477 / 786
三章
466話
しおりを挟む
お昼ご飯は、昨日の試食用のお魚を使って、鯛茶漬けもどき。
敏感に匂いを察知したアズライトとポムとティムが窓から入ってきて全裸待機。元々マッパだってば。
アズライトにはパバブを山盛りにしてある。
アランとジェイクが五杯にお肉、ニーナが三杯におにぎり一つ。
ニーナってば、グレーデンの胃袋になってるのよねぇ。
美味しそうに食べてくれるから良いか。
ちなみにニーナとルークは休みの日以外は従者棟で賄いを食べてるそう。
休みにはニーナの手料理が食べれるだと?ってちょっとギリギリしちゃうよ。
でも私のおかげでなんとか料理が出来るって、はにかむ姿が可愛いから良いの。
「プキュー」
「モキュッ」
スプーンを片手にうま~ってやってくれるポムとティム。可愛い。流石にお茶漬けは食べにくいかな。
アズライトは、茶碗口に首を差し入れてバクっとやってる。
パバブもバクって。辛そう。激辛だよ。
「ゴハーンは色々使えて良いですね。炊飯器が家庭にも欲しいです」
んー?今は業務用の大釜みたいなサイズだけだったかな??
「お義父さまに聞いてみるね」
土鍋ご飯もやりたいし、ホームベーカリーも欲しいな。
うちのコックさんが機械使わない系だから、後回しにしてたけど個人宅用なら需要があるよね。
でもグレーデンの家庭は大容量で良さげ??
とりあえず私が料理の試作を作る時用に扱いやすいサイズで考えてみようかな。
一人暮らし用で売ってる設定な家電を思い出せー。
午後からもレシピを書き書きして過ごした。
料理学校については、どんな目的か、規模、かかる費用と、学費など、ざっくりした提案だけ。
講師とかどのくらいのレシピを公開するかみたいなのは、その都度ね。
料理を思い出すのに煮詰まって、制服への付与魔法を考える。
作業部屋に入って、小さめな布に魔法陣を書き込んでみた。
水を掛ければ、濡れたところが一瞬で乾いた。
アランとジェイクに皮パンの内側に布を入れてもらってちょっと走ってきてもらった。
「汗蒸れは感じないですが逆に乾燥しすぎで肌が痛い気がします」
おほー!難しいのね!
ちなみに上半身はしっかり汗かいたそうだ。
同じ生地なら反応したかな。
人間の方の水分も吸収しちゃう勢いがあったのかと調べたかったんだけど、アランとジェイクに下着になれって言うのは事件だ。
セクハラになっちゃうので、困ったぞ。
ジュリアスさまに試してもらうしかないかな。
とりあえず、〈速乾〉を〈乾燥〉くらいに抑えめで術式を変えてみた。
水魔法を少し足すべきか。
「上着に入れて試したらサラッとして気持ちいいです」
私が改良してる間に、上着で試してくれてた。
上着はジャケットが綿生地、シャツが綿麻混合なんだよね。
シャツのポケットに入れてみたらシャツがサラサラでジャケットに張り付かないって。
じゃぁ二種類作ってみるかー。
ついでに〈涼感〉も仕込むか。
生地自体に〈防御〉〈防火〉〈魔法反射〉みたいな戦闘向き付与がされてる。
涼感、速乾みたいなのは魔法の応用なので発想が無かったのかな。
〈洗浄〉を使えば済むって感じで。
行動中の汗とかまではね。
暑さなんか蹴散らせ的なのもあるかな。
魔法陣を書いた布をタグみたいに縫い付ければいい感じにしたいのでさっき書いたのより小さめの布を使ってみたよ。
二回目に作ったのをまた皮パンに挟んで走ってもらった。
「これなら肌がヒリつきません」
いい感じに笑顔だったので、とりあえずお試しでタグ一回目のと二回目のと布の色を変えて千ずつ錬金術で量産した。
配る前にジュリアスさまたちとお義父さまたちのご年配の人にも試してもらおう。
皮膚の感じで使用感が違うかも。
「リーシャさま、私たち使用人にも〈乾燥〉のタグ欲しいです」
は!!!!そりゃそうか。
「そっか。汗かくね。じゃニーナとセバスチャンとハロルドにお試ししてもらうね」
思いやりが足りなかった。
メイド服に脇汗とか嫌だよね。
執事服なんてジャケットにベストだし。
「おそらくですが淑女の間にも流行りますので大量生産になると思います」
ひゃーー!!!
