絶死の森で絶滅寸前の人外お姉さんと自由な異世界繁殖生活 転移後は自分のために生きるよ~【R18版】

萩原繁殖

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ep236 勇姿

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 バゼロの猛攻に緊張が極まるその時、
 戦場の一隅に、ひときわ異質な気配が滑り込んできた。

 すう、と風が抜ける。

 それはまるで風そのもののような静けさだった。
 次の瞬間、ゼフと眼帯男の間に、ひとりの男が割って入る。

 その動きはまるで剣豪の舞踏。踏み音すら聞こえなかった。

 「……団長……!」

 ゼフが目を見張る。
 現れた男――バステンは、しなやかに腰を落とし、
 まるで試合前の武人のように静かに構えた。

 両の手には、ふた振りの剣。

 一本は重厚な鉄の直剣。もう一本はしなやかな刃を持つ湾刀。
 いずれも手入れの行き届いた、戦場を知る者の剣だった。

 眼帯男が小さく目を細めた。

「ほう……貴様が、その小僧の師匠か?」

 バステンは口元をわずかに歪め、苦笑する。

「そんなところだ。弟子がずいぶんと世話になったようだな」

 ゼフの方へと一瞬視線を送ると、
 手本を示すように二刀を構え直す。

(だ、団長。俺のことを弟子って……)

