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紳士さん
1話 〜吸血鬼魔王の苦労のはじまり〜
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『何度、何度繰リ返ソウトモ無駄ニ過ギン。ソノ悪アガキモ、次デ終ワリダ』
『私達にはまだ、希望の星がいる! …………頼むぞ─────』
『必ず、成功させますぞ!』
『にゃう!』
『ククク…………。最後の余興、セイゼイ楽シマセテモラウゾ』──────────────────
「夢、か」
周りを見渡す。黒を基調とし、至る所に金の装飾が施された豪奢な部屋は、手入れこそされているが、長い年月を経て所々朽ちている。カーテンが少し開いており、そこから漏れる柔らかな日の光から、今が朝だという事を察することができる。
「随分とねむっていたようだ……」
ゆっくりと体を起こし、手を握ったり肩を回してみるが、全身が鉛のように重く、思うように力が入らない。鈍ってしまったらしい体をしばし見やり、ため息をついた。
金髪で深紅の瞳、口から覗かせているのは“吸血鬼”の象徴でもある鋭い牙。長らく眠りについて鈍ったとはいえ、それでも引き締まっているその肉体。目鼻立ちは整っていて、イケメンというより男前といった容姿。目つきは鋭く、あふれ出る威圧感は本物で、佇まいは威風堂々。
そう、この男こそ、過去に一度世界を征服し星を闇で包んだ、吸血鬼魔王ゼティフォールである。
魔王は勇者に敗れた末に、世界が再び危機に陥った時に目覚め、新たに選ばれた勇者と共に世界を救うと約束した。
つまり、ゼティフォールが目覚めたという事は危機が迫っているのである。
しかし、そんな肩書きとは裏腹に、気の抜けたねぐせが右側頭部に3本も立っている。動作の度に揺れるが、気にした様子はない。
「ふむ、状況を確認せねばな。世界の危機と言っても、何の情報も無ければ救えぬ」
少し咳払いをして、大きく息を吸い込む。
「誰かおらぬか!」
その声に反応したのか、少ししてカタカタと軽い音が近づいてくる。
音は迷うことなく部屋まで辿り着き、ギィー、と木でできた扉を開け、“それ”は部屋に入って来た!
「スケルトンだと!? 警備は何をしている!?」
笑っているかのようにカタカタ歯を鳴らし、スケルトンが近づいてくる。
「まあ良い、朝食の前に少し掃除でもしてやろう」
布団の中に入っていた左手を出し、魔力をそこに集中させ大きな球を作るが……。
──────ぐぅ。空腹であった。
集中すると眩暈がするために、思うように魔力が練れない。
「目覚めに大魔法を撃つ予定だったのだが、仕方あるまい」
情けない理由だが、無茶をして倒れる方が恥である。 そう自分に言い聞かせる。
そして、魔力の球はスケルトンを丸呑みできそうな大きさから、人の頭一つ分の大きさまでちいさくする。
「── 稲妻よ、彼のモノを貫け!」
放たれた稲妻はスケルトンの頭上に陣取りバリバリと空気を裂く音を轟かせ、
「待ってく……アババババ!」
スケルトンを頭のてっぺんから足元まで止まることなく駆け抜け、問答無用で灰にした。
「なにかいったか?」
「にゃう」
灰になり、応える術を無くした灰のかわりに、いつの間にか膝の上でくつろいでいた白猫が答える。
「ああ、おはようございます、ぴーころ師匠」
ふかふかで真っ白な毛並み、覗けば吸い込まれそうになる漆黒の瞳、師弟そろって同じところに寝癖がついている。そして、このぴーころという猫は、ゼティフォールの近接戦闘における師匠であり、魔王の統べるこの国の大臣のひとりである。
「にゃぶぶ」
「なんと、あれがローランだったのですか!? では甦らさなければなりませんね」
「── 慈悲の灯よ、迷い子に道を示せ!」
柔らかな光が灰を包み込み、もとの姿に戻す!
