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「なんかね…来ちゃった……」
しおりを挟む起きたらアオイさんがなんだか困ったような顔をして床に座ってた。ベッドに寝てる俺とバッチリ目が合ってしまった。
「おはよう、ウサギくん…」
「お……おはようございます…」
寝起きの美人半端ねえ!!
「ごめんね、ウサギくん……なんかね…来ちゃった……」
「……は?」
何が???
「僕の兄弟…」
「ああ…」
家持ってきてくれるって言ったアオイさんの兄弟の人か。さすが魔王。空間転移とか空間収納とか使えるんだろうな。
「ごめんね…みんな来ちゃったんだ…!」
「……はい!?」
どういうこと!?
飛び起きて天幕から出ると、なんか居た。人がいっぱい…。
「やあやあやあ、君が女帝の孫だか曾孫だかのラナーくんだね?いやあラナーも1体くらいコレクションしたかったんだよねぇ?」
丈の短い礼服のようなものを着た、黒縁眼鏡の男が気安く手を上げた。
「ほぉ~?めっちゃイケメンじゃね?アオイが選ぶんだからもっと可愛らしいのイメージしてたよ」
「わぁお、あーちゃんはこういうのが良かったんだね!」
「クッソ!マジかよ、クッソ!滅びろリア獣!!ああ~もう!どっか居ねえ!?おれに干渉しなくて触らなくて話しかけなくて笑ってるだけの飯が美味くて宝石みたいに綺麗な嫁!!」
「アオイの嫁!コカトリス!コカトリス食わせて!!」
「美形だねぇ。これなら上でも下でも楽しめそうだね♡」
「お前コカトリスの首を一瞬で斬り落としたって?いいねえ!ちょっと遊ぼうぜ!」
黒髪5人、白髪1人の、やたらとキラキラした青年たち。
どういうことですか、アオイさん!!??
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