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Youth with sword and armor
01話 退屈な一日
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剣鎧都市ガストニア。
その硬質な名称の通り剣と鎧が栄華を極め、重金属の甲冑に身を包む屈強な騎士達による、騎士のための国――。
と言っても過言では無いほど、騎士団が隆々発展とした都市である。
総人口はおよそ8000人弱。
東に位置する『城塞都市ゼレスティア』に比べると、国民の総数はやや少ない。
更には近代建築ばかりが建ち並ぶゼレスティアとは違い、"都市"とは名ばかりのその街並みは、現代では殆ど存在しない旧世代の農村を思い起こさせる。
そんなガストニアではあるが、ゼレスティアと同様"キオング"で造られた国の外周を囲う岩壁『ゲート』だけが街の外観と対比するよう、無機質にせり立っていた――。
◇◆◇◆
カーテンの隙間から漏れる陽光を薄目で捉え、朝の訪れを確信する。
おはよう、世界。おはよう、俺。
規則的に巡る朝と規則的な目覚め。
本日も、退屈な一日の幕開けだ。
重たい身体を無理矢理起こし、欠伸をかき、まだ眠たい目をこすりながら自室を出る。
ギイィ、っと開閉する度に異音が鳴るドアを開けると、向かいの部屋のドアも開いた。
中から出てきたのは俺の姉だった。
「おはよぉー、レノ」
そう、これが俺の名前。
正しくはレノリアス・フォルデン。家族や親しい友人はみんな『レノ』って呼ぶ。職業は騎士だ。
「おはよ。ミア姉ちゃん、もう起きたの?」
「ん、トイレぇ」
セットが取れかけたボサボサな白桃色の髪と、落ちかけたボロボロの化粧。加えて下着姿。
という追い剥ぎにでも遭ったかのような姿で、ふらふらとした足取りのままトイレへと向かう姉。
名前はミアネロ。年は俺の5つ上。
近所の酒場に勤務していて、俺とは違い朝方に帰宅するのが基本だ。
そんな姉の後を追うように、俺はリビングへと向かう。
「うぅ、飲み過ぎたぁ。吐きそぉ……」
具合が悪そうに呟きながら、ミア姉ちゃんがトイレに入っていく。
仕事明けはいつもこうだ。毎朝あの調子だといつか内臓のどこかを壊すだろう。まあ、好んでそんな仕事に就いているのだから自業自得と言う他ないな。
俺は特に心配せず、そのままリビングへ――。
リビングはキッチンと一体型のもので、そこまで広くはない。
現在キッチンには、姉と同じ色の縛った後ろ髪と背中をこちらへと向け、エプロンを着けた母さんが俺の昼食となる弁当を作ってる。
母の名はイェスミン。25で俺を産み、ここまで育ててきてくれた。
子持ちの分際でありながらまだ言い寄ってくる男が居るということは、年齢の割りに美人の部類に入るのだろう。俺は全くそうは思わないが。
ちなみに母は未亡人。
夫――というか俺の父さんは五年前に魔神族との戦闘任務で殉職している。
常に戦時下にあるこの国では、一家の大黒柱が他界している事は何ら珍しいことではない。
そう、本当になにも珍しくない、普通の事なんだ。
サイプラス製の食卓に座り、母さんが作ってくれた卵を挟んだサンドイッチを頬張り、俺は朝刊を流し読む。
新聞に記載されてる見出しはいつもの如く、戦争についての事ばかり。
『今回の作戦では何体の撃破を確認!』だの。
『魔神の残存勢力も残りわずか!』など、仕様もないゴシップを垂れ流しっ放しのとても新聞とは思えない内容だ。
そんな毎度つまらない記事ばかりの新聞に辟易としながら、俺は新聞紙をめくる。
すると、珍しく興味深い見開き記事があった。
『遂に大掃討作戦開始か!?』
『ヴェルスミス・ピースキーパー本日来国!』
滅多に載ることのない写真がでかでかと貼られたその記事に、俺の興味は引かれた。
早速読もうとするが――。
「レノ! 新聞読みながら物を食べるのやめなさい!」
母の怒声。集中して記事を凝視していたものだから、俺は体をビクッとさせて驚く。心臓が止まるかと思った。
「いつまで経ってもその癖直さないんだから……もう、誰に似たんだか」
うーん、多分父さんだね。
「あんたももう、成人して3年目でしょ? いい加減シャキッとしなさい!」
わかってるって。それ毎年言うつもり?
