265 / 787
三章
256話
次の日、早速ダンジョンコアを池の島に設置しようってことで、お義父さまとセリウスさまとアンゼリカさまで。
もちろんアランとジェイクとニーナもいる。
あとなぜかルルゥとサーキスさまとハロルドとシエルね。
私はお義父さまに肩車されて移動してて、アンゼリカさまは羨ましげ。どんだけお義父さまは好きなんだ。いや確かにイケオジでイケマッチョだけど!
しかもお義父さまってアンゼリカさまも余裕で肩車すると思うからお願いしてみたら良いと思う!
池のほとりに着いたらシエルの方にいたポムとテイムが地面に降りて私の肩にいたアズライトが『あの島の横辺りに~』って説明したら、
「プッキューーーン!!!」
「モッキューーーーン!!!」
って小さな手を指定された方向に「てぇーい!」って振って竜巻みたいなのが水面を削って下から山が生まれるような感じで土が盛り上がってきた。
天地創造みたいになってるぅ!!
数分間、地震みたいに水面が揺れてる。津波になっちゃわない?って思ったらアズライトが軽ーく水魔法使って流れを変えてる。
ティムとディディエとで風魔法で水の流れの変動を補助して?ってうちの子達やっぱり凄ぉ!!
「ポムたちって見た目に反して有能だよねー」
食いしん坊でエッチなだけじゃないんだよねぇ。
出来立ての島の成長と波が落ち着いてから、ボードで島に向かう。
お義父さまが屋根付きのゴンドラに乗ってるのちょっと面白い。ちゃんとお義母さまのとデート出来るように大きめなのよね!
せっかくなのでお義父さまさまとアンゼリカさまで乗せてあげたよ。叔父と姪だからお義母さまも笑ってくれるよね。まぁハロルドとシエルも乗ってるんだけど⭐︎
私はセリウスさまとニーナとルルゥとで。
「アイツ、叔父上よりうちの父上に懐いててさ~、ジェイデンに帰る時毎回大泣きして大変だったんだよねー」
おっと幼き頃の黒歴史!可愛いけど。
「そんな小さな頃からなんですねぇ」
「まぁ女らしくしろとか言われないし兄上と一緒に訓練に連れてくしで居心地が良かったんだろうけどね」
「義叔父さまは女らしくいろって言う方なのですか?」
お義父さまよりはインテリ系ではあったけどわりとグレーデンっぽかったけど?
「あー、叔父上じゃなくて叔母上だな~、今じゃ母上に似てきたけど昔は都会の令嬢みたいだったらしいよー」
なるほど、今は染まったけどってやつか。
「まぁ貴族の令嬢は基本はマナーや刺繍って内面を磨くようにって言われて育つのよぅ。騎士になりたいとか言うのは少数派だから生き辛いわよねぇー」
刺繍が出来ない私はスーンってなるよ。マナーも王都のタウンハウスに行ってからは習ってないしね。放置だったから!!
今なんとかやってるのは領地でお母さまに育てて貰って、そのあとはニーナを見て育ったからだよねー。
「しかも自分より弱い男には嫁がないって言い張るからねー」
「セリウスさまもサーキスさまもアンゼさまより強いんでは?」
ジュリアスさまもだろうし。
「俺はどうかなぁ?やりにくいからねぇ~」
「仮に私が強いとして私は彼女との相性が悪いので成立しませんよ」
まぁアンゼリカさまがアリでもお相手が受け入れるかどうかはまた別か~。ハードル高いねぇ。
話してるうちに島に着いたので早速上陸。
やっぱり地面は湿気ってると言うか所々水溜りだ。私が転ばないようにセリウスさまが抱っこしてくれる。
「ふーむ!なかなか広いのぅ、真ん中に置けば良いのかの?」
お義父さまがアズライトを肩に乗せて聞く。
『どこでも良いがダンジョンで出た種を周辺に撒くように考えて配置すると良いと思うの』
アズライトがみんなに聞こえるように話す。
「ほう!そうじゃな!それなら少し奥にしようかの」
お義父さまがマジックバッグからダンジョンコアをポーイと投げた!雑!!!
って言うかマジックバッグがダンジョンになったりしないんだ。どんな仕組みなの?コア!?
コロコロっと止まった先でアズライトが何か呪文を唱えて、コアが地面に取り込まれた。
『これでしばらく放置しておけば勝手に成長しているであろ』
なんかほんと雑だな。島に地下って水底洞窟出来ちゃうんじゃ?人間入れるの?
