絶死の森で絶滅寸前の人外お姉さんと自由な異世界繁殖生活 転移後は自分のために生きるよ~【R18版】

萩原繁殖

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商業ギルドからの依頼

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 ロイさんは一度深く頭を下げてから、顔を上げた。

「……実は、もうひとつ、お願いというか、無理を重々承知の上でご相談がありまして……」

 言いにくそうに眉を寄せ、僕の目を見据える。

「フレイムベアを、できれば丸ごと……捕獲していただくことは、可能でしょうか?」

 え!! 無傷で丸ごとフレイムベアを!?

「出来らぁ!」

「そ、即答とは……なんと剛毅な……っ」

 む、いかんいかん。つい勢いで答えてしまった。

「んん、失礼。捕獲って死体ってことだよね?」

 さすがに生きたままってのは難易度が跳ね上がりそうだ。それに納入したあとに、街が焼け野原になってしまったら意味がない。

「それはもちろん! 生きたままのフレイムベアを街に入れたら国家反逆罪で一族郎党処刑されます!」

 うん、そりゃそうだよね。念の為、確認ね。

「完璧に無傷、傷一つ無くっていうのは保証しかねるけどいいかな?」

「は、はい……! できる限りで結構です! 無理を承知の上でのご相談です。実は他国の、ある高貴なお方から──強いご要望がございまして」

「……高貴なお方、ねえ」

 うーん、きな臭いなあ。きな臭ゴブリンだよ。あんまりお偉方に都合よくパシられるのは面倒なんだよな。

「その御方がソルレオン王国を通じて当ギルドに依頼を寄せられました。この案件を受けて結果を出せれば、ギルドとしても、我が国としても、大きく評価されます。何卒……!」

 ロイさんめちゃくちゃ必死な様子だ。ていうかこんな重要そうな案件、ロイさんに任せるとかギルマスはなにやってんた? あ、コスポの根回しか……すみません。本来ならアルフィン辺りがやる案件だったのかもね。ごめんね。

 ……仕方ない、やるか。報酬は期待できそうだしね。

「見返りは?」

「金銭的報酬はそれはもう十分に──それと……ソルレオン王国に“恩”を売れます。王国からの便宜、貴殿の活動への各種支援や免除措置など……将来、さまざまな形で返ってくると確信しております!」

「確信、だけ?」

 口約束だけで後になって『そんなの知りましぇーん』じゃ、流石に仏のタネズもフレイムベアになっちゃうよ。

「も、もちろん全て書面で明記した上でタネズ様に通達いたします!」

 うん、そうしてくれるなら安心か。そもそも商業ギルドが間に入ってるしね。そこまでひどいことにはならんだろう。

「僕から一つだけ条件を足したいんだけどいいかな?」

「……はい、もちろんでございます。お聞きします」

 ゴクリと喉を鳴らす若手のホープ。後ろのおっとり職員ちゃんもハラハラした様子で見守っている。

「今回は商業ギルドと僕の仲、ということで依頼は受けるよ。でも、あんまり上の人達に良いように使われるのは面倒だから、こういうのはたまに、にしてほしいんだ」

「た、たまにというと、どのくらいの頻度でしょうか?」

 そこまで考えてはいなかったな。

「うーん……一年に一回くらい?」

「それは……っ! あ、いや、失礼いたしました。タネズ様、誠に申し訳ありません。何卒、何卒、もう少し頻度を増やしては頂けないでしょうか?」

「ええー……」

 ちょっと面倒になってきたぞ。こっちにも都合があるんだよなあ。商業ギルドの事務っ娘たちといちゃいちゃできるなら考えるけど。……冗談です。すべては人外お姉様たちのおかげなので、調子に乗らないようにしないと。

「必ずしもご依頼を受けて頂かなくても構いません! ただ、話を聞いてくださるだけでもいいのです。そうして頂けると、当ギルドとしても『先方に打診したが断られてしまった』という建前ができますので」

 おおう、ぶっちゃけたね。でも正直そう言ってくれるたほうが分かりやすくて助かる。

「じゃあ、年三回まで商業ギルドからの依頼を『聞く』よ。受けるかどうか別ね。断ったとしても変なペナルティ付け足さないでね。今回のお願いは含めなくていいよ」

「あ、ありがとうございます! ありがとうございます! 感謝申し上げます!」

 怒涛の勢いでぺこぺこしている。この様子じゃあ胃に負担かかってたのかもなあ。

(……ロイさんには悪いけど商業ギルドには、もう少しプレッシャーを感じてもらおうかな)