俺はもう17歳になる。他の国ではどうか知らんが、この国では15歳から成人扱いだ。
なのにどうして、今更こんなに親からくどくどと叱られなければいけないのか。
しかしこれ以上怒らすと面倒だ。大人しく新聞を畳むとしよう。
「そういえばレノ、あんた今日は珍しく"内務"よね? 兜を被ってく必要無いんだから、そのだらしない寝癖キチンと直して家から出なさいよ」
「はいはい」
「返事は一回!」
「はーーい」
母さんを適当にあしらい、朝食を終えた俺は鏡の前で寝相による青い髪の乱れを直し歯を磨く。
そう、今日は内務。
内務とは『宮殿内任務』の略称。
騎士団の総本部――国の中枢である宮殿内での任務になる。まあ、その名の通りか。
この内務に携わるのは、俺みたいな若手平騎士にはとても珍しい。
普段は街の巡回や、ゲートの周辺に発生した弱い魔物を退治するだけの簡単な"外務"が俺に与えられる任務なんだが、今日は違う。
内容はおそらくさっきの新聞記事にあった、ゼレスティアのお偉いさんが来国したというアレだろう。
前回俺は抜擢されなかったが、恐らく騎士数十人くらいでピースキーパーさんとやらをもてなすとかそういった類いの任務なんじゃないか、と俺は予想する。
――まあ、でも。
――結局、退屈な一日には変わらないんだろうな。
と、俺は初めから諦めをつける。
「ミア! そんな格好で家の中を歩き回らない!」
「うぇーい」
「返事は"はい"でしょ!」
「うぇーい」
母さんとミア姉ちゃんのやり取りを尻目に、俺は玄関の壁に立て掛けられた仕事着に着替える。
鉄靴、脛当て、膝甲、脚甲、臀甲、腰鎧、胸鎧、背甲、肩当て、上腕甲、肘甲、下腕甲、甲手――と、この国に住んでない人間が聞くと頭痛でも起こしそうな程の多種多様なこれらの鎧を、俺達騎士はいつも律儀に装備して出勤するのだ。
現代では鎧を造る技術も洗練を重ね、余分な装甲や装飾が省かれてだいぶ軽量化が為されているのだが、それでもまだ重い。
だが上級騎士の中には、装備を数箇所減らしてる者も多い。
けど俺のような平騎士風情がそれを真似ると『生意気だ』と言われ、大目玉を食らってしまうのだからたまったもんじゃない。
"騎士養成学校"を卒業した最初の一年目はこの重装備を着こなしたまま走ったり、ひたすら剣を振ったりと、苦行としか言えない訓練だけを強いられてた。
身体作りが甘い新米騎士には、先輩騎士から
『日常生活でも甲冑を常に来たまま過ごせ』と、無理難題押し付けられしごかれていた。
自慢じゃないが、俺もその内の一人だ。
ま、おかげさまでヒョロヒョロだった俺も随分と身体は逞しくなれたんだから、先輩騎士方には感謝する…………わけねぇじゃんっ!
一つだけ言わせてもらおう。
俺は自分が生まれ育ったこの国が大嫌いだ。
いつも戦争戦争って、年がら年中戦う事にばかり明け暮れている自分達を正当化・美化し、実力だけが正義だと唱えるガストニア。
父がいない家庭が普通?
新聞に戦争のゴシップが載るのが普通?
――絶っ対、"変"に決まってる!