スケルトンに。人の姿ではなかった。
「ケタケタケタ~」
「話せておらぬぞ、ローラン」
「ケタ?あ~、ごほん! あ、話せた。生身と声の出し方が違うのか…………。それより、ひどいですよ、ゼティフォール様! 400年ぶりに起きたと思ったら忠実なる僕であるこのローランを!! 灰にしてしまうのですから~!」
「すまなかったな、ローラン。ん? 400年も眠っていたのか」
「はい。わたしも先程目覚めたばかりなので、詳しい事はわかりませんが……」
「しかしローラン、随分とかわったな。何というか、良い骨格をしている」
「はい、骨になったせいで剣も握りにくくなってしまって、美剣士と呼ばれたわたしの剣技も暫くはお見せできなさそうです」
「そうか、あれはなかなか見ごたえが有ったのだがな。残念だ」
「あ! もうしわけございません!!」
急に思い出した顔をしたかと思えば、大声で謝りだしたローラン。
「む! どうしたのだ、ローラン?」
「スケルトンになってしまっては、血を捧げることができなくなってしまいます」
「ふむ。これは一大事だな……」
「にゃう?」
「ええ。私の体はもって1年程でしょう。以前はローランから血を貰って凌いでましたが、こうなれば別の候補を探すしか…………」
そう、吸血鬼は強すぎる魔力のせいで、少しずつ体が耐えられずに崩壊していく。才能にもよるが10歳を過ぎた辺りから魔力が強くなっていき、暴走する魔力を抑える為には他のモノから血を吸って中和しなくてはならないのだ。そして、誰でも良いわけではなく、相性の良い血でなければ魔力のバランスが崩れ、バケモノになるか、灰になるか、体の内側から破裂するかの、どう転んでも最悪なギャンブルをすることになるのだ。
「本当に、申し訳ありません……!」
ローランは深々と頭を下げ、重ねて謝罪する。
「無くなったものは仕方がない。それに、古くからの仲だ。そこまで謝らないでくれ」
ローランはとある恩からニンゲンでありながら魔王軍を、魔王軍となる前から支えてきた古参である。
「なうなうなう」
「そうですね、ぴーころせんせー。今にでもどうにかなるわけでもあるまい。ひとまず、皆に私が目覚めたという事を知らせてやらねばならん。ローラン、広場に一同を集めよ。軽く腹を満たしたら、私もすぐに行く」
「御意」
広場に集まるモノどもは10万を優に超え、ミノタウロス、ゴースト、ワイバーン、グリフォンなどモンスターや数こそ少ないがヒトもいるが、スケルトンが軍の殆どを占めていた。
「白いな。 ……そういえば、チャピランティヌスはどこだ」
「へへっ、ここにおります。おそようございます、魔王様」
その者は、まるい白パンに目と口を付けたような姿で、ローブをかぶりアホ毛が貫通している。 大きさは手のひらほどで、赤い光が揺らめく杖を持った魔法使いであり、内政を取り仕切る大臣のひとり。しかし、どういう種族なのかは誰も知らない。本人さえもである。
「相変わらずだな、チャピランティヌス……」
ゼティフォールはチャピランティヌスのちょっとした皮肉に苦笑いを浮かべるが、替わらぬ姿を見て少し安堵する。
「おはよう、モノどもよ。分かっていると思うが、私が目覚めたということは新たに勇者が選ばれ世界に危機が迫っているということである。しかし、世界の様相もかわっていることだろう。 如何に私が強かろうと、無知であれば裏をかかれ痛手を負うやもしれぬ。世界に散らばり情報を集め、私に知らせよ!!」
10万近くの骨がけたたましく鳴り渡る! 骨のかち合う音で、他のモノの声は全く聞こえない。
「五月蝿い、スケルトンの誰一人声が出ておらぬわ!!」
一瞬にして静まり返る。 スケルトン達は周りを見たり、ケタケタと相談し始める。 不審な目で見るものまでいた。
それを見かねたローランが
「私は、今でこそ骨格しか面影は無いだろうが、嘗ては美剣士の称号の元名を馳せた、ローランである! そしてなんと、貴殿等に朗報だ。スケルトンは声が出せるのである!!」
やっと理解したスケルトンたちは、
「「「「ぅお゛ーーーーーー!!!!!」」」」
割れんばかりの叫びであった。 スケルトン達は意気揚々と出発し始める。
態度の差に少しひっかかったゼティフォールだったが、抜けている位がかわいいものだと思い直す。
「ふむ。軽くでも世界がどうなっているか、早めに情報が欲しいな」
「にゃおう!」
「へへっ、ワタシもおりますよ」
「ほう、チャピランティヌスとせんせいが行ってく────」
一匹の猫は既に駈けていた。 その四足歩行は爆音とともに広場のど真ん中を突っ切る。
流星の如きその猫は、魔王の近接戦闘の師匠の称号に恥じぬ実力が有った。
それ故に、
「せんせーーい!!」
止めようとも既に遅く、門に向かう約8万ものスケルトンは成すすべなく粉々になっていた……………………。
「ああ、何ということだ…………」
ゼティフォールが途方に暮れる。
「この数を、この数を蘇生しなければならないのか…………」
魔法が栄えるこの世界だが、蘇生魔法が使えるモノは少ない。臣下にも使えるモノはいるが、この数の暴力の前ではさほど変わりはしない。
そんな所に無常にも風が吹き、粉々のスケルトンが飛ばされていく。
「ああっ! 待て! やめてくれーい!!」
吸血鬼魔王の運命やいかに?