 向こうはでっかい組織と国。それに対して僕は個人。こちらの武威は念入りに示しておく必要がある。まあ僕の武威なんて取るに足らないものだから、僕越しに亜人お姉様たちのヤバさを感じてもらおう。

「で、何体?」

「な、なんたい、とは?」

 彼は意味がわからないといった顔で、僕の言葉を反芻する。

「丸ごとフレイムベア、何体必要なの?」

 その瞬間、ロイさんの目が見開かれた。まるで思考の回路が一斉に停止したかのように、彼の表情から一切の言葉が抜け落ちる。『……嘘だろこいつ』という言葉が顔に浮かび上がってるかのようだ。

 動揺が身体の奥から湧き上がったのか、ロイかんの喉がごくりと鳴った。

「……っ、にっ……にっ」

 彼は口をパクパクさせて言葉を発しようとするが、うまくいかないようだ。

 数秒間の静寂ののち、彼は慌てて背筋を正す。
 心の動揺を押し隠しながら、震える声で言葉を繋いだ。

「……に、二頭っ……いえ、いえ、できれば……その……三頭……など……」

「やれるだけやってみるよ。報酬、期待してるよ。条件、ちゃんと覚えておいてね」

「は、はいっ! はいっ! 誠心誠意、最大限の対価をご用意いたしますッ!」

 ロイさんはとうとうその場で土下座してしまった。後ろのおっとり職員ちゃんも『ひ、ひええぇっ』とか言って一緒に土下座している。その瞬間にちょっとパンチラした。お……レースがふんだんに使われたピンクのおパンツだ……エロいな……。

 
 その後、平身低頭するロイさんに連れられて専用の解体場まで来た。しっかり血と脂の匂いがするけど、そこまで不快感はない。ちゃんと掃除してるんだろうな。
 ただし、他には誰もいない。
 どうやらさっきのキリッと職員ちゃんを蹴り出した時、すでに僕のためだけに予約しておいてくれたらしい。ありがたいな。ロイさん、きっとデートプラン考えるのもうまいんだろうなあ。

「ところで……タネズ様。その、ダイオークやダークエイプの素材はどこに?」

「あれ、アーサーさんから聞いてない? 僕の鞄は魔法の鞄なんだよね」

「いえ、存じ上げません……なるほど! 魔法の鞄を使って、素材を置いてあるところから、数回往復するということでしょうか?」

 得心がいったように手を打つロイさん。

「いやいや、そんな面倒なことはしないよ」

「えっ……それはどういう」

 ロイさんが最後まで言い終わる前に、僕は鞄の中身をひっくり返した。

 ──ズドォン……! 

 重々しい音が響いた。地面が揺れる。
 続けざまに、同様の音が次々と。

 ──ドガァン! ズシャァ! ズズ……ゴウン!

 魔法の鞄の口から吐き出されるのは、見たこともない量の獣の死体。
 ダイオーク。体高二メートル超、全身を覆う分厚い黒毛。
 その巨大な肉塊が、次から次へと――まるで滝のように流れ出していく。

 ──ドグン……ズシャッ! ゴゴゴゴゴッ!!

 その後も止まることなく、二頭、三頭、五頭、十頭……凶悪な肉の奔流が床を埋め尽くしていく。

「う、うわあああぁひぁっ!?」

 ロイさんが叫んでその場にへたり込む。

「タネズ様っ! タネズ様っ! おやめください!」

 ドン、ドン、ドン。次々に倒れる死体の衝撃で、部屋全体が軋んでいる。

 ロイさんはその場で膝をついた。腰が抜けたのだ。

「ひゃ……百頭って、聞いてはいました……でも……これは、話が……ッ、いっぺんになんて……っ、規模がッ!」

「まあ、いっぺんに出した方が速いからね~」

 僕がのんびりした口調で言うと、ロイは小刻みに頷きながら立ち上がろうとするも、膝が震えて再び崩れ落ちた。

 「す、すぐに、処理班……を──っ!」

 彼の声が裏返った。

「え、ちょ──」

 僕は白い線に囲われたスペースに、残りの素材を一気にぶちまけた。

 ──ズドォォン!! バシュウゥゥ!! グォン、グシャ、ゴゴゴッ!!

