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一章
9話 コックさんはオネェさん? ★
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セリウスさまに運ばれ、ムキムキなマッチョなお胸の感触を堪能させていただき、ちょっぴり昇天しそうになったよ。
セリウスさまとスノウリリィさまと一緒に診察を受けたお部屋に入って、なにやら複雑な顔で書類を見ていたジュリアスさまにひょいっと渡された。セリウスさまは着替えてくると出ていった。
ロジャー先生はもう居なかった。残念。
ジュリアスさまが私をナチュラルにお膝に乗せる。膝抱っこ!萌える。
スノウリリィさまとルドガーさまも私を抱っこしたいと恨めし気だ。
「母上、リーシャ嬢の部屋なのですが」
「あら結婚したんだから同室のが良いわねぇ。変な横槍が入ると面倒だから既成事実はあったほうがいいし。共寝しても体が安定するまで手は出さないわよねぇ?」
「もちろんです」
スノウリリィさま、目力でジュリアスさまを威圧してるのがすごい。ジュリアスさまは母には逆らえないと見た。
ちょっと待って、精神(こころ)が22歳でワイルドイケメンと同衾ってヤバくない?こっちが我慢する方になってるよ!どうしよう~。初めて会った日から一緒に寝るのハードル高いなぁ。
でもこのちびっ子ボディでは興奮しないよね。旦那さま、申し訳ない。
「まぁウチに間諜が入るなんて無理でしょうけれどもぉ、王命に背いてリーシャちゃんを嫁扱いしてないだなんて言われたら私、暴れちゃうわぁ。有無をいわせない行動も必要なの~、本当に王都の連中はめんどくさいわねぇ」
「オレイユの周りの奴らは陰湿だからのう。リーシャちゃんに利用価値があるとなれば必至に割り込もうとするじゃろうな」
心底めんどくさそうに語るお二人。貴族的な問題があるっぽい?
利用価値って、王様の言ってた私が直した魔道具のこと?簡単な修理だったと思うけどなぁ。
私にはわからないだけでリーシャってすごかったのかな。
リーシャの記憶だと母の隠し部屋の中の方がすごかったんだけど。これバレない方がいいヤツ?
勉強はオレイユ家に許された貴族令嬢としての必須科目だけで最低限だし、人付き合いもほとんど無かったからこの世界の普通がわからないかも?
「そういえば、リーシャちゃんは錬金術や魔道具いじりをやるんじゃろう?屋敷内か離れかどっちに部屋を用意するのがいいかのう?」
うあぁ、自分専用の実験室が持てるの?すごい!
「薬品や薬草の匂いが出ちゃうんで離れだと嬉しいです」
火が使えるなら料理もできそう!
私自身はあまり錬金術とか興味ないけど記憶にあるから、やってみるの面白そうだしね。
すごくニコニコと笑顔が出ちゃったんだろうけど、ルドガーさまもジュリアスさまも私のことをハムスターでも見てるみたいなお顔で見てるよ。
スノウリリィさまもだけど。
「あとはのぅ、護衛騎士と侍女を二人ずつ付けるから明日紹介するぞ」
「ニーナは・・・」
外されちゃうのかと思って悲しくなったらルドガーさまが慌てて、
「ニーナは専属じゃ、付ける二人はニーナの補佐じゃ」
と言ってくれた。良かった。ニーナは私の大事な人だから。
「ご飯できたって~」
セリウスさまより少し若い、そっくりボイスの青年が現れた。
なんていうかご両親のいいとこ取りをした感じのストロベリーブロンドのイケメン。やはり鍛えられてて、ジュリアスさまやセリウスさまより細めの甘い雰囲気で王都でモテてそうなかっこいい男性。
「あらクラウス~、リーシャちゃんにご挨拶して~」
「はじめまして、クラウスだよ。兄上のお嫁さんなら義姉上になるけど、僕としてはお兄ちゃんって呼ばれたいなぁ」
いや、夫の弟は年上でも義弟だよ?