魔導師が足りないよ。すでにスーパーブラックな魔導師工房から死人が出るよ。
「んんーーーーー!とりあえずグレーデンだけで!」
早く魔導師を育ててもらわないと。
領内の騎士団と使用人だけでも多分万単位でいるから商売っ気出せないよ。
「そうですね。コルセットでギシギシになってる夫人たちに知られないようにしませんと」
うぉぉお。それは怖い。
お義母さまには外部に漏らさないようにお伝えしないと。
ゾッとしたので、とりあえずもう千組作った。
完成版じゃないけど。
なぜか〈速乾〉タグをポムとティムがお腹にくっつけて、アズライトが水をかけて遊び出した。
「プッキューーーン」
「モッキューーーウ」
シャワーを気持ちよさそうに浴びたと思えばシュッと乾燥して、毛がふわふわになった。
綿毛!!!!!
それを数回繰り返して、水分含んだと思えばすぐ毛がふわっとするのでニーナが悶えてる。
これはジャスパーにも試したい。
夕刻になったので、ふわふわになったポムとティムをニーナが胸元に抱いて、みんなで本邸に戻った。
敏感に匂いを察知したアズライトとポムとティムが窓から入ってきて全裸待機。元々マッパだってば。
アズライトにはパバブを山盛りにしてある。
アランとジェイクが五杯にお肉、ニーナが三杯におにぎり一つ。
ニーナってば、グレーデンの胃袋になってるのよねぇ。
美味しそうに食べてくれるから良いか。
ちなみにニーナとルークは休みの日以外は従者棟で賄いを食べてるそう。
休みにはニーナの手料理が食べれるだと?ってちょっとギリギリしちゃうよ。
でも私のおかげでなんとか料理が出来るって、はにかむ姿が可愛いから良いの。
「プキュー」
「モキュッ」
スプーンを片手にうま~ってやってくれるポムとティム。可愛い。流石にお茶漬けは食べにくいかな。
アズライトは、茶碗口に首を差し入れてバクっとやってる。
パバブもバクって。辛そう。激辛だよ。
「ゴハーンは色々使えて良いですね。炊飯器が家庭にも欲しいです」
んー?今は業務用の大釜みたいなサイズだけだったかな??
「お義父さまに聞いてみるね」
土鍋ご飯もやりたいし、ホームベーカリーも欲しいな。
うちのコックさんが機械使わない系だから、後回しにしてたけど個人宅用なら需要があるよね。
でもグレーデンの家庭は大容量で良さげ??
とりあえず私が料理の試作を作る時用に扱いやすいサイズで考えてみようかな。
一人暮らし用で売ってる設定な家電を思い出せー。
午後からもレシピを書き書きして過ごした。
料理学校については、どんな目的か、規模、かかる費用と、学費など、ざっくりした提案だけ。
講師とかどのくらいのレシピを公開するかみたいなのは、その都度ね。
料理を思い出すのに煮詰まって、制服への付与魔法を考える。
作業部屋に入って、小さめな布に魔法陣を書き込んでみた。
水を掛ければ、濡れたところが一瞬で乾いた。
アランとジェイクに皮パンの内側に布を入れてもらってちょっと走ってきてもらった。
「汗蒸れは感じないですが逆に乾燥しすぎで肌が痛い気がします」
おほー!難しいのね!