 黒煙のような霊気を纏った禍々しい四肢が転がり出る。
 それは、人間に似た腕を持ちながらも目が五つある異形の魔猿──ダークエイプの死骸だった。

 続けて、漆黒の羽を広げた魔力の濁流を纏う巨鳥──マスキュラスの骸が滑り出す。

(なんか懐かしいな。こいつらには苦戦させられたなあ)

 床がたわんだ。天井の装飾がわずかに揺れ、ランプがカチリと音を立てて傾いた。

 「────あ、ああああっ!?!?」

 ロイさんは地鳴りのような揺れに耐えきれず、ついにその場に尻もちをついた。
 額に浮かぶ汗は滴となり、震える両手で頭を抱える。

「……ふぅ、こんなもんかな?」

 解体場いっぱいに吐き出されたダイオーク、マスキュラス、ダークエイプの死骸。うえっ、これだけ集まると流石に匂うな。 

「じゃあ、ロイさん。あとは頼んだよ」

「……は、はい……」

 呆然とするロイさんを置いて商業ギルドを後にした。なんか鞄が心なしか軽くなった気がするなあ。

ーー

 商業ギルドでの用事を済ませた帰り道、僕は足を冒険者ギルドへと向けた。

(シャールちゃんに……シルビアのこと話さないと)

 もちろん彼女は仕事中だろうし、話をするのは仕事が終わってからだけどね。

 白壁の立派なギルド建物。扉をくぐると、相変わらずの喧噪が出迎える。
 訓練帰りの冒険者たち、受注を検討する者たち、床で寝ている酔っ払いまでいて、いつものデイライトのギルドって感じだ。

「こんにちは。受付嬢のシャールさんはいらっしゃいますか?」

 カウンターの若い男職員に話しかけると少し驚いた顔をした。

「あ、あなたはタネズ様……でらっしゃいますか?」

 どういう対応? 僕なんかしたかな。

「はい、タネズです。それでシャールさんはいらっしゃいますかね?」

「失礼いたしました。彼女は本日、特別対応で……席を外しております」

「特別対応?」

 なんじゃそら。受付嬢ってそんなのもやるのか?

「えっと、研修とかじゃなく?」

「……申し訳ございません。私からこの件について話す権限がございません…」

 どゆこと??? 

 職員さんは顔を俯かせて、それ以上話してくれなかった。

(うーん……秘密の研修とか、訓練とかかな?)

 少し残念だったけど、頷いて礼を言った。

 そのときだった。
 カウンターの億、こっちを向いて薄ら笑いを浮かべている女が目に入った。

 目元の濃すぎるアイラインに、艶やかすぎる真紅の口紅。
 巻き髪をこれでもかと盛り上げたケバい受付嬢。名前は知らないけど、確かシャールちゃんを小突いていた奴だ。

「ふふ……」

 彼女は小さくつぶやいたあと、こちらをチラチラ見ながら、わざとらしく鼻で笑った。

 別に不細工というわけじゃない。肌はきれいだし、体のラインも整っている。ていうか十分にきれいな範疇だ。こっちに来る前の僕なら土下座してお願いするレベル。

(でも、なんか嫌な感じなんだよなあ)

 瞳の奥の嫌な輝き。じっとりと、人を見下すかのような笑み。

 性根の濁りが、そのまま外見に滲み出てしまっている感じだ。
 喋らずとも不快感が首筋を這うように伝わってくる。
 美醜の問題じゃない。こういう人間が、いちばんタチが悪い。

 ……とりあえず、今は深入りしないでおこう。

「ありがとう。また出直すよ」

 僕は軽く頭を下げて、ギルドを後にした。

ーー

 冒険者ギルドを後にした僕は、ロイさんから依頼されたフレイムベア捕獲の件をぼんやりと考えていた。

(なるべく早く済ませたほうがいいよな、こういうのは。あと回しにすると絶対忘れるし……)

 最近はやること多すぎて正直常に何かを後回しにしがちだ。だから新たに発生したタスクは早いうちに処理しておきたい。

 絶死の森は広大で、フレイムベアも無数にいる。そのどれもが小国を滅ぼすに足るクソ強害獣なんだけど、亜人のお姉様方が適度に間引いているのか、大挙して人里に降りてくることはない。