『私達にはまだ、希望の星がいる! …………頼むぞ─────』
『必ず、成功させますぞ!』
『にゃう!』
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「夢、か」
周りを見渡す。黒を基調とし、至る所に金の装飾が施された豪奢な部屋は、手入れこそされているが、長い年月を経て所々朽ちている。カーテンが少し開いており、そこから漏れる柔らかな日の光から、今が朝だという事を察することができる。
「随分とねむっていたようだ……」
ゆっくりと体を起こし、手を握ったり肩を回してみるが、全身が鉛のように重く、思うように力が入らない。鈍ってしまったらしい体をしばし見やり、ため息をついた。
金髪で深紅の瞳、口から覗かせているのは“吸血鬼”の象徴でもある鋭い牙。長らく眠りについて鈍ったとはいえ、それでも引き締まっているその肉体。目鼻立ちは整っていて、イケメンというより男前といった容姿。目つきは鋭く、あふれ出る威圧感は本物で、佇まいは威風堂々。
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魔王は勇者に敗れた末に、世界が再び危機に陥った時に目覚め、新たに選ばれた勇者と共に世界を救うと約束した。
つまり、ゼティフォールが目覚めたという事は危機が迫っているのである。
しかし、そんな肩書きとは裏腹に、気の抜けたねぐせが右側頭部に3本も立っている。動作の度に揺れるが、気にした様子はない。
「ふむ、状況を確認せねばな。世界の危機と言っても、何の情報も無ければ救えぬ」
少し咳払いをして、大きく息を吸い込む。
「誰かおらぬか!」
その声に反応したのか、少ししてカタカタと軽い音が近づいてくる。
音は迷うことなく部屋まで辿り着き、ギィー、と木でできた扉を開け、“それ”は部屋に入って来た!
「スケルトンだと!? 警備は何をしている!?」
笑っているかのようにカタカタ歯を鳴らし、スケルトンが近づいてくる。
「まあ良い、朝食の前に少し掃除でもしてやろう」
布団の中に入っていた左手を出し、魔力をそこに集中させ大きな球を作るが……。
──────ぐぅ。空腹であった。
集中すると眩暈がするために、思うように魔力が練れない。
「目覚めに大魔法を撃つ予定だったのだが、仕方あるまい」
情けない理由だが、無茶をして倒れる方が恥である。 そう自分に言い聞かせる。
そして、魔力の球はスケルトンを丸呑みできそうな大きさから、人の頭一つ分の大きさまでちいさくする。
「── 稲妻よ、彼のモノを貫け!」
放たれた稲妻はスケルトンの頭上に陣取りバリバリと空気を裂く音を轟かせ、
「待ってく……アババババ!」
スケルトンを頭のてっぺんから足元まで止まることなく駆け抜け、問答無用で灰にした。
「なにかいったか?」
「にゃう」
灰になり、応える術を無くした灰のかわりに、いつの間にか膝の上でくつろいでいた白猫が答える。
「ああ、おはようございます、ぴーころ師匠」
ふかふかで真っ白な毛並み、覗けば吸い込まれそうになる漆黒の瞳、師弟そろって同じところに寝癖がついている。そして、このぴーころという猫は、ゼティフォールの近接戦闘における師匠であり、魔王の統べるこの国の大臣のひとりである。
「にゃぶぶ」
「なんと、あれがローランだったのですか!? では甦らさなければなりませんね」
「── 慈悲の灯よ、迷い子に道を示せ!」
柔らかな光が灰を包み込み、もとの姿に戻す!
