84 / 120
一章
海ダンジョン 8
しおりを挟む
マンゴー?がラグビーボールサイズで美味しそうだったので三十個ほど回収。これならルカのお土産にも良いだろう。
結局、大ムカデとコングにはエンカウントして戦ったよ。外殻と油、大きいバナナ一房、下級ポーションって言う労力に見合わないものをドロップ。もしかしたらめっちゃ高いバナナかも。
次の階層に行く前に一応他の冒険者の動向をチェック。
迷子ではなく、目的があって動いてるっぽいのでお助けは要らないと判断した。
セーフゾーンで一服してからって思ったら休憩中の冒険者パーティがいたので断念。
テントと外に二人で一人は寝てる。
なぜかお皿の上に焦げた物体がのってる。お約束なんか。
見張りの青年が「一人?」って驚いて声掛けてきた。
「一人だよ」
「強いんだねぇ」
「そうかも?」
チートは自分の能力に入れて良いのかな?
「何それー」
起こしたら可哀想なので「じゃ」って言うと「休んでいかないの?」って。
「大丈夫~。次でご飯食べる予定だから」
「そっかー、頑張ってね」
「そっちも!」
次は十三階層。
一歩出れば、雨だー。小雨だけど、ずっと雨なのは嫌だなぁ。
岩の一本橋?で両サイドが、落ちたら海にドボン。
向かい側に岩場が広がってるのでダッシュで進む。
〈遊泳〉の指輪の効果で水は弾くけど、視界が悪いなぁ。
下の海を覗くとワニっぽいのが十頭くらい口をパカーンと開けてる。餌待ち!!
ちょっと悪戯心で辛い実の粉を袋でポチッて、錬金術でテニスボール状の丸薬にして、岩場から投げた。
「人間を食おうとすんな!」
ワニは丸い物体にバッと食いついた。動くものに反応するんだよな。
ワニが縦にザーーーンとジャンプしてから海面にダバーーーーンと落ちて、ピチピチしてオコになって、何かビームみたいなの出した。
危ねぇ!
岩の橋が崩れ落ちた。ヤバ!
ワニは落ちた岩に埋まった。自滅。
ところで橋って、後から戻るよね!?
後から来た人たちが進めないとか大問題だよ。
ちょっとビビったけど、先に進もう。
スマートウオッチのMAPの反応をチェックして岩場の危険地帯を避けるルートを考える。
ここはマップ情報によると横に歩くクモ、飛ぶ貝、フナムシ、マーマン。
マーマン・・・。いやかも。
横に歩くクモってサワガニとかじゃないのかな。
この階はなんかキモいから隠し部屋とか無視しよう。
マーマンとか嫌だ。
走ってたら海藻びっしりの地面が見えたのだけど、あえて採りたいものではないのでスルーしようとそのまま走っていたら、ヒジキが動いた!
ギャーーーーーー!!!
緑のもじゃもじゃが襲ってきた!キモい!
短銃ライター攻撃!!
雨で何もかもシケってて火の通りが悪い!
だけど十分威嚇になったのでダッシュで逃げた。
もうここ嫌い。海ダンジョン嫌いだ。
変なの出る場所避けたはずなのにマーマンの群れに出会した。ちくしょー!
シイラみたいな本体に人間のような太増しい腕と脚が生えてるって言う謎の生き物だ。
生意気に槍を持ってる。
「ギギギ!」
「ギーーー」
無心に天河を振り回す。刀の方が俺を使ってくれてる感じだ。
マーマンは槍を大雑把に振る。仲間との統制は取れてないようだ。
天河は魔力を勝手に吸って、風魔法で刀が届いてない場所にいるマーマンも真っ二つにしてくれた。頼りになる刀だよ。
マーマンが全滅した。
おえぇ。
生臭いし、ビチビチ動く手脚と尻尾キモい。
息絶えると臭いと共に存在は消える。
ドロップは槍とシイラの切り身と古代の金貨銀貨?だった。
切り身はなんか嫌だな。
もう少しでセーフゾーンってところで、ホタテが飛んできた。
パカパカっと口を開けて襲ってくる。
パッ○マンか!
