ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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三章

320話

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前回までにアウロラさまの夫がミゲルとなっていましたが前領主アークの末息子、現領主の末弟フレイに変更しました。
申し訳ありません。


----------------

 アウロラさまが疲れちゃうと大変なので私たちはおやつ後に失礼した。

「リーシャちゃん、リーシャちゃんがカイロとか作ってくれてマジ助かってるよ~、本当寒いんだからー」

 とりあえず食堂でまったりしたいとセリウスさまが私を抱き上げて進む。

「衰弱者が運ばれてくることはほぼ無くなったからだいぶ落ち着いたわぁ」

 食堂はまばらに人が出入りしてる。

「向こうはまだまだだなぁ。ほんと前が見えないんだよ~、ヤになるよー」

 風と寒さで集中しにくくて魔力探知が効かなくてスノウベアとか白い魔物が多くて判別がしにくいのが一番面倒だって。

 なんだけっけ、ス◯ウターみたいなのがあれば良いのかな。

「父上はいたら楽だったんだけどねー」
「あらぁルドガーさまだと土地ごと抉れちゃうわぁ♡」

 お義母さまが語るお義父さまがハートマークをつけちゃう話じゃないよー。

「いくら父上でも加減くらいするでしょー」

「まだまだルドガーさまのことを理解してないのねぇ」

 うっとりとしたお顔で在りし日(亡くなってない)のお義父さまの勇姿を思い出してるらしい。
 お義父さま、だいぶパワフルなのね。

「マジで言ってんのかー」

 セリウスさまがゾッとしてる。

「あら、ジュリアスだってあなただって本気出せば出来るわよねぇ?」
「そこまで出す必要ないでしょー」
「そうかしらねぇ」
「スタンピードくらいじゃ無いと出すなって言われてんだよ~」

 まぁそうそう大地抉ったり山吹っ飛ばしたりされたら大変だ。

「まぁ~そんなことを言うのはルークねぇ、真面目なんだからぁ」

 真面目以前の問題では。

「もしかして領地内の荒地、父上のせいなのか?」
「あらぁ元々荒れてる場所に誘導してやったのよぉ~?理性的でしょ?」

 お義母さまって辺境に来たからこの性格なのか元々なのか謎だな。

「理性ってなんだー?」
「大旦那さまは基本的に単騎だものぉ。多少はやりすぎちゃうのも仕方ないわよぉ~」

 ルルゥが焼きたてのタルトを持って来てくれた。お義母さまの目がキラキラしちゃってるよ。パンケーキ結構食べたのに。

「ちゃんと生活に支障がないように考えてくださってるわよぉ」

 魔獣を野放しの方が怖いから仕方ないかなぁ?

「基本的には魔の森討伐だから心配しなくていいのよぉ?」

 ルルゥが私の分を切り分けながら言う。お義母さまさまはワンホールが一ピースだからね。

「ルルゥ森現場出てこいよー」
「いやよぉ~、せっかく潤ったお肌が痛んじゃうじゃないのぉ」

 ぶりっ子ポーズされてもなぁ。

「冷やすって言う美容法もあったかなぁ」
「「ええぇ!?」」

 めっちゃ食いつく。美顔器とか作ったら私億万長者!?いやすでに億はあるかも?

「お肌を引き締めて代謝を促す・・・」
「そう言えばアウロラって透明な肌だよねぇ~ガワだけは綺麗だよねー」
 ってセリウスさまが呟けば、ルルゥが走って行っちゃった。

「まぁ~私は落ち着いてからしか行けないわねぇ」
 お義母さまさまは割と冷静だ。良かった。

「わざわざ行かなくても氷水で顔洗えばいいんじゃないー?」
「あらそうよねぇ~」

 セリウスさまが近道を考えちゃった。
 まぁわざわざホーンの猛吹雪を浴びる必要はない。

「俺は少し寝てからまたホーンに行くわー」
「そう、しっかりおやすみなさいなぁ」
「おやすみなさいませ」

 セリウスさまが出ていっちゃったので私も作業に戻ろうと思う。
 その前に栄養剤を魔導陣の塔に持っていくかな。

「お義母さま、私は魔道具作りに戻りますね」
「無理はしないでねぇ」
 
 お義母さまはまだまだケーキを食べるようなので食堂に残るそう。

 私はアランに抱っこされて魔導陣の塔に。

「リーシャさま!いかがなさいましたか!」

 騎士さんが慌てて寄って来る。

「リック・ガーランド卿に頼まれて栄養剤を持って来たのでどなたかホーン側に運んでもらってもいいかしら?」
「はい!!お任せください。リーシャさまのおかげで寒さに対抗できています」

 敬礼って感じでちょっとびっくりだよ。

「お役に立てて良かったわ。何か他に入りようになりそうなものはあるかしら?」
「現在は食べ物も薬も足りていますが、やはり寒さは慣れていないグレーデンの騎士には厳しくカイロがあればと!」

 なるほど、騎士さんたちはとにかく寒いのね。
「この栄養剤は体温維持の効果もあるので多少はマシになるでしょう。また追加を作りますね」
「「「ありがとうございます!!!」」」

 荷物を運んでいた騎士さんたちもお礼を言ってくれた。あっちマジ寒いから気持ちは痛いほどわかるよ。

 そんなわけで魔道具も栄養剤も頑張って作ろう!!ってお部屋に戻った。

 もっと効率よく暖かくなる物ないかなぁ。
 お母さま、お祖母様の魔導書で何かないかな。
 ニーナに言って隠し部屋で探し物をすることにした。

 欲しい物を強く願う。
 
 そうすると魔導書が三冊と薬草と魔石が机に上に集まって来た。

 便利だな。

 見たことのない本なので必要な時必要に応じてってヤツの範囲の秘伝本なんだろう。

 目的が済んだので出て来た物を回収して隠し部屋を出る。

 とりあえず魔導書を読み込まないといけないのでニーナ、アランとジェイクには交代で休憩か大広間のお手伝いをしてもらうことに。

 うーん、この本、古代神聖語の中でも難易度が高そうだなぁ。





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