ポムが自分のマジックバッグからう○ちを取り出してテイムとディディエでポイポーイっと種う○ちを投げて、転がった先にポムが「てぇーい」って土の魔力を投げると芽がニョキニョキ~。
早速島をデコってくれるのか。すごいな。
ポムって魔力切れとかないんだねぇ。
「なんかうちの領地、不毛の大地が広がってたってのが切なくなる光景だよねー」
「ポムさま、すごいですっ」
シエルがキラキラした目でポムたちを見てるよ。
「はぁ、魔の森より良い感じになるんじゃぁなぁい?」
一般開放しないからめっちゃ貴重だと思う~。
「楽しみじゃのぅ、リーシャちゃん!!」
アトラクション待ちの人みたいになってるよ。
とりあえず今日はもう何も起こらないので帰ることに。
途中、アズライトの棲家になってる島を眺めたら以前なかった物が見えた。
「アズライト、あれなぁに?」
なんて言うかあのフォルム見たことがある気がするなぁ。
『主が作った滑り台と言うのを真似てみたんだの』
浮遊島から水が落ちてきてて、どう考えてもウォータースライダー!!
数個あって角度が違う。
『高さを変えたら速さが変わって面白いのじゃ』
なんてこった。自力で進化させた!
(・・・カーブ作っても面白いよ)
『!!!』
水着がないから遊べないなー。あったとしてもさすがにダメかなぁ。
濡れても良い格好でやれないかな。
ボート置き場に着いたので、お義父さまにコソッと「アンゼリカさまも肩車して欲しそうでしたよ」って伝えたら「そうか!!いくらでもしてやるぞい!」ってぐわしっと肩に乗せて走って行った。
「え?ええええぇぇ!?!?」
「えぐいわー」
セリウスさまにはちょっと引かれて。
「恐ろしい子」
ルルゥにはだいぶ引かれて。
「案外腹黒いですね」
サーキスさまにはニヤッとされた。
アランとジェイクは呆然としてて、ハロルドとシエルは「微笑ましいですね」って言われた。
「リーシャさま、優しさは時に凶器になるのですね」
ニーナまで!
だって羨ましそうにしてるから!
私だって十六歳なんだよ!!!成人してるんだよ!一緒じゃん!!
もちろんアランとジェイクとニーナもいる。
あとなぜかルルゥとサーキスさまとハロルドとシエルね。
私はお義父さまに肩車されて移動してて、アンゼリカさまは羨ましげ。どんだけお義父さまは好きなんだ。いや確かにイケオジでイケマッチョだけど!
しかもお義父さまってアンゼリカさまも余裕で肩車すると思うからお願いしてみたら良いと思う!
池のほとりに着いたらシエルの方にいたポムとテイムが地面に降りて私の肩にいたアズライトが『あの島の横辺りに~』って説明したら、
「プッキューーーン!!!」
「モッキューーーーン!!!」
って小さな手を指定された方向に「てぇーい!」って振って竜巻みたいなのが水面を削って下から山が生まれるような感じで土が盛り上がってきた。
天地創造みたいになってるぅ!!
数分間、地震みたいに水面が揺れてる。津波になっちゃわない?って思ったらアズライトが軽ーく水魔法使って流れを変えてる。
ティムとディディエとで風魔法で水の流れの変動を補助して?ってうちの子達やっぱり凄ぉ!!
「ポムたちって見た目に反して有能だよねー」
食いしん坊でエッチなだけじゃないんだよねぇ。
出来立ての島の成長と波が落ち着いてから、ボードで島に向かう。
お義父さまが屋根付きのゴンドラに乗ってるのちょっと面白い。ちゃんとお義母さまのとデート出来るように大きめなのよね!
せっかくなのでお義父さまさまとアンゼリカさまで乗せてあげたよ。叔父と姪だからお義母さまも笑ってくれるよね。まぁハロルドとシエルも乗ってるんだけど⭐︎
私はセリウスさまとニーナとルルゥとで。
「アイツ、叔父上よりうちの父上に懐いててさ~、ジェイデンに帰る時毎回大泣きして大変だったんだよねー」
おっと幼き頃の黒歴史!可愛いけど。
「そんな小さな頃からなんですねぇ」
「まぁ女らしくしろとか言われないし兄上と一緒に訓練に連れてくしで居心地が良かったんだろうけどね」
「義叔父さまは女らしくいろって言う方なのですか?」
お義父さまよりはインテリ系ではあったけどわりとグレーデンっぽかったけど?
「あー、叔父上じゃなくて叔母上だな~、今じゃ母上に似てきたけど昔は都会の令嬢みたいだったらしいよー」
なるほど、今は染まったけどってやつか。
「まぁ貴族の令嬢は基本はマナーや刺繍って内面を磨くようにって言われて育つのよぅ。騎士になりたいとか言うのは少数派だから生き辛いわよねぇー」
刺繍が出来ない私はスーンってなるよ。マナーも王都のタウンハウスに行ってからは習ってないしね。放置だったから!!