これがそのまま捕獲出来たら大きな貝柱が食えるのに!
貝殻の硬さも天河には通用しないので真っ二つにして。ドロップが真珠と小瓶。
小瓶を鑑定したら、喉にいいシロップだそう。
このダンジョン、宝石が多いな。
やっとこさ、セーフゾーンに入った。
雨が降ってない空間がありがたいね。濡れはしてないけど、湿気とマーマンで気分は最悪だったので〈ルーム〉でシャワーを浴びることに。
昼飯にあたたかい物が食べたいと棚に入っていたカップ麺を食べる。
んー、物足りないなぁ。
スマホを覗いて、ファ○チキとコーヒーをポチった。
ダンジョンマップの情報を見るとまだ先でもマーマン出てくる。嫌だなぁ。
と言っても大きいカニが十七階にいるので十七階までは頑張らないと。
二十階のボスは空飛ぶクジラか大きいエビらしい。
食えないエビには興味ないけど。
三日って言っちゃったし、三日は頑張るとして、今のペースと強くなっていく敵のレベルを考えるといけるのは二十五回層までかな。
完全攻略は三十五階だって。一週間いられたらクリア出来たかな?でも魚人とマーマンが嫌だ。
どうしても嫌になったら、ゲートのある十五階まで行くか、十階層に転移して帰ろう。
さて、タバコ休憩も取れたし、次に進むか。
十四階層スタートは、マングローブの森の中。足場は海水に浸かってる。
そのまま歩くか、ゴリラの如く腕力に物を言わせて枝を伝うか、ピョンピョン飛んで歩くか。
エンジン付きゴムボートを買うかと一瞬考えたが、どう考えても魔法のが手っ取り早いと考え直した。
〈飛翔〉って何かの作品で見たんだ。ピッ○ロさんも空飛んでたじゃん!
俺も飛べるはず!!
よし、高く早く飛べ!〈飛翔〉!!
結局、大ムカデとコングにはエンカウントして戦ったよ。外殻と油、大きいバナナ一房、下級ポーションって言う労力に見合わないものをドロップ。もしかしたらめっちゃ高いバナナかも。
次の階層に行く前に一応他の冒険者の動向をチェック。
迷子ではなく、目的があって動いてるっぽいのでお助けは要らないと判断した。
セーフゾーンで一服してからって思ったら休憩中の冒険者パーティがいたので断念。
テントと外に二人で一人は寝てる。
なぜかお皿の上に焦げた物体がのってる。お約束なんか。
見張りの青年が「一人?」って驚いて声掛けてきた。
「一人だよ」
「強いんだねぇ」
「そうかも?」
チートは自分の能力に入れて良いのかな?
「何それー」
起こしたら可哀想なので「じゃ」って言うと「休んでいかないの?」って。
「大丈夫~。次でご飯食べる予定だから」
「そっかー、頑張ってね」
「そっちも!」
次は十三階層。
一歩出れば、雨だー。小雨だけど、ずっと雨なのは嫌だなぁ。
岩の一本橋?で両サイドが、落ちたら海にドボン。
向かい側に岩場が広がってるのでダッシュで進む。
〈遊泳〉の指輪の効果で水は弾くけど、視界が悪いなぁ。
下の海を覗くとワニっぽいのが十頭くらい口をパカーンと開けてる。餌待ち!!
ちょっと悪戯心で辛い実の粉を袋でポチッて、錬金術でテニスボール状の丸薬にして、岩場から投げた。
「人間を食おうとすんな!」
ワニは丸い物体にバッと食いついた。動くものに反応するんだよな。
ワニが縦にザーーーンとジャンプしてから海面にダバーーーーンと落ちて、ピチピチしてオコになって、何かビームみたいなの出した。
危ねぇ!
岩の橋が崩れ落ちた。ヤバ!
