋るし魔法も使えるようになるんです」
「「「「「そんなわけあるかあッッッ」」」」」
………あれ?全否定?おかしいな?プレンダーガストではみんな納得してくれたのになぁ?
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