【7人の魔王2】してもない婚約を破棄された聖女の兄なのだが、なんだかんだで魔王の嫁になっていた。

とうや

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【勇者視点】おわりのとき

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脱兎の勢いでハルフォードから逃げ出した。

なんなんだよ、アレは!!??

桁が違う。神々の加護!?そんなものなんの意味もない。象が蟻を踏み潰すようなもんだ。未だぼんやりしている魔導士の腕を掴んでギルド本部まで急ぐ。


世界中の高位冒険者を集めなくては。


アレは ーーー 世界の敵だ。

生かしておけば災厄を振り撒くだろう。


温和?友好的?違う、あの魔王はんだ。俺たちなんか。世界なんか。神々さえも。


「リアム…ああ……リアム…なんて可愛い………リアム…」

「ぐふっ…ぐふふふふ……たまりませんなあ…!尊すぎでしょ!!……土下座したら移住させてくれるかなあ…」


魔導士と女暗殺者がおかしい。魔王の怒気に当てられたのかもしれない。


「至急ギルマスに会いたい。すぐにだ」


受付にそう告げた時。





不気味な地響きが地の底から響き始めた。


















**********************************************

次話で津波などの表現がありますのでご注意下さい。自己責任でお読みください。




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