【完結】リオ・プレンダーガストはラスボスである

とうや

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学園編

女性向けって言うほど内容が破廉恥すぎる

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状況をしっかり確認するために王妃様を質問攻めにしたが、王妃様が指先まで真っ赤になったので断念。陛下から冊子を渡された。

ティグレも関係することなので、王都屋敷に帰ってからティグレと一緒に『めいくらぶじぇしか~イケメン達とイケナイことしてたら世界を救っちゃいました⭐︎~』とかいう女性向け恋愛ゲームの内容を確認する。

………おかしい。これって女性向けだよな?前世で俺が読んだ、所謂『ライトノベル』とレベルが違う…!俺は今まで男の方が性欲が強いと思っていた。女性を侍らせるのは男の浪漫だと思っていた。男ばかりがギラギラと生殖本能を漲らせ、女性はそんな性欲などに惑わされず、淑やかに、だが凛として立っているものとばかり思っていた。

違う!女性も男を侍らせたいと思っていたのか……!!


「……リオ、これはまだリオが読んじゃいけないものじゃ……」


あまりの破廉恥さにティグレもドン引き。だが安心しろ。リオ少年の中身はオッサンだ。


「そ…それに……なんかリオが…リオが、その………」


……そう。ラスボスになったリオ少年は、主人公ヒロインたちが性交によって生み出す聖なる供物を神に捧げることを悉く妨害しにくる。他人ひとを操り、部下ひとを使い、金やコネを駆使し、ときには体を張って妨害する。つまり、原作のリオ少年は……なんというか、娼婦顔負けの床上手だ。


「安心しろティグレ。と言質は取っている」


すでにミッションは『原作崩壊』という最悪の段階まできている。なんせ黒幕がいない。こんな失敗ミス、偽神戯なら処理みなごろしのために第七特殊部隊が投入されていてもおかしくない歪みだ。もはやここまできて問題がないとなると、俺やティグレが登場人物プレーヤーたちと性交渉する必要性がない。手順が一つでも狂うとマジギレした偽神より遥かに容易イージー。だが……


「……うーん…」

「リオ?何か問題が…?」

「あー……いや、んー…んんんー」


だが向こうからこちらに接触してくる可能性は大いにある。『原作補正』や『強制力』と呼ばれる現象だ。冷静になると「無理だろう!」と言うレベルで現実や概念を捻じ曲げてくる可能性だってある。そうなると童貞処女のティグレ青年やリオ少年はパクリとやられてしまう……かもしれない。俺はともかく、多分ティグレは食われる。確実に。それは業腹だ。誰だって初物は一生の思い出だろう。


「うーん……ティグレ?お前、将来を誓った相手とかは?」

「はぁ???え…なに、いきなり…」

「恋人とか?」

「いっ……いない、よ!」

「ふーむ、そっか、そっかぁ………んー、じゃあさ、とりあえず婚約しとくか?」

「えっ……え?ええ?だ、誰と?誰が?!」




「え?誰って……そりゃ、俺とお前だよ」





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