(プテュエラやベステルタに頼めばワンパンなんだけど)

 問題は「傷をつけずに捕獲」っていう無茶苦茶な条件だ。

 傷をつけずに無力かするのを、あの二人が得意としているようには思えない。

 となるとやっぱりシュレアかな。
 彼女の賢樹魔法ならそういう搦手に向いてそうだし。

(これがうまく行けば報酬はたくさんもらえそうだからね。そしたらコスポ製造にも投資できるし、ジオス教のためにもなるし、亜人たちに恩返しもできる)

 僕を認めてくれた亜人たちには絶対に、幸せになってもらいたい。そのためにはなんでもしなきゃいけない。

(……と、その前に)

 拠点にいるシュレアのためにお土産でも買っていこう。
 彼女は普段極寒嫌視線で無愛想だけど、意外と世話好きだし、植物関係には目がないからね。

 まずは野菜や果物の種をいくつか。
 珍しそうなものを適当に、たくさん選んでおく。

 あとはなんか面白そうなもの……シガー類も買い足しておくか。

 あ、そうだ。植物図鑑とか、いいかもしれないな。

 僕はふらっと街角の小さな書店に入った。古びた外観とは裏腹に、意外と品揃えはいい。

 植物コーナーを探していると、

「……グフッ、グフフ……いいぞぉ、善き官能であるぞぉ……!」

 ひときわ異様な気配が、視界の隅を揺らがせた。

(なに……?)

 書棚の陰にそびえる、僕よりも遥かに大きい異様な巨体。
 醜悪な顔をした大男が、赤面しながらエロ雑誌をむさぼり読む姿がそこにあった。

(うわ……ヤバい。絶対関わっちゃいけないタイプのやつだ。ていうか、エロ雑誌とかあったんだね。知らなかった)

 なんとか気配を殺して距離をとりつつ、植物図鑑の棚にたどり着いた僕は、数冊を手に取った。

『地下で育てる! 暗所向け栽培ガイド』
『実用! 薬草の毒見帳』
『ゼロから始める植物生活!』

……などを吟味しつつ、

(ん?)

 ふと視線の端に、一冊の奇書が飛び込んできた。

『濡れるは神の子宮《マトリクス》 ~教会地下の繁殖調書~』

(タイトルの癖がすごい……)

 内容は……がっつりとしたエロ本だった。つまり官能小説だ。

(ちょっと読んでみるか……)

 何の気なしにページをめくっていく。

 それは無意識のうちに加速し……。

 ──気づけば、僕は夢中になっていた。

ーー

「すみませーん、これ全部ください!」

 僕は図鑑三冊と『マトリクス』を片手にレジへと駆け寄った。

 すると──
 背後から重く、ぬるりとした声が僕を呼び止めた。

「……ほぅ。それを手に取るとは、なかなか見る目があるな、そこの小僧」

(えっ)

 さっきのエロ雑誌醜男──が、いつの間にか僕の背後に立っていた。

 そして、その巨体からは想像できないほど繊細な指つきで、僕の買った本をチラリと覗く。

「神を知る者だけが、その書の本質に触れられるのだ……グフフ……貴様には見る目があるぞぉ……」

 や、やばい。完全に不審者にロックオンされた。こういう時はこっちもやばいやつだと思わせる必要がある。

「ぼ、僕アルバイトオオオオオォ!」

「……ふむ。小僧、そう構えるな。何も取って食おうというわけではない。我には分かる。貴様、“官能を識る者”だろう?」

「な、何を言って」

「取り繕うな。貴様は、エロいことが、大好きなのだろう?」

 僕はハッとする。

 ねっとりとした視線。いやらしい声色。しかし、彼の瞳は純粋に澄み切っていた。

「……そうだね。僕はエロいことが大好きだ」

「フフ……で、あろうな。我が小説をあそこまで食い入るように読む者はいなかった……店主、奥を借りるぞ」

「あいよ」

 醜男は妙に決まった仕草で衣服を翻し、店の奥へと進んでいく。

「おい、早く来い。官能について語らおうではないか」

 彼の焦れたような呼び声。

 ……なんか変なイベント発生しちゃったな。

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