うわぁって思っていたら、後ろからやってきたセリウスさまがヘッドロックでクラウスさまを引きずっていった。男兄弟激しいぞ。
そして皆で食事をするために食堂に移動。今度はルドガーさまに抱っこされて。ガチマッチョのお胸は異次元。言葉が出ない。感動を飛び越えているよ。
辿り着いた食堂が無茶苦茶広かった。
机の上には巨人族の祭りなのってくらいにたくさん肉が積んである。スープやサラダもあるけど、パンも山になってるんだけど?
とりあえず6人で食べるのに、これ100人分くらいないかな⁉
椅子に座ったらテーブルが高くて顔しか出せないの。びっくり。みんなであちゃーって顔になって、ジュリアスさまの膝抱っこ再び。
「はぁい!リーシャさま。はじめましてぇ。コックのルルゥよぅ!今日はお腹に優しいメニューになってるけど後で好きなものとか教えてちょうだいねぇ~、よろしく~」
自分の席がジュリアスさまのお膝にになった私の分の料理を持ってきてくれてバチンとウインクしてくれる結構なマッチョさま。お顔は綺麗なイケメンでお声は少し野太い、喉仏あり、そして、ちょっとシナを!
この世界にもオネェさまが⁉
かっこよすぎてたまらん!
お声がお声が~。ここはやっぱり天国なのでは??
そして私の食事は雑穀のシリアルみたいなもの。ちょっとだけ甘みがあって、サラダは葉物が柔らかめで生ハムみたいなのが乗ってる。
王都からの道中で食べたものより味に変化があって美味しい。
「そんな鳥の餌みたいな量でお腹膨れるの~?」
ってセリウスさまに聞かれたけど、逆にそんなにお肉食べるの?って感じなんだけど。すでに半分以上ないし。
みんな食べ方が綺麗で音もほとんど立ててないのに、食べ物が消えていくのが早すぎてびっくり。
何よりスノウリリィさま、この食事にお付き合いしてるから筋トレしてるんだなって思った。これだけ食べたら消費しないとあの美しさは維持できない。確実に太る。
私もご飯たくさん食べれるようになったら筋トレしよう!っていうか、しないと。
ところでジュリアスさま、パンとかちょこちょこ口に持ってくるのやめて。
餌付け?餌付けなの?
セリウスさまとスノウリリィさまと一緒に診察を受けたお部屋に入って、なにやら複雑な顔で書類を見ていたジュリアスさまにひょいっと渡された。セリウスさまは着替えてくると出ていった。
ロジャー先生はもう居なかった。残念。
ジュリアスさまが私をナチュラルにお膝に乗せる。膝抱っこ!萌える。
スノウリリィさまとルドガーさまも私を抱っこしたいと恨めし気だ。
「母上、リーシャ嬢の部屋なのですが」
「あら結婚したんだから同室のが良いわねぇ。変な横槍が入ると面倒だから既成事実はあったほうがいいし。共寝しても体が安定するまで手は出さないわよねぇ?」
「もちろんです」
スノウリリィさま、目力でジュリアスさまを威圧してるのがすごい。ジュリアスさまは母には逆らえないと見た。
ちょっと待って、精神(こころ)が22歳でワイルドイケメンと同衾ってヤバくない?こっちが我慢する方になってるよ!どうしよう~。初めて会った日から一緒に寝るのハードル高いなぁ。
でもこのちびっ子ボディでは興奮しないよね。旦那さま、申し訳ない。
「まぁウチに間諜が入るなんて無理でしょうけれどもぉ、王命に背いてリーシャちゃんを嫁扱いしてないだなんて言われたら私、暴れちゃうわぁ。有無をいわせない行動も必要なの~、本当に王都の連中はめんどくさいわねぇ」
「オレイユの周りの奴らは陰湿だからのう。リーシャちゃんに利用価値があるとなれば必至に割り込もうとするじゃろうな」
心底めんどくさそうに語るお二人。貴族的な問題があるっぽい?
利用価値って、王様の言ってた私が直した魔道具のこと?簡単な修理だったと思うけどなぁ。
私にはわからないだけでリーシャってすごかったのかな。
リーシャの記憶だと母の隠し部屋の中の方がすごかったんだけど。これバレない方がいいヤツ?
