ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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三章

273話

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 ジュリアスさまが帰宅の時に弾丸に挑戦したら転けかけてサーキスさまが風魔法でフワッと浮かしてくれてそのままジュリアスさまに抱っこされた。
 これではお義母さまの真似っこ禁止になっちゃうかも。
 
「母上の真似をしなくても笑顔で待っていてくれれば良いぞ?」
 って言われちゃったよ。優しみ~。

 サーキスさまにはちょっぴり叱られた。お義母さまとは「年季が違うんですよ」って。そのあとサーキスさまは「おほほほ、リーシャちゃんは可愛く抱きつけばジュリアスも幸せよねぇ~」ってお義母さまにエルボーされてた。
 うむ!王都出?のサーキスさまも女心がわからないんだね!

「スノウリリィーに年齢の話はしてはいかんぞぅ」

 お義父さまが私に耳打ちした。お義母さまはジュリアスさまの母君には見えないほど若々しいから気にしなくても良いと思う。
 貫禄?迫力はすごいけど。

 

 三日振りに家族が揃った夕食。
 賑やかで嬉しいな。

 お義父さまが狩って来たお肉もデデーンと出て来てる。
 スープにビリビリ肉が入ってるのでジュリアスさまは私用にお肉を避けてくれてる。

「でさー、ルルゥがずっと王族の厨房に軟禁状態で。でもそれって王宮のパーティ用の厨房じゃないわけでねー」
 毒の心配もあるから仕方ないねぇ。
「ルルゥがパーティにほとんど出てないから令嬢たちが俺たちに聞いてくるわけ~」
 
 ルルゥを探すついでにセリウスさまたちも狙われてたんじゃないかしら?

「まぁ今回はデレードの弟殿下が目立ってたし、公爵家の侯爵家の独身の嫡男が結構いたから僕たちは目立たなくて済んだよねー」

 跡取り狙いがあからさまだ。
 
「気に入った子はいなかったのぉ?」
「うーん?どうかなー?可愛い子はいたけど結婚までは考えないかなぁ」
 セリウスさまが少し考えてから答えたらお義母さまは目をキラキラさせて身を乗り出す。
「あらぁ、そんなこと言うの初めてねぇ?可愛いと思ったなら結婚しても良いんじゃないのぉ?」

「可愛いだけじゃ嫌だよー」
「まぁ!そんなこと言ってたら一生独身よぅ」
 うーむ。恋バナ?ではないけどなんかお義母さまのテンションがすごい。

「うちの子たちはほんと色恋に無関心ねぇ」

 イマイチ盛り上がらない息子たちにつまらないとお義母さまは不服そう。
 無関心っていうのかな?セリウスさまは絶対上手く遊んでるタイプに見えるし、クラウスさまは好きな子にはグイグイ行きそうなんだけど。
 今にところ本気になれる子がいないからじゃないかな。
 
「どっちみち五月蝿そうな子は嫌だし~、婿入りは無いからあんまり期待しないでよー」
 
 キミー以外の同年代女性をあまり知らないからよくわからないけどそんなに言うほど五月蝿いのかしらね。
 
 そのあとは代替わりや挿げ替えされた貴族家の話になった。

「男爵から伯爵になって領地が増えた家は夫人と令嬢の教育が~って嘆いてたよねー」
「男爵家だと商家や騎士爵から嫁を貰っているところもあるでしょうしねぇ」
 領地経営の規模が変わったり、マナーの違いが出たりで大変みたい。
 元々家格が違い過ぎる婚姻は受けて来た教育が違いすぎて大変なんだそう。

「陞爵された家の当主なら堅実であろう?」
「本人はまともでも子供がまともとは限らないよー」
「そうねぇ、実家より上の爵位に嫁いで勘違いしちゃう夫人もいるものねぇ」
「婿入りで天狗になってるのもいるよー」

 レイドラアース大丈夫か?って心配になってくるよ。

 際立って変な人の話でまともな人もいっぱいいるよね?ねぇ?

「そういえばデレードの弟王子がうちの噂を聞いたらしくてグレーデンに来たいって言い出して困ったよー」
「あら?お受けしたの?」
「いやー?アッガスの準備で王族の歓待は難しいって断ったよ~」

 おやや。一応防衛面でも他国の人に滞在されるのはあまり良く無いよね?

 セリウスさまはビリビリスープをおかわりしてさらにお肉も追加してもらってる。あんまり痺れないのかな?ジュリアスさまにスープのお肉をお願いしたら首を振られた。


「でもあの王子様は言い出したら聞かないタイプみたいだったよー」

 めんどくさい王子様だったのかな。
 クラウスさまは唐揚げにタルタル山盛りでさらに魚の蒸し焼きも追加で頼んでる。

「ふむ、断ったのは正解だが陛下は断りきれんかもしれんのぅ」
 王様は押しに弱いのかな?
「そうねぇ、王女さまのことを考えるときっぱりは言えないかもしれないわねぇ」
 そっちか~。でもさすがに防衛面がヤバいのに折れたらダメだと思うなぁ。
 まぁもし来たちゃったらその時はその時かな?
 ジュリアスさまたちが領地に悪い状況にするわけないし。


「あ!フルート侯爵から婿入りの打診が来るかもだけど断っておいてねー」
 クラウスさまが思い出したって感じで切り出した。
「何かあったの?」

「夜会で酔っ払った令嬢をちょっと介助したら侯爵がめっちゃグイグイ来てさー」
「フルートか・・・野心家では無いが少し日和見だのぅ。接点が出来たと気が急いたのかものぉ」

 助けたのが仇になっちゃうやつ!

「ご縁だ~とか運命の出会いとはならないのねぇ」
「あの子か。胸を盛ってたなぁー」
 
 盛る?

「まぁ!そこは女心よ、スルーしてあげなさいな」

 この世界でもパッド盛りがあるんだねぇ。ヌー⚪︎ラがあれば良いのにね。

 コルセットで締めに締めてさらに胸に詰め物ってすごく苦行じゃない?根性ある。

「いや~だってバレバレでちょっと目にやり場に困ったからー」

「うん、詰め物ちょっとはみ出てたんだよー」

 あちゃー、酔ってたみたいだし見て見ぬふりしてあげて。
 ってめっちゃ胸見てたんじゃ無いよね?
 
「まぁいつも通りお断り入れておくわねぇ」

 私はちょっと自分の胸を見ちゃった。
 盛るにもれない場合はどうしたら良いんだろうね?

 ジュリアスさまが「そのままで良い」って耳元で呟いてくれたけど、元ワガママボディとしてはやっぱりもう少し欲しいなぁ。

 食後のおやつタイムではルルゥが会話に混ざって、王家の厨房でコキ使われたって。

 美味しいって期待されちゃうと断れないよね。

 今日はジュリアスさまもゆっくり出来るってことで一緒にお風呂に入った。

 なぜかアズライトが湯船で浮かんでたよ。寒くなって来たからって一番風呂~ってか。












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