 普段は鬼のように厳しいバステンの、不意な一言にゼフの心は熱くなる。

 左手の剣は前へ突き出すように。
 右手の剣は頭の後ろに担ぐように持ち上げる。
 それはゼフも幾度となく見てきた、師の戦いの構えだった。

「俺の二刀流は、弟子のように甘くはないぞ」

「ほほう。名のある剣士と見た」

 言葉と同時に、地を掴む足の指先が、軽く沈む。

 眼帯男の目が細くなる。

「では、見せてみろ。貴様の……二刀流を」

 ふたりの剣士の気配が、戦場に異質な静寂をもたらす。


ーーー


「絶望に、手を止めてはいけませんよ」

 張り詰めた空気の中、ナリャの耳に届いたその声は、まるで霧を切り裂く風のようだった。

 気がつけばすぐそばにルーナが立っていた。

 その顔には一片の焦りも浮かんでいない。
 瞳は冷静で、静かに燃えるような鋭さを湛えていた。

「ル、ルーナ……さん?」

 震える声で名を呼ぶと、ルーナは無言のままナリャの手元に視線を落とし、
 弓を、すっと奪うように借り取った。

「貸してください」

 慣れた手つきで弦を確かめると、矢を三本、指の間に挟んだまま一息でつがえる。
 そして、ためらいなく三連射。

「────ッ!」

 凛と張りつめた音とともに、矢は放たれた。
 狙いは、バゼロ。

 風を裂いた三本の矢は、一発が肩、一発が太腿、そしてもう一発が腹部に刺さった。

 その巨躯が大きくたじろぐ。

「す、すごい……! 弓、使えたんですか……?」

 本職のナリャよりも圧倒的に上手い。

 呆然とつぶやくナリャに、ルーナは視線を向けることもなく淡々と答えた。

「こんなもの手慰みですよ。必要だから、覚えたまでです」

 そして矢筒を返すよりも早く、ルーナは疾走を始めた。

 狙いはただひとつ。

 バゼロ。

 その背中に、鋭い気配が放たれていた。

「っがァ!? いっでぇええっ!! くそがっ! 誰だァ!」

 腹部に突き刺さった矢を抜き捨て、バゼロが獣じみた咆哮をあげる。
 目を血走らせ、怒りに燃えた視線を四方に走らせた瞬間、彼の視界に、一人の女戦士が歩み出た。

「ふ、副団長」

 その姿は、まるで戦場に差し込んだ月光のように静謐だった。

 彼女はすっと、パウロたちの間に割って入る。二人が思わず目を見開く。

「あ、あいつは危険だ。いくら副団長でも」

 ルーナは淡く眉をひそめたままため息を吐き、パウロの手から小盾を借り取った。

「見ていられませんね。貸しなさい」

「な……!?」

 バゼロが目を剥く。ルーナの細身に、小さな盾。相手を見誤っているようだ。

「あぁん? なんだテメェ、獣顔の雌獣人かよ。そんなちっせえ盾で、俺の剣を受けられると思ってんのかァ?」

 嘲笑し唾を吐き捨てるバゼロの後ろで、意識を取り戻したマグとドガルが呻くように声を漏らす。

「む、無茶だ……!」  
「お、俺たちでも……防げなかったのに……っ」

 しかし、ルーナはふたりの声に顔色ひとつ変えない。

 手にした小盾を構え、静かに告げた。

「……どうやら、訓練がまだ足りなかったようですね」

 その声音には、静かな怒りと、確固たる矜持があった。

「身体の大きさが、筋肉の重さが、防御の本質ではありません。
 かかってきなさい──理性なき獣よ」

 それは堂々たる宣言だった。
 彼女の足元の地面すら、一瞬ぴんと張り詰めたように感じられる。
 盾越しから、鬣犬の小さく獰猛な瞳が輝いた。

「……やってみろォォォォッ!!!」

 バゼロの巨体が、暴力の奔流となる。


 一方、バステンと眼帯の男。
 眼帯男が静かに足をずらし、呼吸を整える。
 空気が張りつめる。二人の間に、剣士同士の研ぎ澄まされた間合いが成立しようとしていた。

「くくく……このジリジリした間合いたまらんなぁ?」

 眼帯男はその瞳を狂気的に輝かせながら笑う。

「このいつ弾けるともしれん、緊張感。生死の狭間にこそ、生きる意味はある……お前もそう思うだろう?」

 親しげに話しかけてくる眼帯男を無視するバステン。

「……ふっ。俺の圧力に話すこともできないか。無理もあるまい。すぐにあの世へ送ってやろう。そうすれば貴様も」

 だが、その刹那。

「──ふっ!」

 バステンが右手の長剣を投げつけた。

「なっ……!?」

 想定外の一手に、眼帯男の目が大きく見開かれる。
 疾風のように唸りを上げて回転する剣。
 破れかぶれの投擲ではない。
 殺意と計算が宿った、必殺の投擲だった。

「くっ──!」

 眼帯男はとっさに刀でその剣を弾く。
 だがその瞬間、視界の隅に、一陣の影が走る。

「……!」

 バステンが、もう目前にいた。

 一息で詰めていた。投擲の一瞬で。
 眼帯男が体勢を立て直すより早く、
 剣を弾いた姿勢のまま、バステンの肩がその胸を突き上げる。

「がっ──」

 体が浮き、後ろにのけぞる眼帯男。
 刃を構える暇すらないまま、地面に背を打ちつけられる。

「こ、このっ……卑怯者が……っ」

 呻きながら吐き出す罵声。

「こ、このようなやり方……剣士の、それではない……っ。貴様、先ほど構えた時は剣士の顔だったのに……」

 その顔に、バステンは鼻で笑った。

「馬鹿め、卑怯者が卑怯者の顔するかよ」

 グググ……
 バステンは力を込め、短剣を眼帯男の心臓にゆっくりとめり込ませていく。

「……がはっ、よ、よもや、このような卑怯者だったとは……!」

「卑怯で結構。剣豪ごっこは──あの世でやりな」

 ズブッ……!

 左手の短剣が、迷いなく心臓を貫いた。

「がっ……」

 眼帯男の目から光が消える。
 剣の道を追求するあまり、盗賊に身を落とした男はここでその生涯を閉じた。



 ガンッ! ギィン! ゴウッ!

「す、すげぇ……」

 マグとドガルは、ルーナの盾さばきに見とれたように動かない。

 バゼロの振るう鉄塊剣が、狂ったように唸りをあげる。
 振り下ろし、薙ぎ払い、突き上げ──重さと筋力を一点に集めた暴風の連打だ。

 しかし、そのすべてを。

 「……っ」

 ルーナは、手のひらほどの小盾ひとつで、ことごとく受け流していた。

 彼女は一歩も動かず、むしろ迎え撃つように片足を軸に据え、
 前腕の僅かな角度と捌きだけで、バゼロの一撃を「無駄打ち」へと変えていく。

 盾に当たるたびに火花が飛び、風圧が土を巻き上げた。
 だが、ルーナの表情は微塵も揺れない。目元さえ静かだ。

「っがァァァァァ!!」

 バゼロが狂ったように吠える。

 だが、斬撃は次第に大振りになり、リズムが崩れていく。
 彼の怒りが冷静さを溶かし、力任せの重さに変わっていくのを──ルーナは見逃さなかった。

「なぜだ、なぜ当たらねぇ……っ!」

 バゼロは肩で荒く息を吐き、汗と血を滝のように噴き出していた。
 腕も腹も足も、無数の斬撃痕で刻まれている。
 鉄塊のようなその身体が、いまや泥をまとった肉塊のように重く、鈍く、ぐらついていた。