スケルトンに。人の姿ではなかった。
「ケタケタケタ~」
「話せておらぬぞ、ローラン」
「ケタ?あ~、ごほん! あ、話せた。生身と声の出し方が違うのか…………。それより、ひどいですよ、ゼティフォール様! 400年ぶりに起きたと思ったら忠実なる僕であるこのローランを!! 灰にしてしまうのですから~!」
「すまなかったな、ローラン。ん? 400年も眠っていたのか」
「はい。わたしも先程目覚めたばかりなので、詳しい事はわかりませんが……」
「しかしローラン、随分とかわったな。何というか、良い骨格をしている」
「はい、骨になったせいで剣も握りにくくなってしまって、美剣士と呼ばれたわたしの剣技も暫くはお見せできなさそうです」
「そうか、あれはなかなか見ごたえが有ったのだがな。残念だ」
「あ! もうしわけございません!!」
急に思い出した顔をしたかと思えば、大声で謝りだしたローラン。
「む! どうしたのだ、ローラン?」
「スケルトンになってしまっては、血を捧げることができなくなってしまいます」
「ふむ。これは一大事だな……」
「にゃう?」
「ええ。私の体はもって1年程でしょう。以前はローランから血を貰って凌いでましたが、こうなれば別の候補を探すしか…………」
そう、吸血鬼は強すぎる魔力のせいで、少しずつ体が耐えられずに崩壊していく。才能にもよるが10歳を過ぎた辺りから魔力が強くなっていき、暴走する魔力を抑える為には他のモノから血を吸って中和しなくてはならないのだ。そして、誰でも良いわけではなく、相性の良い血でなければ魔力のバランスが崩れ、バケモノになるか、灰になるか、体の内側から破裂するかの、どう転んでも最悪なギャンブルをすることになるのだ。
「本当に、申し訳ありません……!」
ローランは深々と頭を下げ、重ねて謝罪する。
「無くなったものは仕方がない。それに、古くからの仲だ。そこまで謝らないでくれ」
ローランはとある恩からニンゲンでありながら魔王軍を、魔王軍となる前から支えてきた古参である。
「なうなうなう」
「そうですね、ぴーころせんせー。今にでもどうにかなるわけでもあるまい。ひとまず、皆に私が目覚めたという事を知らせてやらねばならん。ローラン、広場に一同を集めよ。軽く腹を満たしたら、私もすぐに行く」
「御意」
広場に集まるモノどもは10万を優に超え、ミノタウロス、ゴースト、ワイバーン、グリフォンなどモンスターや数こそ少ないがヒトもいるが、スケルトンが軍の殆どを占めていた。
「白いな。 ……そういえば、チャピランティヌスはどこだ」
「へへっ、ここにおります。おそようございます、魔王様」
その者は、まるい白パンに目と口を付けたような姿で、ローブをかぶりアホ毛が貫通している。 大きさは手のひらほどで、赤い光が揺らめく杖を持った魔法使いであり、内政を取り仕切る大臣のひとり。しかし、どういう種族なのかは誰も知らない。本人さえもである。
「相変わらずだな、チャピランティヌス……」
ゼティフォールはチャピランティヌスのちょっとした皮肉に苦笑いを浮かべるが、替わらぬ姿を見て少し安堵する。
「おはよう、モノどもよ。分かっていると思うが、私が目覚めたということは新たに勇者が選ばれ世界に危機が迫っているということである。しかし、世界の様相もかわっていることだろう。 如何に私が強かろうと、無知であれば裏をかかれ痛手を負うやもしれぬ。世界に散らばり情報を集め、私に知らせよ!!」
10万近くの骨がけたたましく鳴り渡る! 骨のかち合う音で、他のモノの声は全く聞こえない。
「五月蝿い、スケルトンの誰一人声が出ておらぬわ!!」
一瞬にして静まり返る。 スケルトン達は周りを見たり、ケタケタと相談し始める。 不審な目で見るものまでいた。
それを見かねたローランが
「私は、今でこそ骨格しか面影は無いだろうが、嘗ては美剣士の称号の元名を馳せた、ローランである! そしてなんと、貴殿等に朗報だ。スケルトンは声が出せるのである!!」
やっと理解したスケルトンたちは、
「「「「ぅお゛ーーーーーー!!!!!」」」」
割れんばかりの叫びであった。 スケルトン達は意気揚々と出発し始める。
態度の差に少しひっかかったゼティフォールだったが、抜けている位がかわいいものだと思い直す。
「ふむ。軽くでも世界がどうなっているか、早めに情報が欲しいな」
「にゃおう!」
「へへっ、ワタシもおりますよ」
「ほう、チャピランティヌスとせんせいが行ってく────」
一匹の猫は既に駈けていた。 その四足歩行は爆音とともに広場のど真ん中を突っ切る。
流星の如きその猫は、魔王の近接戦闘の師匠の称号に恥じぬ実力が有った。
それ故に、
「せんせーーい!!」
止めようとも既に遅く、門に向かう約8万ものスケルトンは成すすべなく粉々になっていた……………………。
「ああ、何ということだ…………」
ゼティフォールが途方に暮れる。
「この数を、この数を蘇生しなければならないのか…………」
魔法が栄えるこの世界だが、蘇生魔法が使えるモノは少ない。臣下にも使えるモノはいるが、この数の暴力の前ではさほど変わりはしない。
そんな所に無常にも風が吹き、粉々のスケルトンが飛ばされていく。
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