《完結》私好みのあなた。もう離しませんよ。

ポカポカ妖気

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第4話

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その後改めて真摯に謝罪をし、なんとか自由に愛でる事を許可譲歩してもらった。もちろん故意に後はつけない事は誓いました。
もしこれ愛でることを止められたら本格的なストーカーになるのでは?と考えられた感は否めないが。


こうして腹を割って話した事により、先程までの警戒した態度が幾分か和らいだ先生からポツポツと先生自身の趣味嗜好を聞く事となった。

可愛いモノが大好きでつい目で追ってしまう事。(でも生徒に対して不埒な目で見ていない事を強調していた)

料理、裁縫、掃除が好きで、でも自分の容姿からかけ離れた趣味で昔気持ち悪がられたから大々的に言えず必死に隠していたと言う事。


「あぁ~!!それ分かります!ついキュンと心を掴まれたらじーっと見凝視してしまうんですよね。一応見ないフリをしているけど実は心の眼でガン見してるっていう笑笑。
ちなみに私は女子全般愛でる対象です。」


「いやいや、家事関係出来る人って逆にプラスですよ!自慢もせずに何気なくやれるなんて萌、、じゃなくてカッコいいですよ。」


私はついつい饒舌になってしまっていた。
あれが可愛い、これが可愛いetc。。。普段夕子とですらここまでのテンションで話さないのに今自分は舞い上がっている様だ。


先生に気持ち悪がられなかったこと、同じ趣味可愛いモノ好きだったことで親近感が湧き、とても嬉しかったのだ。


何より会話の中、山田先生の笑顔を我慢する表情(眉間にシワを寄せつつも、実は口角がゆるゆるで耳は真っ赤)で相槌を打つ姿にハマってしまったのだ。


《耳が赤いの自覚無いんだろうな。何コレ!!可愛い!!萌え殺す気か!》


今私自身の顔がどんな状態になってるか分からないが、確実に先生と同じく口角がゆるゆるだと思う。


そんな中



「こんなに自分の事を話をしたのは初めてだ。楽しかった、ありがとう。
、、だが今日限りだ。
悪いがこの事は誰にも言うな。こんなガタイでこんな顔の俺が可愛いものが好きと知られると威厳が無くなるし何より気持ち悪いだろう?

それと本郷、今後俺に親しく話しかけるなっ。必要以上近づくのもやめろっ。変な噂が立っては迷惑だ!」



他人から見らた厳しく、そして冷たく突き放なされた拒絶の言葉を言われたと思うだろう。実際、私も言われた瞬間心がギュッと締め付けられた。
だがそう言っている先生の瞳は苦しそうに揺らいでいた。ワザと必要以上に威圧している様に見えた。


だから私は真っ向から本心を述べた。



「私は元々誰にも言うつもりはありません。こんな可愛い先生を教えるなんて勿体無い。私独占欲強い方なんですよ。
まあそれはそれとして。好きなモノを好きだって正直に言うのは勇気が要りますよね。でも後ろめたさを感じる必要はありませんよ。
先生は立派に教師として教壇に立って居るのを知っています。生徒一人一人の状態を把握しフォローするなんて正に理想の先生ですよ。
それに趣味は個人の物です。犯罪に手を染めない限りは周りにとやかく言われても気にする必要は全くありません。見た目に合わないと卑下ひげする必要も全くありません。
っと、偉そう言ってすいません。青臭い未成年の主張だと思ってください。
あっ、あと主張ついでに失礼な事言わせてもらいますが、迷惑って言っていましたが私の心配してくれたんですよね?
変なウワサがついたら私の評価に影響する。とか考えたんですね?まぁ自意識過剰だったら恥ずかしいですが、、。
でも私、先生を逃す気無いですから今後も積極的に話しますよ。
『迷惑だ!』、、か。無理矢理きつい言い方して声裏返っちゃて、しかも涙目で、、ふふっ先生可愛いですよ?」



つい言いたい事を好き勝手言ってしまった。流石に先生が怒るかと思ったが



「、、、なるほど。これがウワサに聞く本郷か。確かに人垂らしだ。人心掌握術でも心得てんじゃねーか?はぁ~どっちが教師か分かったもんじゃ無い、、が、こりゃ注意しとかないとこいついつか危ない目に合いそうだな。」



ボソっと呟いていた。人垂らしってどう言うことだ??と疑問に思いつつそのまま先生の言葉の続きに耳を傾ける。



「これだけは訂正しろ。俺は可愛く無い。それ以外は、、、はぁ、俺の負けだ。お前の勝手にしろ。」



と言って私が持っていくはずだった資料を丸々全て回収され先生は社会科準備室を出て行った。



晴れて本人から勝手にする親しくする許可を貰った私は嬉々として「はいっ」とその後ろ姿に返事をしたのだった。





余談。




その後私より先に出て行った先生は、準備室の鍵を掛けていないことに気づいたらしく、すぐUターンをしバツが悪そうな顔をしながら鍵を掛け足早に去っていった。

耳だけじゃなく顔も真っ赤である。



「ドジっ子可愛い過ぎだーーーーーー!!!」



と私が叫んだのは言うまでも無い。














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