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The 3 days
49話 監視生活2日目
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黒一辺倒だった空が徐々に青みを増し始める。
黎明時を迎える頃、アウルとカレリアはハーティス食堂からようやく帰宅をした。
泥酔したカレリアは家に着いて早々、トイレへと直行。そのまま出てこなくなってしまった。
アウルは彼女を心配していたが襲い来る睡魔の誘惑には抗えず、リビングのソファーで敢えなく眠りにつく。
昼間の長時間に渡る徒歩からくる疲労のお陰か、二人は泥のように溶け眠り、太陽が真上に昇っても目覚める事はなかった。
◇◆◇◆
「おーいアウル。起きろー」
「んん……」
自身を呼び覚ます声と、頬をぺしぺしと叩かれる感触。
アウルは深い眠りからようやく目を覚ます。
ソファーに寝転んだ少年の眼前に立っていたのは――。
「サクリウス……さん?」
「ったく、どんだけ寝てんだよ」
呆れ顔をした銀髪の男――サクリウスが、リビングに居たのだ。
「ええ? 今何時……?」
重たい瞼をこすりながら、アウルは時間を尋ねた。
サクリウスは食卓テーブルの周りに四つ置かれたイスの一つに腰を下ろし、それに答える。
「大体16時ってとこだ。てか、オマエ俺の姿見てもなんも驚かねーのな」
「え……」
ソファーから背中を持ち上げ、まだ働ききってない思考力と視力のまま、サクリウスの姿を凝視するアウル。
起き上がると同時に、全身を襲っていた筋肉痛がすっかりと良くなっていたことを、まず確認することが出来た。
「えーと……今日の服、なんかダサいね」
「……オマエ、マジでコロスぞ」
センスを疑うような奇抜なデザインの私服に身を包んでいたサクリウスが、少年の率直な感想に身体をプルプルとさせ怒りに打ち震える。
「あっ……。そういえば、なんでサクリウスさんがここに?」
「先にそう思うだろフツー!」
『あはは』と、照れ笑いで誤魔化すアウルに、サクリウスは大きく溜め息をつく。
(コイツなんか印象変わったなー。落ち着いてるっつーか、妙に堂々としてるっつーか……)
「でも、本当になんで俺の家にいるの? 鍵はちゃんと閉めてた筈なんだけど……」
今度はアウルが純粋に思った疑問をサクリウスへとぶつけた。
「今日ここに来たのは丁度休みだったからだよ。オマエの調子も気になってたしな。鍵開けは昔取った杵柄ってヤツだ。針金二本さえあればオレに開けられねー扉はねーよ」
胸ポケットから細い針金を取り出し、得意げに言い切ってみせたサクリウス。
「昔悪かったアピールはやめてよ。今はそういうの流行らない時代なんだよ?」
「このガキは口が減らねーなぁ。まあいい、そんでアイツは? "監視役"の」
彼のその言葉でアウルは、その存在をすっかりと忘れていたカレリアの事を思い出す。
「そうだ。カレリアちゃん……。酔い潰れてトイレから全然出てこなくて……!」
「酔い潰れて、だと? 団士の風上にも置けねーヤツだな、ったく」
またもや呆れた様子を見せたサクリウス。
立ち上がり、玄関のすぐ側に設置された便所の扉の前へ。
「呼んでも無駄だと思うよ。全然反応が無いんだもん」
「"急アル"の可能性あるかもなー」
戦闘のスペシャリストが揃う親衛士団の団員と言えど、先天的に定められたアルコールの分解速度だけは鍛えることが出来ない。