こんな国で死ぬなんてまっぴら御免だ。
騎士道なんてクソ食らえだ。
俺はいつか、この国を出てやる――。
「レノ、あんた玄関でプルプル震えて何やってんの?」
「あ……うん。何でもないよ」
――とまあ、こんな具合に毎朝俺は決意を焦がしているのだが、本当に焦がしているだけ。もはや焦がしすぎて炭クズにすら成り果てている。
結局のところ、俺には実行に移す度胸も手段も無いのだ。
いつも通り日々の任務をこなし、くたくたになって帰宅し、ただ寝る。
そんな退屈な一日の繰り返しが、俺の毎日だ――。
「はい、レノ。今日も頑張ってね。いってらっしゃい」
「うん、ありがと。いってきます」
母さんから見送りがてらに弁当を手渡された俺は、鞘に納まった鉄剣を握り、家の玄関を出た。
『退屈な一日』よ。今日もよろしく。
その硬質な名称の通り剣と鎧が栄華を極め、重金属の甲冑に身を包む屈強な騎士達による、騎士のための国――。
と言っても過言では無いほど、騎士団が隆々発展とした都市である。
総人口はおよそ8000人弱。
東に位置する『城塞都市ゼレスティア』に比べると、国民の総数はやや少ない。
更には近代建築ばかりが建ち並ぶゼレスティアとは違い、"都市"とは名ばかりのその街並みは、現代では殆ど存在しない旧世代の農村を思い起こさせる。
そんなガストニアではあるが、ゼレスティアと同様"キオング"で造られた国の外周を囲う岩壁『ゲート』だけが街の外観と対比するよう、無機質にせり立っていた――。
◇◆◇◆
カーテンの隙間から漏れる陽光を薄目で捉え、朝の訪れを確信する。
おはよう、世界。おはよう、俺。
規則的に巡る朝と規則的な目覚め。
本日も、退屈な一日の幕開けだ。
重たい身体を無理矢理起こし、欠伸をかき、まだ眠たい目をこすりながら自室を出る。
ギイィ、っと開閉する度に異音が鳴るドアを開けると、向かいの部屋のドアも開いた。
中から出てきたのは俺の姉だった。
「おはよぉー、レノ」
そう、これが俺の名前。
正しくはレノリアス・フォルデン。家族や親しい友人はみんな『レノ』って呼ぶ。職業は騎士だ。
「おはよ。ミア姉ちゃん、もう起きたの?」
「ん、トイレぇ」
セットが取れかけたボサボサな白桃色の髪と、落ちかけたボロボロの化粧。加えて下着姿。
という追い剥ぎにでも遭ったかのような姿で、ふらふらとした足取りのままトイレへと向かう姉。
名前はミアネロ。年は俺の5つ上。
近所の酒場に勤務していて、俺とは違い朝方に帰宅するのが基本だ。
そんな姉の後を追うように、俺はリビングへと向かう。
「うぅ、飲み過ぎたぁ。吐きそぉ……」
具合が悪そうに呟きながら、ミア姉ちゃんがトイレに入っていく。
仕事明けはいつもこうだ。毎朝あの調子だといつか内臓のどこかを壊すだろう。まあ、好んでそんな仕事に就いているのだから自業自得と言う他ないな。
俺は特に心配せず、そのままリビングへ――。
リビングはキッチンと一体型のもので、そこまで広くはない。
現在キッチンには、姉と同じ色の縛った後ろ髪と背中をこちらへと向け、エプロンを着けた母さんが俺の昼食となる弁当を作ってる。
母の名はイェスミン。25で俺を産み、ここまで育ててきてくれた。
子持ちの分際でありながらまだ言い寄ってくる男が居るということは、年齢の割りに美人の部類に入るのだろう。俺は全くそうは思わないが。
ちなみに母は未亡人。
夫――というか俺の父さんは五年前に魔神族との戦闘任務で殉職している。
常に戦時下にあるこの国では、一家の大黒柱が他界している事は何ら珍しいことではない。
そう、本当になにも珍しくない、普通の事なんだ。
サイプラス製の食卓に座り、母さんが作ってくれた卵を挟んだサンドイッチを頬張り、俺は朝刊を流し読む。
新聞に記載されてる見出しはいつもの如く、戦争についての事ばかり。
『今回の作戦では何体の撃破を確認!』だの。
『魔神の残存勢力も残りわずか!』など、仕様もないゴシップを垂れ流しっ放しのとても新聞とは思えない内容だ。
そんな毎度つまらない記事ばかりの新聞に辟易としながら、俺は新聞紙をめくる。
すると、珍しく興味深い見開き記事があった。
『遂に大掃討作戦開始か!?』
『ヴェルスミス・ピースキーパー本日来国!』
滅多に載ることのない写真がでかでかと貼られたその記事に、俺の興味は引かれた。
早速読もうとするが――。
「レノ! 新聞読みながら物を食べるのやめなさい!」
母の怒声。集中して記事を凝視していたものだから、俺は体をビクッとさせて驚く。心臓が止まるかと思った。
「いつまで経ってもその癖直さないんだから……もう、誰に似たんだか」
うーん、多分父さんだね。
「あんたももう、成人して3年目でしょ? いい加減シャキッとしなさい!」
わかってるって。それ毎年言うつもり?
