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Climax show
75話 シリーシャリー・ボーイ
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――小さい頃は、火を見るのが好きだった。
キラキラとしていて、なんだか心が昂ぶる。
“近付けば暖かくて、近付きすぎると熱くなる”。という、そんな危うさを孕んだ魅力にアタシは惹かれたんだろう。
家の暖炉に火が灯った冬なんかは、好奇心でどこまで手を近付けられるかと遊んだりして、よくママに叱られてたっけ。
でも学園に入学してからはめっきりその遊びもしなくなった。授業で火術を教わって手軽に火を発せられるようになってからだと、魅力すら感じなくなった。
『物が燃えた後って、何も残らない』
成長するにつれその理を知ったけど、アタシにはそれがなんだかとても寂しく思えた。
今アタシが抱いているこの想いもそう。燃えている内はキラキラと輝いて、それはそれは美しく見える感情なんだろう。
――でも燃え尽きた後って、一体何が残るの?
アタシは怖い。この気持ちが燃え尽きた後、自分がどうなるのか。考えるだけで怖い。
それならばいっそのこと、このまま燃やさずに燻ぶらせていた方がずっと楽だ。
アタシはそう、自分に言い聞かせていたんだけど――。
『――簡単な事だよ、ピリム』
『え?』
――見渡す限りの暗闇の中で、ふと声が聞こえたんだ。
『邪魔なモノは全部燃やし、それを火種にして、自らを燃やし続ければいい。それならば火が消える事もないでしょ?』
真正面に立つ顔の見えない誰かが、アタシをそそのかす。
『誰?』
『誰だっていいじゃない。それよりどうするの? ピリムはこのまま恋を成就させることの無いまま、短い青春を終えるつもりなの?』
『…………』
『それでは寂しいね。たった一度きりの人生だよ?』
『…………っ』
その声はアタシの耳元で常に囁いているかのように、ずっと聞こえた。
耳を塞いでも、ずっとずっと聞こえたんだ。
――そしてあの日。任務の帰り、アタシは勇気を出してアウルに想いを告げようとした。
でもこの勇気に、希望を含ませてはいなかった。
アタシだってバカじゃない。アウルがアタシに振り向いてくれない事くらいわかってる。わかりきってる。
背中を押してくれたアイネやライカには悪いけど、アウルとは初めから結ばれることなんてあり得なかったんだ。
――アタシは初めから、アウルの恋愛対象に入っていない。
もし、アウルに好きな人ができたとしたら、アタシは絶対に敵わないだろう。
だから今振り返ってみると、アタシがアウルの事を気にかけたり一緒に居るようにしていたのって、アウルに出来るだけ他の女子が近付かないよう無意識に監視していたからなのかも。
……ほんと、無駄な努力も良いこと。我ながら呆れちゃう、ね。
で、結局アタシはあの時。自分の想いだけを打ち明けて、返事を聞かないようにとっとと帰るつもりだった。
今思えば卑怯……よね。でもそれ以上に、あの時のアタシには何かしらのケジメみたいなものが必要だったの。
じゃないと先に進めないし、強くもなれないと思っていたから――。
――だけど。そんなちっぽけな決意はあの瞬間に、たやすく、無残にも砕け散った。
アウル。
見知らぬ少女。
二人が肩を並べて――。
――それからの事は、あまり覚えていない。
『やっと気付いた? 最初からこうすれば良かったのよ』
闇に包まれていた無音の世界に僅かな灯りがともった。
その灯りはアタシの目の前に立っていた人物の顔を照らす。
手招くようにアタシに言葉をかけ続けていたのは、もう一人のアタシだった。
けど違うのは、そのアタシはアタシよりも断然に魅力的に映っていたの。
強くて、可愛くて、自身に満ち溢れてて、どんなキレイな鏡の前に立ったとしても絶対に映る事のないアタシだった。
『ピリム、受け入れてくれてありがとう』
『…………』
何かが、アタシの中の何かが、音をたてて壊れていく。
――あの日の晩、アタシは自らの運命を炎の中へと投げ入れたんだ。
◇◆◇◆
「ねえ、アウル。すき?」
剣を突き付けられてなお、赤髪の少女はアウルへと尋ね続ける。
「アタシのこと、すき?」
それはまるで壊れた玩具のように同じ表情、同じ口の動き、同じトーンでひたすら発せられていた。
「…………!」
アウルは言葉を失う。
返答に困っているのではない。
そのあまりにも異様で奇妙な少女の容態に困惑しているのだ。