勉強はオレイユ家に許された貴族令嬢としての必須科目だけで最低限だし、人付き合いもほとんど無かったからこの世界の普通がわからないかも?
「そういえば、リーシャちゃんは錬金術や魔道具いじりをやるんじゃろう?屋敷内か離れかどっちに部屋を用意するのがいいかのう?」
うあぁ、自分専用の実験室が持てるの?すごい!
「薬品や薬草の匂いが出ちゃうんで離れだと嬉しいです」
火が使えるなら料理もできそう!
私自身はあまり錬金術とか興味ないけど記憶にあるから、やってみるの面白そうだしね。
すごくニコニコと笑顔が出ちゃったんだろうけど、ルドガーさまもジュリアスさまも私のことをハムスターでも見てるみたいなお顔で見てるよ。
スノウリリィさまもだけど。
「あとはのぅ、護衛騎士と侍女を二人ずつ付けるから明日紹介するぞ」
「ニーナは・・・」
外されちゃうのかと思って悲しくなったらルドガーさまが慌てて、
「ニーナは専属じゃ、付ける二人はニーナの補佐じゃ」
と言ってくれた。良かった。ニーナは私の大事な人だから。
「ご飯できたって~」
セリウスさまより少し若い、そっくりボイスの青年が現れた。
なんていうかご両親のいいとこ取りをした感じのストロベリーブロンドのイケメン。やはり鍛えられてて、ジュリアスさまやセリウスさまより細めの甘い雰囲気で王都でモテてそうなかっこいい男性。
「あらクラウス~、リーシャちゃんにご挨拶して~」
「はじめまして、クラウスだよ。兄上のお嫁さんなら義姉上になるけど、僕としてはお兄ちゃんって呼ばれたいなぁ」
いや、夫の弟は年上でも義弟だよ?
うわぁって思っていたら、後ろからやってきたセリウスさまがヘッドロックでクラウスさまを引きずっていった。男兄弟激しいぞ。
そして皆で食事をするために食堂に移動。今度はルドガーさまに抱っこされて。ガチマッチョのお胸は異次元。言葉が出ない。感動を飛び越えているよ。
辿り着いた食堂が無茶苦茶広かった。
机の上には巨人族の祭りなのってくらいにたくさん肉が積んである。スープやサラダもあるけど、パンも山になってるんだけど?
とりあえず6人で食べるのに、これ100人分くらいないかな⁉
椅子に座ったらテーブルが高くて顔しか出せないの。びっくり。みんなであちゃーって顔になって、ジュリアスさまの膝抱っこ再び。
「はぁい!リーシャさま。はじめましてぇ。コックのルルゥよぅ!今日はお腹に優しいメニューになってるけど後で好きなものとか教えてちょうだいねぇ~、よろしく~」
自分の席がジュリアスさまのお膝にになった私の分の料理を持ってきてくれてバチンとウインクしてくれる結構なマッチョさま。お顔は綺麗なイケメンでお声は少し野太い、喉仏あり、そして、ちょっとシナを!
この世界にもオネェさまが⁉
かっこよすぎてたまらん!
お声がお声が~。ここはやっぱり天国なのでは??
そして私の食事は雑穀のシリアルみたいなもの。ちょっとだけ甘みがあって、サラダは葉物が柔らかめで生ハムみたいなのが乗ってる。
王都からの道中で食べたものより味に変化があって美味しい。
「そんな鳥の餌みたいな量でお腹膨れるの~?」
ってセリウスさまに聞かれたけど、逆にそんなにお肉食べるの?って感じなんだけど。すでに半分以上ないし。
みんな食べ方が綺麗で音もほとんど立ててないのに、食べ物が消えていくのが早すぎてびっくり。
何よりスノウリリィさま、この食事にお付き合いしてるから筋トレしてるんだなって思った。これだけ食べたら消費しないとあの美しさは維持できない。確実に太る。
私もご飯たくさん食べれるようになったら筋トレしよう!っていうか、しないと。
ところでジュリアスさま、パンとかちょこちょこ口に持ってくるのやめて。
餌付け?餌付けなの?
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