俺はもう17歳になる。他の国ではどうか知らんが、この国では15歳から成人扱いだ。
なのにどうして、今更こんなに親からくどくどと叱られなければいけないのか。
しかしこれ以上怒らすと面倒だ。大人しく新聞を畳むとしよう。
「そういえばレノ、あんた今日は珍しく"内務"よね? 兜を被ってく必要無いんだから、そのだらしない寝癖キチンと直して家から出なさいよ」
「はいはい」
「返事は一回!」
「はーーい」
母さんを適当にあしらい、朝食を終えた俺は鏡の前で寝相による青い髪の乱れを直し歯を磨く。
そう、今日は内務。
内務とは『宮殿内任務』の略称。
騎士団の総本部――国の中枢である宮殿内での任務になる。まあ、その名の通りか。
この内務に携わるのは、俺みたいな若手平騎士にはとても珍しい。
普段は街の巡回や、ゲートの周辺に発生した弱い魔物を退治するだけの簡単な"外務"が俺に与えられる任務なんだが、今日は違う。
内容はおそらくさっきの新聞記事にあった、ゼレスティアのお偉いさんが来国したというアレだろう。
前回俺は抜擢されなかったが、恐らく騎士数十人くらいでピースキーパーさんとやらをもてなすとかそういった類いの任務なんじゃないか、と俺は予想する。
――まあ、でも。
――結局、退屈な一日には変わらないんだろうな。
と、俺は初めから諦めをつける。
「ミア! そんな格好で家の中を歩き回らない!」
「うぇーい」
「返事は"はい"でしょ!」
「うぇーい」
母さんとミア姉ちゃんのやり取りを尻目に、俺は玄関の壁に立て掛けられた仕事着に着替える。
鉄靴、脛当て、膝甲、脚甲、臀甲、腰鎧、胸鎧、背甲、肩当て、上腕甲、肘甲、下腕甲、甲手――と、この国に住んでない人間が聞くと頭痛でも起こしそうな程の多種多様なこれらの鎧を、俺達騎士はいつも律儀に装備して出勤するのだ。
現代では鎧を造る技術も洗練を重ね、余分な装甲や装飾が省かれてだいぶ軽量化が為されているのだが、それでもまだ重い。
だが上級騎士の中には、装備を数箇所減らしてる者も多い。
けど俺のような平騎士風情がそれを真似ると『生意気だ』と言われ、大目玉を食らってしまうのだからたまったもんじゃない。
"騎士養成学校"を卒業した最初の一年目はこの重装備を着こなしたまま走ったり、ひたすら剣を振ったりと、苦行としか言えない訓練だけを強いられてた。
身体作りが甘い新米騎士には、先輩騎士から
『日常生活でも甲冑を常に来たまま過ごせ』と、無理難題押し付けられしごかれていた。
自慢じゃないが、俺もその内の一人だ。
ま、おかげさまでヒョロヒョロだった俺も随分と身体は逞しくなれたんだから、先輩騎士方には感謝する…………わけねぇじゃんっ!
一つだけ言わせてもらおう。
俺は自分が生まれ育ったこの国が大嫌いだ。
いつも戦争戦争って、年がら年中戦う事にばかり明け暮れている自分達を正当化・美化し、実力だけが正義だと唱えるガストニア。
父がいない家庭が普通?
新聞に戦争のゴシップが載るのが普通?
――絶っ対、"変"に決まってる!
こんな国で死ぬなんてまっぴら御免だ。
騎士道なんてクソ食らえだ。
俺はいつか、この国を出てやる――。
「レノ、あんた玄関でプルプル震えて何やってんの?」
「あ……うん。何でもないよ」
――とまあ、こんな具合に毎朝俺は決意を焦がしているのだが、本当に焦がしているだけ。もはや焦がしすぎて炭クズにすら成り果てている。
結局のところ、俺には実行に移す度胸も手段も無いのだ。
いつも通り日々の任務をこなし、くたくたになって帰宅し、ただ寝る。
そんな退屈な一日の繰り返しが、俺の毎日だ――。
「はい、レノ。今日も頑張ってね。いってらっしゃい」
「うん、ありがと。いってきます」
母さんから見送りがてらに弁当を手渡された俺は、鞘に納まった鉄剣を握り、家の玄関を出た。
『退屈な一日』よ。今日もよろしく。
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