口元から滴っている血液は赤い。魔神ではないのは確かだ。では果たして人間なのだろうか。それも疑わしい。
アウルの脳内でぐるぐると、永遠に解決することのない自問自答が繰り広げられる。
「アウル、答えてみてよ」
そんな思い悩むアウルへと、エリスが剣を突き付けたまま提案をする。
「なんて……答えればいいの?」
「“キライ”だって、はっきり言えばいいじゃない」
「いや、それは……!」
冷たい声でエリスはそう言って退けたが、アウルは思い留まる。
「じゃあ、“好き”って言うつもりなの?」
エリスの声色が、さらに低温へと。
アウルは背中越しに睨まれている感覚に陥る。
「それも……違うんだけど」
「もう……じゃあどうするの?」
一転して、エリスは気が抜けたように呆れ声をあげる。
ピリムの様子を見つつ、エリスの機嫌を気にかけていたアウルはほっと胸を撫で下ろす――。
◇◆◇◆
(…………)
アウルは考えた。
どう答えるのが一番良いのだろう、と。
いくつかの例を脳内で並べ立て、一つ一つシミュレートをすることにした。
――まず『嫌い』と答えたとしよう。
この答えは、恐らく一番してはいけない回答だろう。
まず間違いなく、ピリムの神経を逆撫でてしまうから。
現在の少女の精神はとても不安定な状態にある。
もし仮にそう答えたとしたら、少女がどんな行動に出るか予測をするのは不可能だ。
(でもエリスは……キライ、って答えて欲しいんだろうなあ……)
だがエリスの機嫌を優先している場合ではない。
アウルもそれは充分に承知をしていた。
――次に、『好き』と答えたとしたら。
この回答は一種の賭けのようなものだ。
そう答えたとして、果たしてピリムの状態が正常に戻るのか?
そして戻って事態が終息したところで、そのまま恋人として過ごさなければいけないのか?
予測不可能という点に於いて言えば『嫌い』と答えるよりも遥かに想像し難いであろう。
(それに、騙してるみたいで気が引けちゃうなあ……)
別になにも、アウルは嘘をつくのが嫌いな訳ではない。
人をからかう為の嘘であれば簡単に言える上に、親友のライカとの普段のやり取りの際には、下らない冗談だって言い合っている。
しかしこと恋愛に関して言えば、少年の恋愛観は純真そのもの。
異性に対し至って普通に好意を持つことだってある。
告白なんてされようものなら、当然の如く感情に乱れが生じ、相手も意識する。
そんな初心な少年だ。嘘を言うなんてもっての外だろう。
(俺は……ピリムのこと……)
そしてもう一つの答え。それが――。
(好き……じゃあないよね? けど……嫌いでもないし)
『どちらでもない』、『わからない』といった類いの曖昧な形での答えだろう。
“どっちつかず”。“優柔不断”。“遅疑逡巡”。
恋愛の攻略法なるものがあるとすれば、そのようなスタンスは最も愚かで禁忌とされる立ち振る舞いと言えよう。
だが今回のケースに限って言えば、その回答が一番無難なものに思える。
考えれば考えるほど、この選択しかないのだろう。
と、次第にアウルは悟っていく――。
ただ、この回答によってピリムの精神が果たして正常へと立ち戻るのか。
こればかりはどの答えに関しても不明瞭なままだ。リスクがゼロなものはない。アウルは限りなくゼロに近い回答を選択することにした。
(よし……言うぞ)
少年は意を決し、声を上げた――。
◆◇◆◇
「アウル、アタシのこと、すき?」
「…………」
ピリムは変わらず、無感情に唱え続けている。
エリスは剣を構えたままだ。どうすればいいか解らず、少年に選択を委ねたのだろう。
(……ふぅ)
アウルは、エリスにも聞こえないほどの音量で小さく深呼吸をした。
そして――。
「ピリム、今から俺の気持ちを伝えるよ? ちゃんと聞いてて」
三人の間に、緊張が走る――。
キラキラとしていて、なんだか心が昂ぶる。
“近付けば暖かくて、近付きすぎると熱くなる”。という、そんな危うさを孕んだ魅力にアタシは惹かれたんだろう。
家の暖炉に火が灯った冬なんかは、好奇心でどこまで手を近付けられるかと遊んだりして、よくママに叱られてたっけ。
でも学園に入学してからはめっきりその遊びもしなくなった。授業で火術を教わって手軽に火を発せられるようになってからだと、魅力すら感じなくなった。
『物が燃えた後って、何も残らない』
成長するにつれその理を知ったけど、アタシにはそれがなんだかとても寂しく思えた。
今アタシが抱いているこの想いもそう。燃えている内はキラキラと輝いて、それはそれは美しく見える感情なんだろう。
――でも燃え尽きた後って、一体何が残るの?