ちなみに上半身はしっかり汗かいたそうだ。
同じ生地なら反応したかな。
人間の方の水分も吸収しちゃう勢いがあったのかと調べたかったんだけど、アランとジェイクに下着になれって言うのは事件だ。
セクハラになっちゃうので、困ったぞ。
ジュリアスさまに試してもらうしかないかな。
とりあえず、〈速乾〉を〈乾燥〉くらいに抑えめで術式を変えてみた。
水魔法を少し足すべきか。
「上着に入れて試したらサラッとして気持ちいいです」
私が改良してる間に、上着で試してくれてた。
上着はジャケットが綿生地、シャツが綿麻混合なんだよね。
シャツのポケットに入れてみたらシャツがサラサラでジャケットに張り付かないって。
じゃぁ二種類作ってみるかー。
ついでに〈涼感〉も仕込むか。
生地自体に〈防御〉〈防火〉〈魔法反射〉みたいな戦闘向き付与がされてる。
涼感、速乾みたいなのは魔法の応用なので発想が無かったのかな。
〈洗浄〉を使えば済むって感じで。
行動中の汗とかまではね。
暑さなんか蹴散らせ的なのもあるかな。
魔法陣を書いた布をタグみたいに縫い付ければいい感じにしたいのでさっき書いたのより小さめの布を使ってみたよ。
二回目に作ったのをまた皮パンに挟んで走ってもらった。
「これなら肌がヒリつきません」
いい感じに笑顔だったので、とりあえずお試しでタグ一回目のと二回目のと布の色を変えて千ずつ錬金術で量産した。
配る前にジュリアスさまたちとお義父さまたちのご年配の人にも試してもらおう。
皮膚の感じで使用感が違うかも。
「リーシャさま、私たち使用人にも〈乾燥〉のタグ欲しいです」
は!!!!そりゃそうか。
「そっか。汗かくね。じゃニーナとセバスチャンとハロルドにお試ししてもらうね」
思いやりが足りなかった。
メイド服に脇汗とか嫌だよね。
執事服なんてジャケットにベストだし。
「おそらくですが淑女の間にも流行りますので大量生産になると思います」
ひゃーー!!!
魔導師が足りないよ。すでにスーパーブラックな魔導師工房から死人が出るよ。
「んんーーーーー!とりあえずグレーデンだけで!」
早く魔導師を育ててもらわないと。
領内の騎士団と使用人だけでも多分万単位でいるから商売っ気出せないよ。
「そうですね。コルセットでギシギシになってる夫人たちに知られないようにしませんと」
うぉぉお。それは怖い。
お義母さまには外部に漏らさないようにお伝えしないと。
ゾッとしたので、とりあえずもう千組作った。
完成版じゃないけど。
なぜか〈速乾〉タグをポムとティムがお腹にくっつけて、アズライトが水をかけて遊び出した。
「プッキューーーン」
「モッキューーーウ」
シャワーを気持ちよさそうに浴びたと思えばシュッと乾燥して、毛がふわふわになった。
綿毛!!!!!
それを数回繰り返して、水分含んだと思えばすぐ毛がふわっとするのでニーナが悶えてる。
これはジャスパーにも試したい。
夕刻になったので、ふわふわになったポムとティムをニーナが胸元に抱いて、みんなで本邸に戻った。
885
あなたにおすすめの小説
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
義務ですもの。
あんど もあ
ファンタジー
貴族令嬢の義務として親の決めた相手に嫁いだが、夫には愛する人がいた。夫にないがしろにされても、妻として母として嫁としての義務を果たして誠実に生きたヒロインの掴んだ、ちょっと歪んだ幸せとは。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
分厚いメガネを外した令嬢は美人?
しゃーりん
恋愛
極度の近視で分厚いメガネをかけている子爵令嬢のミーシャは家族から嫌われている。
学園にも行かせてもらえず、居場所がないミーシャは教会と孤児院に通うようになる。
そこで知り合ったおじいさんと仲良くなって、話をするのが楽しみになっていた。
しかし、おじいさんが急に来なくなって心配していたところにミーシャの縁談話がきた。
会えないまま嫁いだ先にいたのは病に倒れたおじいさんで…介護要員としての縁談だった?
この結婚をきっかけに、将来やりたいことを考え始める。
一人で寂しかったミーシャに、いつの間にか大切な人ができていくお話です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
婚約者が聖女を選ぶことくらい分かっていたので、先に婚約破棄します。
黒蜜きな粉
恋愛
魔王討伐を終え、王都に凱旋した英雄たち。
その中心には、異世界から来た聖女と、彼女に寄り添う王太子の姿があった。
王太子の婚約者として壇上に立ちながらも、私は自分が選ばれない側だと理解していた。
だから、泣かない。縋らない。
私は自分から婚約破棄を願い出る。
選ばれなかった人生を終わらせるために。
そして、私自身の人生を始めるために。
短いお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる