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2章
2章①田中 梓
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夏月は九重連山の事件資料を見ながら話し始める。
「九重連山のアプローチとして決めた久住山に着いたら、自衛隊のキャンプがあって、中から君がでてきたんただったな?」
「そこからは詳細な資料がある。バジリスク、モニターに写してくれ。」
フロントガラスには資料が浮かび、サイドに小さく前の様子が写っている。
ここまで何の問題もなく、運転していたサポートAIのバジリスクを信用して、運転は任せきりとなった。
回想
簡易的だが高さは2メートルをゆうに超えるフェンスに迷彩柄の布を被せてある壁の前で夏月は立ち尽くしていた。
ここ最近の事件から考えて九重連山が無関係な訳はないはずだからだ。
その推理は恐らく正しかったと確信を持てる状況だが、ここから先に進む事が出来なくなってしまっている。しかし、アーサーを追いては帰れない。
駄目元で正面入り口から堂々と入ろうとした。
「君、そこに入ったら困るわ。誰かはわかりませんが離れて下さい。」
後ろから声をかけられて振り返ると、警察官の制服に身を包んだ女性が立っていた。
「すみません。でも私の飼っている犬もここに入った可能性があるんだが、何か情報はないですか?」
「そうでしたか。すみません。地域の方ですか?ここは本当に危険ですので、今は近づかないで下さい。」
少し説明が難しく困った顔をした夏月を怪しんだ女性警察官が厳しい口調で話す
「マスコミの方ですか?私は警視庁の田中梓です。話されていることに虚偽はありませんか?」
困ってはいるが、落ち着いた様子で夏月は応える。
「虚偽はありませんよ。愛犬のアーサーが恐らくこの連山のどこかにいる。でも、私は地元の人間ではなく、アーサーが逃げたのも東京だから、信じてもらえるか悩んでいたんですよ。」
田中は驚いた様子で、
「何故この山だとわかったんですか!?」
大声で聞いた。もちろんだがこの反応は夏月の仮説を、裏付けるものとして十分過ぎた。
それを聞きつけた警察官の制服や迷彩服を着た者がが数人フェンスの内側から出てきて、田中を注意しつつこちらを見ている。
その中に1人見知った人物を見つける。
「一条っ!僕だ!どしても中に入りたい。」
「桜か?どうしたんだ?」
2章回想②に続く
「九重連山のアプローチとして決めた久住山に着いたら、自衛隊のキャンプがあって、中から君がでてきたんただったな?」
「そこからは詳細な資料がある。バジリスク、モニターに写してくれ。」
フロントガラスには資料が浮かび、サイドに小さく前の様子が写っている。
ここまで何の問題もなく、運転していたサポートAIのバジリスクを信用して、運転は任せきりとなった。
回想
簡易的だが高さは2メートルをゆうに超えるフェンスに迷彩柄の布を被せてある壁の前で夏月は立ち尽くしていた。
ここ最近の事件から考えて九重連山が無関係な訳はないはずだからだ。
その推理は恐らく正しかったと確信を持てる状況だが、ここから先に進む事が出来なくなってしまっている。しかし、アーサーを追いては帰れない。
駄目元で正面入り口から堂々と入ろうとした。
「君、そこに入ったら困るわ。誰かはわかりませんが離れて下さい。」
後ろから声をかけられて振り返ると、警察官の制服に身を包んだ女性が立っていた。
「すみません。でも私の飼っている犬もここに入った可能性があるんだが、何か情報はないですか?」
「そうでしたか。すみません。地域の方ですか?ここは本当に危険ですので、今は近づかないで下さい。」
少し説明が難しく困った顔をした夏月を怪しんだ女性警察官が厳しい口調で話す
「マスコミの方ですか?私は警視庁の田中梓です。話されていることに虚偽はありませんか?」
困ってはいるが、落ち着いた様子で夏月は応える。
「虚偽はありませんよ。愛犬のアーサーが恐らくこの連山のどこかにいる。でも、私は地元の人間ではなく、アーサーが逃げたのも東京だから、信じてもらえるか悩んでいたんですよ。」
田中は驚いた様子で、
「何故この山だとわかったんですか!?」
大声で聞いた。もちろんだがこの反応は夏月の仮説を、裏付けるものとして十分過ぎた。
それを聞きつけた警察官の制服や迷彩服を着た者がが数人フェンスの内側から出てきて、田中を注意しつつこちらを見ている。
その中に1人見知った人物を見つける。
「一条っ!僕だ!どしても中に入りたい。」
「桜か?どうしたんだ?」
2章回想②に続く
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