アタシは怖い。この気持ちが燃え尽きた後、自分がどうなるのか。考えるだけで怖い。
それならばいっそのこと、このまま燃やさずに燻ぶらせていた方がずっと楽だ。
アタシはそう、自分に言い聞かせていたんだけど――。
『――簡単な事だよ、ピリム』
『え?』
――見渡す限りの暗闇の中で、ふと声が聞こえたんだ。
『邪魔なモノは全部燃やし、それを火種にして、自らを燃やし続ければいい。それならば火が消える事もないでしょ?』
真正面に立つ顔の見えない誰かが、アタシをそそのかす。
『誰?』
『誰だっていいじゃない。それよりどうするの? ピリムはこのまま恋を成就させることの無いまま、短い青春を終えるつもりなの?』
『…………』
『それでは寂しいね。たった一度きりの人生だよ?』
『…………っ』
その声はアタシの耳元で常に囁いているかのように、ずっと聞こえた。
耳を塞いでも、ずっとずっと聞こえたんだ。
――そしてあの日。任務の帰り、アタシは勇気を出してアウルに想いを告げようとした。
でもこの勇気に、希望を含ませてはいなかった。
アタシだってバカじゃない。アウルがアタシに振り向いてくれない事くらいわかってる。わかりきってる。
背中を押してくれたアイネやライカには悪いけど、アウルとは初めから結ばれることなんてあり得なかったんだ。
――アタシは初めから、アウルの恋愛対象に入っていない。
もし、アウルに好きな人ができたとしたら、アタシは絶対に敵わないだろう。
だから今振り返ってみると、アタシがアウルの事を気にかけたり一緒に居るようにしていたのって、アウルに出来るだけ他の女子が近付かないよう無意識に監視していたからなのかも。
……ほんと、無駄な努力も良いこと。我ながら呆れちゃう、ね。
で、結局アタシはあの時。自分の想いだけを打ち明けて、返事を聞かないようにとっとと帰るつもりだった。
今思えば卑怯……よね。でもそれ以上に、あの時のアタシには何かしらのケジメみたいなものが必要だったの。
じゃないと先に進めないし、強くもなれないと思っていたから――。
――だけど。そんなちっぽけな決意はあの瞬間に、たやすく、無残にも砕け散った。
アウル。
見知らぬ少女。
二人が肩を並べて――。
――それからの事は、あまり覚えていない。
『やっと気付いた? 最初からこうすれば良かったのよ』
闇に包まれていた無音の世界に僅かな灯りがともった。
その灯りはアタシの目の前に立っていた人物の顔を照らす。
手招くようにアタシに言葉をかけ続けていたのは、もう一人のアタシだった。
けど違うのは、そのアタシはアタシよりも断然に魅力的に映っていたの。
強くて、可愛くて、自身に満ち溢れてて、どんなキレイな鏡の前に立ったとしても絶対に映る事のないアタシだった。
『ピリム、受け入れてくれてありがとう』
『…………』
何かが、アタシの中の何かが、音をたてて壊れていく。
――あの日の晩、アタシは自らの運命を炎の中へと投げ入れたんだ。
◇◆◇◆
「ねえ、アウル。すき?」
剣を突き付けられてなお、赤髪の少女はアウルへと尋ね続ける。
「アタシのこと、すき?」
それはまるで壊れた玩具のように同じ表情、同じ口の動き、同じトーンでひたすら発せられていた。
「…………!」
アウルは言葉を失う。
返答に困っているのではない。
そのあまりにも異様で奇妙な少女の容態に困惑しているのだ。
口元から滴っている血液は赤い。魔神ではないのは確かだ。では果たして人間なのだろうか。それも疑わしい。
アウルの脳内でぐるぐると、永遠に解決することのない自問自答が繰り広げられる。