ワニは落ちた岩に埋まった。自滅。
ところで橋って、後から戻るよね!?
後から来た人たちが進めないとか大問題だよ。
ちょっとビビったけど、先に進もう。
スマートウオッチのMAPの反応をチェックして岩場の危険地帯を避けるルートを考える。
ここはマップ情報によると横に歩くクモ、飛ぶ貝、フナムシ、マーマン。
マーマン・・・。いやかも。
横に歩くクモってサワガニとかじゃないのかな。
この階はなんかキモいから隠し部屋とか無視しよう。
マーマンとか嫌だ。
走ってたら海藻びっしりの地面が見えたのだけど、あえて採りたいものではないのでスルーしようとそのまま走っていたら、ヒジキが動いた!
ギャーーーーーー!!!
緑のもじゃもじゃが襲ってきた!キモい!
短銃ライター攻撃!!
雨で何もかもシケってて火の通りが悪い!
だけど十分威嚇になったのでダッシュで逃げた。
もうここ嫌い。海ダンジョン嫌いだ。
変なの出る場所避けたはずなのにマーマンの群れに出会した。ちくしょー!
シイラみたいな本体に人間のような太増しい腕と脚が生えてるって言う謎の生き物だ。
生意気に槍を持ってる。
「ギギギ!」
「ギーーー」
無心に天河を振り回す。刀の方が俺を使ってくれてる感じだ。
マーマンは槍を大雑把に振る。仲間との統制は取れてないようだ。
天河は魔力を勝手に吸って、風魔法で刀が届いてない場所にいるマーマンも真っ二つにしてくれた。頼りになる刀だよ。
マーマンが全滅した。
おえぇ。
生臭いし、ビチビチ動く手脚と尻尾キモい。
息絶えると臭いと共に存在は消える。
ドロップは槍とシイラの切り身と古代の金貨銀貨?だった。
切り身はなんか嫌だな。
もう少しでセーフゾーンってところで、ホタテが飛んできた。
パカパカっと口を開けて襲ってくる。
パッ○マンか!
これがそのまま捕獲出来たら大きな貝柱が食えるのに!
貝殻の硬さも天河には通用しないので真っ二つにして。ドロップが真珠と小瓶。
小瓶を鑑定したら、喉にいいシロップだそう。
このダンジョン、宝石が多いな。
やっとこさ、セーフゾーンに入った。
雨が降ってない空間がありがたいね。濡れはしてないけど、湿気とマーマンで気分は最悪だったので〈ルーム〉でシャワーを浴びることに。
昼飯にあたたかい物が食べたいと棚に入っていたカップ麺を食べる。
んー、物足りないなぁ。
スマホを覗いて、ファ○チキとコーヒーをポチった。
ダンジョンマップの情報を見るとまだ先でもマーマン出てくる。嫌だなぁ。
と言っても大きいカニが十七階にいるので十七階までは頑張らないと。
二十階のボスは空飛ぶクジラか大きいエビらしい。
食えないエビには興味ないけど。
三日って言っちゃったし、三日は頑張るとして、今のペースと強くなっていく敵のレベルを考えるといけるのは二十五回層までかな。
完全攻略は三十五階だって。一週間いられたらクリア出来たかな?でも魚人とマーマンが嫌だ。
どうしても嫌になったら、ゲートのある十五階まで行くか、十階層に転移して帰ろう。
さて、タバコ休憩も取れたし、次に進むか。
十四階層スタートは、マングローブの森の中。足場は海水に浸かってる。
そのまま歩くか、ゴリラの如く腕力に物を言わせて枝を伝うか、ピョンピョン飛んで歩くか。
エンジン付きゴムボートを買うかと一瞬考えたが、どう考えても魔法のが手っ取り早いと考え直した。
〈飛翔〉って何かの作品で見たんだ。ピッ○ロさんも空飛んでたじゃん!
俺も飛べるはず!!
よし、高く早く飛べ!〈飛翔〉!!
793
あなたにおすすめの小説
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる