ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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三章

774話

 ツァイトに乗る訓練を自宅の厩舎でやることになった。
 私が騎士団棟に行くとワイバーンたちも騎士さんたちもソワソワして訓練にならなくて。騎士さんたちがルークに怒られちゃった。

 飛ぶまでに至らない訓練から低空...地面から数センチ浮くみたいなことをしてくれる。
 ツァイトはどうやってるんだろう?魔法?

 二週間ほどそんな日を過ごして、たまにニーナが様子を見にきて、私が危なくないかの確認をした。どちらかと言うとニーナのお腹の方が心配なのでじっとしていてほしい。
 ニーナの胎教と体調を考えて休憩は長くとることにして一緒にお茶を飲む。

 サラとメルがお茶セットを用意してくれてニーナとプチお茶会。サラとメル、アランとジェイクにも休憩させて、一緒にお茶を飲む。
 普通の貴族家だったら品がない真似だとか言われるだろうけれど、ここはグレーデンだからね。
 おやつとなれば、張り切るのがポムたちだ。お皿の上のお菓子を持って謎の舞をしてくれる。
「プッキュウウ」
「モッキュ」
「きゃん」
「ぎゃぉぉん」
「ギャオオーーーーン」
 それぞれのおねだりの声が可愛いね。
 ニーナがウキウキしながら口元にお菓子を届けている。
 おやつタイムが終われば、私は作業部屋に行く。訓練を続けるとニーナが休んでくれないしね。
 化粧品と子供用品の改良の日々だよ。
 お酒もちょこちょこチェックしてる。
 たまにクラウスさまが、学校関係の資料を持ってきてくれるので、それもチェックしてる。すでに私がやれることはない感じだけど、言い出しっぺなので確認作業はちゃんとやってるよ。

 ツァイトとの訓練は、徐々にツァイトが身体サイズを変えていく感じで、私は体幹を鍛えるのに必死だ。要するにジュリアスさまたちと並行で飛べるようになっていきたい。
 ツァイトに乗る訓練は非常時に私が逃げられるようにってことだけど、いざとなったらニーナとニーナの子供を抱えて乗りたいので真剣に訓練をするよ。
 理想はお義母さまやみんなを守れることだけど、万が一って言うなら、グレーデン領についてきてくれたニーナを最優先に守りたい。私の人生に付き合ってくれたニーナは命に変えても守る存在だ。
 ま、そんな場面になったらルークが何がなんでもニーナを守ると信じてるよ。
 私のこともジュリアスさまやアズライトが、みんなが助けてくれる。

 グレーデンに来て今まで平和に過ごしてきたけど、危険地帯なのだから自分の身を守る備えは必要。今までそういった訓練してなかったのは私の体調や精神面を優先してくれていたんだろう。今なら訓練ができるって判断されたなら私はそれを嬉しく思う。
 ワイバーンたちが私にツァイトを預けてくれるのは予想外だったけど。

 訓練期間中はお義父さまやお祖父さまがツァイトの横で一緒に走ってくれたりした。
「ワハハ!ワシの足について来れるかのぉ」
「いや、俺の俊足には敵わないだろう」
 お義父さまは毎回ツァイトと私を置いてけぼりにして2人で勝負を始めちゃうので楽しい。ツァイトはグレーデン家の人々の性格がわかるにつれて「またか...」と達観のしたような顔をするようになった。ラヴァたちはお義父さまたちと盛り上がるタイプだけど、ツァイトは大人っぽい性格なのかも。

私の腹筋と上腕二頭筋にほんのり筋肉がついてきたころ、ツァイトにラヴァたちの半分くらいのサイズになってもらっての低空飛行が出来るようになった。
 
 カーンカンカン!

 訓練中に緊急事態の鐘が鳴って、ツァイトが私を庇うように覆い被さった。
「あー、ツァイト、あれはアンセリカ様の来訪だから大丈夫だ」
 アランがツァイトを落ち着かせてくれた。
 警戒の鐘の種類については、私には違いがよくわからないけど、いまだにアンセリカさまの扱いが災害級だったのね。

 今日の訓練はおしまいにして屋敷で過ごすことにしたよ。
 



___________

 日が空きまして申し訳ありません
 いつも応援してくださりありがとうございます

 現在、別作品にかかりきりで、脳内がパニック中です
 そんな中、このちびっこについては徐々に修正していくことにしました
 設定がズレちゃったり、話の進行を変えたくなったので、自分の記憶修正も兼ねて
 まずはなろうさまに、改稿版を載せていってある程度貯まったら、続きに違和感のない状態にしてから、こちらも順次差し替えして行く感じです
 長期になると思いますのでまとまってから読み直していただけると幸いです

 どんどん寒くなって体調管理が大変なこの頃、皆様もご自愛くださいませ


 
感想 6

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