「アウル、答えてみてよ」
そんな思い悩むアウルへと、エリスが剣を突き付けたまま提案をする。
「なんて……答えればいいの?」
「“キライ”だって、はっきり言えばいいじゃない」
「いや、それは……!」
冷たい声でエリスはそう言って退けたが、アウルは思い留まる。
「じゃあ、“好き”って言うつもりなの?」
エリスの声色が、さらに低温へと。
アウルは背中越しに睨まれている感覚に陥る。
「それも……違うんだけど」
「もう……じゃあどうするの?」
一転して、エリスは気が抜けたように呆れ声をあげる。
ピリムの様子を見つつ、エリスの機嫌を気にかけていたアウルはほっと胸を撫で下ろす――。
◇◆◇◆
(…………)
アウルは考えた。
どう答えるのが一番良いのだろう、と。
いくつかの例を脳内で並べ立て、一つ一つシミュレートをすることにした。
――まず『嫌い』と答えたとしよう。
この答えは、恐らく一番してはいけない回答だろう。
まず間違いなく、ピリムの神経を逆撫でてしまうから。
現在の少女の精神はとても不安定な状態にある。
もし仮にそう答えたとしたら、少女がどんな行動に出るか予測をするのは不可能だ。
(でもエリスは……キライ、って答えて欲しいんだろうなあ……)
だがエリスの機嫌を優先している場合ではない。
アウルもそれは充分に承知をしていた。
――次に、『好き』と答えたとしたら。
この回答は一種の賭けのようなものだ。
そう答えたとして、果たしてピリムの状態が正常に戻るのか?
そして戻って事態が終息したところで、そのまま恋人として過ごさなければいけないのか?
予測不可能という点に於いて言えば『嫌い』と答えるよりも遥かに想像し難いであろう。
(それに、騙してるみたいで気が引けちゃうなあ……)
別になにも、アウルは嘘をつくのが嫌いな訳ではない。
人をからかう為の嘘であれば簡単に言える上に、親友のライカとの普段のやり取りの際には、下らない冗談だって言い合っている。
しかしこと恋愛に関して言えば、少年の恋愛観は純真そのもの。
異性に対し至って普通に好意を持つことだってある。
告白なんてされようものなら、当然の如く感情に乱れが生じ、相手も意識する。
そんな初心な少年だ。嘘を言うなんてもっての外だろう。
(俺は……ピリムのこと……)
そしてもう一つの答え。それが――。
(好き……じゃあないよね? けど……嫌いでもないし)
『どちらでもない』、『わからない』といった類いの曖昧な形での答えだろう。
“どっちつかず”。“優柔不断”。“遅疑逡巡”。
恋愛の攻略法なるものがあるとすれば、そのようなスタンスは最も愚かで禁忌とされる立ち振る舞いと言えよう。
だが今回のケースに限って言えば、その回答が一番無難なものに思える。
考えれば考えるほど、この選択しかないのだろう。
と、次第にアウルは悟っていく――。
ただ、この回答によってピリムの精神が果たして正常へと立ち戻るのか。
こればかりはどの答えに関しても不明瞭なままだ。リスクがゼロなものはない。アウルは限りなくゼロに近い回答を選択することにした。
(よし……言うぞ)
少年は意を決し、声を上げた――。
◆◇◆◇
「アウル、アタシのこと、すき?」
「…………」
ピリムは変わらず、無感情に唱え続けている。
エリスは剣を構えたままだ。どうすればいいか解らず、少年に選択を委ねたのだろう。
(……ふぅ)
アウルは、エリスにも聞こえないほどの音量で小さく深呼吸をした。
そして――。
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