今なんとかやってるのは領地でお母さまに育てて貰って、そのあとはニーナを見て育ったからだよねー。
「しかも自分より弱い男には嫁がないって言い張るからねー」
「セリウスさまもサーキスさまもアンゼさまより強いんでは?」
ジュリアスさまもだろうし。
「俺はどうかなぁ?やりにくいからねぇ~」
「仮に私が強いとして私は彼女との相性が悪いので成立しませんよ」
まぁアンゼリカさまがアリでもお相手が受け入れるかどうかはまた別か~。ハードル高いねぇ。
話してるうちに島に着いたので早速上陸。
やっぱり地面は湿気ってると言うか所々水溜りだ。私が転ばないようにセリウスさまが抱っこしてくれる。
「ふーむ!なかなか広いのぅ、真ん中に置けば良いのかの?」
お義父さまがアズライトを肩に乗せて聞く。
『どこでも良いがダンジョンで出た種を周辺に撒くように考えて配置すると良いと思うの』
アズライトがみんなに聞こえるように話す。
「ほう!そうじゃな!それなら少し奥にしようかの」
お義父さまがマジックバッグからダンジョンコアをポーイと投げた!雑!!!
って言うかマジックバッグがダンジョンになったりしないんだ。どんな仕組みなの?コア!?
コロコロっと止まった先でアズライトが何か呪文を唱えて、コアが地面に取り込まれた。
『これでしばらく放置しておけば勝手に成長しているであろ』
なんかほんと雑だな。島に地下って水底洞窟出来ちゃうんじゃ?人間入れるの?
ポムが自分のマジックバッグからう○ちを取り出してテイムとディディエでポイポーイっと種う○ちを投げて、転がった先にポムが「てぇーい」って土の魔力を投げると芽がニョキニョキ~。
早速島をデコってくれるのか。すごいな。
ポムって魔力切れとかないんだねぇ。
「なんかうちの領地、不毛の大地が広がってたってのが切なくなる光景だよねー」
「ポムさま、すごいですっ」
シエルがキラキラした目でポムたちを見てるよ。
「はぁ、魔の森より良い感じになるんじゃぁなぁい?」
一般開放しないからめっちゃ貴重だと思う~。
「楽しみじゃのぅ、リーシャちゃん!!」
アトラクション待ちの人みたいになってるよ。
とりあえず今日はもう何も起こらないので帰ることに。
途中、アズライトの棲家になってる島を眺めたら以前なかった物が見えた。
「アズライト、あれなぁに?」
なんて言うかあのフォルム見たことがある気がするなぁ。
『主が作った滑り台と言うのを真似てみたんだの』
浮遊島から水が落ちてきてて、どう考えてもウォータースライダー!!
数個あって角度が違う。
『高さを変えたら速さが変わって面白いのじゃ』
なんてこった。自力で進化させた!
(・・・カーブ作っても面白いよ)
『!!!』
水着がないから遊べないなー。あったとしてもさすがにダメかなぁ。
濡れても良い格好でやれないかな。
ボート置き場に着いたので、お義父さまにコソッと「アンゼリカさまも肩車して欲しそうでしたよ」って伝えたら「そうか!!いくらでもしてやるぞい!」ってぐわしっと肩に乗せて走って行った。
「え?ええええぇぇ!?!?」
「えぐいわー」
セリウスさまにはちょっと引かれて。
「恐ろしい子」
ルルゥにはだいぶ引かれて。
「案外腹黒いですね」
サーキスさまにはニヤッとされた。
アランとジェイクは呆然としてて、ハロルドとシエルは「微笑ましいですね」って言われた。
「リーシャさま、優しさは時に凶器になるのですね」
ニーナまで!
だって羨ましそうにしてるから!
私だって十六歳なんだよ!!!成人してるんだよ!一緒じゃん!!
あなたにおすすめの小説
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています
かきんとう
恋愛
王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。
磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。
その中心に、私は立っていた。
――今日、この瞬間のために。
「エレノア・フォン・リーベルト嬢」
高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
家族に忘れられていた第五王子は愛され生活を送る
りーさん
ファンタジー
アズール王国の王宮には、多くの王子や王女が住んでいる蒼星宮という宮がある。
その宮にはとある噂が広まっていた。併設されている図書館に子どもの幽霊が現れると。
そんなある日、図書館に出入りしていた第一王子は子どものような人影を見かける。
その時、父である国王にすら忘れられ、存在を知られていなかった第五王子の才覚が露になっていく。
本の虫な転生赤ちゃんは血塗りの宰相の義愛娘~本の世界に入れる『ひみちゅのちから』でピンチの帝国を救ったら、冷酷パパに溺愛されてます
青空あかな
ファンタジー
ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。
藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。
溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。
その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。
目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。
前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。
リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。
アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。
当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。
そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。
ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。
彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。
やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。
これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?