当然、短時間での多量のアルコール摂取の危険性は一般人となんら変わらず、多少の個人差はあれどほぼ一律であった。
「鍵開けれるんでしょ? 中の様子見てみてよ」
「待ってろ。今やる」
返事と共にサクリウスは扉の前でしゃがむ。
そして先程アウルに見せた針金を鍵穴へと二本同時に挿し込み、ピッキングを敢行する。
アウルには鍵穴の中で何が起こっているのかさっぱりだったが、サクリウスは集中をしたままカチャカチャと手元を動かす。
やがて、鍵に引っかかった感触がサクリウスの手に伝わり――。
「よし、かかった」
その一言と共に、シリンダー内で鍵がカチャリと開く音がアウルの耳にも届いた。
「……すごいね。けど、国を守る立場の人間がこんなスキル持ってて良いの?」
「うっせ! いいから開けるぞ」
毒づいた後、サクリウスは外開きの木製の扉をゆっくりと開く。
「うわ、酒くっさ……」
少し離れた位置にいたアウルにも、中に充満していた酒臭さが鼻についた。
「あーあー、だらしねーなぁ」
扉を開いた先には、座式の便器を縋るように抱き締めたまま気を失っているカレリアが、床に座していた。
便座の縁に吐瀉物がこびりついた所を見るに、胃の内容物を散々吐き尽くしたというのが窺える。
「おーい、カレリアー。起きろー」
便器に顔を埋めたままの彼女の後頭部を軽く叩き、起こそうとする。しかし、反応はない。
「怪力娘ー。アラサー。貧乳ー。起きろー」
普段なら真っ先に怒るであろう三大フレーズを用いても、結果に変化は無し。
「死んで、ないよね……?」
「んー、微かだが呼吸の音は聞こえるし寝てるだけだろーな。ちょっと手荒だが無理矢理起こすか――」
そう言うと、サクリウスはカレリアの腰辺りに触診でもするかのように当て――。
「"ブリトニン"」
「ぶげえぇぇっっ!?」
何日か前のアウルとの戦闘時に唱えた物と同様の雷術を、カレリアに放ってみせたのだ。
すると、ビクンと全身が一度だけ大きく痙攣し、間抜けな声と共に彼女はようやく目を覚ます。
「やーっと起きたか。ちゃんと仕事しろよ監視役」
「なに? 敵!? アウルくん、私から離れちゃダメよ!」
座ったまま周りをキョロキョロ見回し、存在しない敵に対しての注意をアウルに促すカレリア。
「何と戦ってんだー。こっち向け」
背後からのサクリウスの一言。
カレリアは正気に立ち返る。
「……あら、サクリウス。ごきげんよう」
「オマエのせいでご機嫌は良くねーよ。まず顔洗ってこい。ひでーぞそのツラ」
「へ……?」
カレリアは立ち上がり、便所の壁に設置された鏡を見るや否や、家中に響くほどの悲鳴を上げる。
口の周りは乾いた汚物にまみれ、化粧がボロボロに崩れた自身の顔面は見るに堪えなかったのだろう。
「アウルくん! おフロどこ!?」
顔を両手で覆い、効率だけを求めた彼女のその問いに、アウルはリビングの奥を指差すだけで答えた。
「ありがと! 借りるね!」
脱兎の如く、一目散にリビングの奧へと駆け抜けていったカレリア。
「あ、火術式だからね!」
アウルが思い出した様にそう伝える。
少年が言う"火術式"というのは、簡潔に述べると浴槽に溜まった水へ、火術を用いて温めるといった構造の風呂である。
「……ったく、仮にも監視役だろーに。情けねー姿見せやがって。そもそもこの任務に真っ先に立候補したのもアイツだったんだけどな」
「え? そうなの?」
「なんだ、聞いてなかったのか。ま、大方魔物討伐より楽だと踏んで名乗り出たんだろーがなあ――」
サクリウスがそう推察したと同時に、玄関の方からドアが開く音が聞こえた。
((誰だ――!))