「くっそ……おぉぉぉ……っ!」

 膝を折りそうになるのを、咆哮で支える。

「貴方に、無駄な動きが多すぎるからです」

 対するルーナは、静かだった。
 乱れた息もなければ、汗の一滴も流していない。
 涼やかな瞳で、ただ獣を見下ろすように、バゼロを正面から捉えていた。

 その時。

 ドサリ。

 重たい音が響く。

 バゼロの足元に、血まみれの何かが転がった。
 それは──

「よお、こっちは終わったぜ」

 眼帯男の生首だった。

 その無惨な顔を、バゼロは見下ろした瞬間、目を剥き出しにして叫んだ。

「る、ルーサン……ッぢッぐしょぉぉっ!!!」

 怒り狂う咆哮。

 バゼロは握りしめた鉄塊剣を大上段に構え、再び突進する。
 まるで鉄の暴風。
 獣の怒りと力任せの殺意をそのまま形にしたような、破壊的な連撃。

 しかし。

「無駄です」

 ルーナは一歩も退かず、
 最小限の足運びと、肩の捻り、肘の返しだけで、その鉄塊を受け流していく。

 空を切る重い風圧。
 叩きつけられる土煙。
 だが、ルーナは一度たりとも軌道を乱さない。

 それはまるで、
 暴れる猪を舞う燕が導くような、静かな殺意の流儀。

「大人しく、降参しなさい」

 ルーナの声音は変わらない。
 それは命の有無を問う場面に似つかわしくないほど、冷静で、澄みきっていた。

「するかよぉっ!」

 バゼロは怒声を上げて斬りかかる。
 だがその動きは、もはや獣の咆哮というより、瀕死の猪の突撃だった。

 そして、

「ッぎぃ、ぃあああぁっ!!」

 斬る。
 切る。
 裂く。

 ルーナの刃が連続して彼を刻む。

 剣先が肉を裂き、血が飛沫のように弧を描く。
 肩、腕、腹、脚……すでにまともに動く部位は残されていない。

「おれは……もう、二度と……っ」

 それでも、バゼロは倒れなかった。
 片膝をつきながら、よろめきながら、なおも剣を握る。

「二度と他人に跪かねえ……っ! 奴隷には……ならねえええっ!!」

 その叫びと同時に、ルーナの剣が彼の喉元に深く、滑り込んだ。

「……かふッ……」

 喉を貫かれたバゼロは、呆けたようにルーナを見上げた。

「……盗賊風情が、誇りなど抱くな」

 その目に映っていたのは──怒りでも、恐怖でもない。

 ただ、悔しさ。

 ぐらり、と彼の巨躯が揺れ、
 そのままルーナの足元に跪くように、崩れ落ちた。

 頭を垂れ、血を吐きながら、彼は震えた声で呟いた。

「俺は……俺は……じ、じゆう、に……」

 ザシュッ!

 断ち切る音。
 鋭く、鋭く、そして無慈悲な剣閃。

 ルーナが一言も発さず振り下ろしたその一撃は。
 バゼロの首を、その胴から断ち切った。

 生暖かい鮮血が、泉のように吹き上がり、
 彼の頭部はゴロリと転がり、眼を見開いたまま地面に落ちた。

 残された肉体は、膝をついた姿勢のまま、しばし動かず、
 やがてぐしゃり、と音を立てて倒れ伏す。

「……奴隷であったのなら、虐げられることの苦しみを、貴方は知っていたはずでしょうに」

 ルーナは男の服で血を拭う。

 どん底から這い上がり、誇りと自由を取り戻した男が、再びそれを手にすることはもう無い。


---


「ふーむ、こいつ盗賊のくせに良い刀を持っているな」

 バステンはルーサンと呼ばれた眼帯男の武器を手に持ちしげしげと眺める。

 その様子を後ろから見ていたゼフがポツリと呟いた。

「だ、団長。さ、さっきに、二刀を使うって……」

「ああ、ちゃんと引っかかったてくれたな」

 こともなげに言うバステンにショックを受けたゼフは言葉がすぐに出てこない。

「弟子とか師匠とか言って、それっぽい雰囲気出しておいたからちゃんとハマってくれたよ」

「……あの眼帯野郎、クソ野郎だけど剣士として向かってきてたのに。それを」

「ゼフ、お前はどうも剣士に憧れるきらいがあるな」

 バステンはゼフに向き直り、ゆっくりと近づいてくる。

 その静かな迫力に彼は動けない。

「確かに剣士はいいよな。カッコよくてモテるし、華々しい。華麗な剣技と誇りで周囲を魅了する。そういう生き方もいいだろう」

 バステンは少し空を見上げ遠い目をする。その後、まっすぐゼフを見つめる。

「……だが剣士は死んだぞ。そして卑怯者が生き残った」

 その変えようのない事実に、ゼフは困惑し手を握りしめる。

「……俺は」

「なあ、ゼフ。お前が死んだらナリャやセリンはどうなる? 蹂躙されて地獄を味合う彼女たちに、『剣士の誇りを守るためだったんだ、仕方ない』とあの世で詫びるのか?」

「……っ」

 ゼフの中で何かが一つ大きく揺らいだ。

 しばしの沈黙の後、彼はふとバステンに尋ねる。

「……なんで二刀流を勧めてくれたんだ?」

「お前くらいの小僧が二刀流なんてやってたら、まず相手はバカにして舐めてかかるからだ。舐めた相手を突き崩すのは簡単だからな」

 身も蓋もない理由にゼフは乾いた笑い声をあげる。

「ははっ、なるほど……じゃあ俺には二刀流の才能はないのか……」

 そう独りごちるとバステンは首を振る。

「そんなことはないさ。お前には天性の体幹がある。いずれ使いこなせるようになるさ。そのためにもあいつ眼帯男に指摘されたように、まずは左手の筋肉を徹底的につけたほうがいいな」

「……! わ、わかった! 団長……帰ったら訓練、お願いします」

「おう、もちろんだ。ビシバシいくからな。覚悟しろよ」

「はい!」

 現実を知り、挫折と失望を知ったゼフの目に明るい色が灯っている。めらめらと、やる気に満ちあふれている。

(やはり一回の敗北は百の訓練に勝るな)

 バステンはゼフに見えないように笑い、後始末をするために指示を出していく。




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