と、二人は一斉に警戒。一瞬にして緊張が走る――が。
「ごめんくださーい! アウルくんいますかー?」
「どうして鍵開いてるの? ていうか、勝手に開けちゃっていいの……?」
その尋ねる声と心配をする声だけで、アウルは誰が来たのか分かってしまった。
そして張り巡らせた緊張を解き、玄関へと足を運ぶ。
サクリウスも同様に安堵し、ソファーに腰を下ろす。
リビングと玄関を繋ぐ廊下にアウルが姿を現し、訪問者二人は再び声を発する。
「ホラね。出てきたよピリム」
「ごめんアウル、ちゃんと待ったんだけどね。アイネが勝手に入っちゃって……」
その二人とは、アウルの幼馴染のピリム・ネスロイドと、クラスメートのアイネ・ルス・リフトレイだった。
昨晩のハーティス食堂での賑やかな場面がデジャヴしたアウル。
しかし今の自身が置かれた状況をどう説明するか、少年はこの後悩まされることになる――。
黎明時を迎える頃、アウルとカレリアはハーティス食堂からようやく帰宅をした。
泥酔したカレリアは家に着いて早々、トイレへと直行。そのまま出てこなくなってしまった。
アウルは彼女を心配していたが襲い来る睡魔の誘惑には抗えず、リビングのソファーで敢えなく眠りにつく。
昼間の長時間に渡る徒歩からくる疲労のお陰か、二人は泥のように溶け眠り、太陽が真上に昇っても目覚める事はなかった。
◇◆◇◆
「おーいアウル。起きろー」
「んん……」
自身を呼び覚ます声と、頬をぺしぺしと叩かれる感触。
アウルは深い眠りからようやく目を覚ます。
ソファーに寝転んだ少年の眼前に立っていたのは――。
「サクリウス……さん?」
「ったく、どんだけ寝てんだよ」
呆れ顔をした銀髪の男――サクリウスが、リビングに居たのだ。
「ええ? 今何時……?」
重たい瞼をこすりながら、アウルは時間を尋ねた。
サクリウスは食卓テーブルの周りに四つ置かれたイスの一つに腰を下ろし、それに答える。
「大体16時ってとこだ。てか、オマエ俺の姿見てもなんも驚かねーのな」
「え……」
ソファーから背中を持ち上げ、まだ働ききってない思考力と視力のまま、サクリウスの姿を凝視するアウル。
起き上がると同時に、全身を襲っていた筋肉痛がすっかりと良くなっていたことを、まず確認することが出来た。
「えーと……今日の服、なんかダサいね」
「……オマエ、マジでコロスぞ」
センスを疑うような奇抜なデザインの私服に身を包んでいたサクリウスが、少年の率直な感想に身体をプルプルとさせ怒りに打ち震える。
「あっ……。そういえば、なんでサクリウスさんがここに?」
「先にそう思うだろフツー!」
『あはは』と、照れ笑いで誤魔化すアウルに、サクリウスは大きく溜め息をつく。
(コイツなんか印象変わったなー。落ち着いてるっつーか、妙に堂々としてるっつーか……)
「でも、本当になんで俺の家にいるの? 鍵はちゃんと閉めてた筈なんだけど……」
今度はアウルが純粋に思った疑問をサクリウスへとぶつけた。
「今日ここに来たのは丁度休みだったからだよ。オマエの調子も気になってたしな。鍵開けは昔取った杵柄ってヤツだ。針金二本さえあればオレに開けられねー扉はねーよ」
胸ポケットから細い針金を取り出し、得意げに言い切ってみせたサクリウス。
「昔悪かったアピールはやめてよ。今はそういうの流行らない時代なんだよ?」
「このガキは口が減らねーなぁ。まあいい、そんでアイツは? "監視役"の」
彼のその言葉でアウルは、その存在をすっかりと忘れていたカレリアの事を思い出す。
「そうだ。カレリアちゃん……。酔い潰れてトイレから全然出てこなくて……!」
「酔い潰れて、だと? 団士の風上にも置けねーヤツだな、ったく」
またもや呆れた様子を見せたサクリウス。
立ち上がり、玄関のすぐ側に設置された便所の扉の前へ。
「呼んでも無駄だと思うよ。全然反応が無いんだもん」
「"急アル"の可能性あるかもなー」
戦闘のスペシャリストが揃う親衛士団の団員と言えど、先天的に定められたアルコールの分解速度だけは鍛えることが出来ない。
当然、短時間での多量のアルコール摂取の危険性は一般人となんら変わらず、多少の個人差はあれどほぼ一律であった。
「鍵開けれるんでしょ? 中の様子見てみてよ」
「待ってろ。今やる」
返事と共にサクリウスは扉の前でしゃがむ。
そして先程アウルに見せた針金を鍵穴へと二本同時に挿し込み、ピッキングを敢行する。
アウルには鍵穴の中で何が起こっているのかさっぱりだったが、サクリウスは集中をしたままカチャカチャと手元を動かす。
やがて、鍵に引っかかった感触がサクリウスの手に伝わり――。
「よし、かかった」
その一言と共に、シリンダー内で鍵がカチャリと開く音がアウルの耳にも届いた。
「……すごいね。けど、国を守る立場の人間がこんなスキル持ってて良いの?」
「うっせ! いいから開けるぞ」
毒づいた後、サクリウスは外開きの木製の扉をゆっくりと開く。
「うわ、酒くっさ……」
少し離れた位置にいたアウルにも、中に充満していた酒臭さが鼻についた。
「あーあー、だらしねーなぁ」
扉を開いた先には、座式の便器を縋るように抱き締めたまま気を失っているカレリアが、床に座していた。
便座の縁に吐瀉物がこびりついた所を見るに、胃の内容物を散々吐き尽くしたというのが窺える。
「おーい、カレリアー。起きろー」
便器に顔を埋めたままの彼女の後頭部を軽く叩き、起こそうとする。しかし、反応はない。
「怪力娘ー。アラサー。貧乳ー。起きろー」
普段なら真っ先に怒るであろう三大フレーズを用いても、結果に変化は無し。
「死んで、ないよね……?」
「んー、微かだが呼吸の音は聞こえるし寝てるだけだろーな。ちょっと手荒だが無理矢理起こすか――」
そう言うと、サクリウスはカレリアの腰辺りに触診でもするかのように当て――。
「"ブリトニン"」
「ぶげえぇぇっっ!?」
何日か前のアウルとの戦闘時に唱えた物と同様の雷術を、カレリアに放ってみせたのだ。
すると、ビクンと全身が一度だけ大きく痙攣し、間抜けな声と共に彼女はようやく目を覚ます。
「やーっと起きたか。ちゃんと仕事しろよ監視役」
「なに? 敵!? アウルくん、私から離れちゃダメよ!」
座ったまま周りをキョロキョロ見回し、存在しない敵に対しての注意をアウルに促すカレリア。
「何と戦ってんだー。こっち向け」
背後からのサクリウスの一言。
カレリアは正気に立ち返る。
「……あら、サクリウス。ごきげんよう」
「オマエのせいでご機嫌は良くねーよ。まず顔洗ってこい。ひでーぞそのツラ」
「へ……?」
カレリアは立ち上がり、便所の壁に設置された鏡を見るや否や、家中に響くほどの悲鳴を上げる。
口の周りは乾いた汚物にまみれ、化粧がボロボロに崩れた自身の顔面は見るに堪えなかったのだろう。
「アウルくん! おフロどこ!?」
顔を両手で覆い、効率だけを求めた彼女のその問いに、アウルはリビングの奥を指差すだけで答えた。
「ありがと! 借りるね!」
脱兎の如く、一目散にリビングの奧へと駆け抜けていったカレリア。
「あ、火術式だからね!」
アウルが思い出した様にそう伝える。
少年が言う"火術式"というのは、簡潔に述べると浴槽に溜まった水へ、火術を用いて温めるといった構造の風呂である。
「……ったく、仮にも監視役だろーに。情けねー姿見せやがって。そもそもこの任務に真っ先に立候補したのもアイツだったんだけどな」
「え? そうなの?」
「なんだ、聞いてなかったのか。ま、大方魔物討伐より楽だと踏んで名乗り出たんだろーがなあ――」
サクリウスがそう推察したと同時に、玄関の方からドアが開く音が聞こえた。
((誰だ――!))
と、二人は一斉に警戒。一瞬にして緊張が走る――が。
「ごめんくださーい! アウルくんいますかー?」
「どうして鍵開いてるの? ていうか、勝手に開けちゃっていいの……?」
その尋ねる声と心配をする声だけで、アウルは誰が来たのか分かってしまった。
そして張り巡らせた緊張を解き、玄関へと足を運ぶ。
サクリウスも同様に安堵し、ソファーに腰を下ろす。
リビングと玄関を繋ぐ廊下にアウルが姿を現し、訪問者二人は再び声を発する。
「ホラね。出てきたよピリム」
「ごめんアウル、ちゃんと待ったんだけどね。アイネが勝手に入っちゃって……」
その二人とは、アウルの幼馴染のピリム・ネスロイドと、クラスメートのアイネ・ルス・リフトレイだった。
昨晩のハーティス食堂での賑やかな場面がデジャヴしたアウル。
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