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三章
698話
食後のお茶タイムでは、お土産のお披露目をした。
リュフェリーで買った食器類は、花柄じゃないシンプルな方が初めて見た物だそう。
「まぁ、リュフェリーに行っても街で買い物はほとんどしたことないんさね」
そんなことを言うお祖母さまは何をしてたかって言えば、お祖父さまたちと若手を揉んでいたそうだ。
「近いうちに行ってみるか?」
「それは楽しめそうだな」
わー、リュフェリーの皆さん、伝説の英雄パーティに襲われちゃう。
「私はカリナちゃんとお茶するのと騎士たちの訓練を見るのを優先させちゃうわねぇ」
お義母さまは欲望優先で素敵です。
欲しいものは王都で買えるし、お義父さまがなんでも取り寄せてくれそうだし。
そもそもお義母さまが普通の商店でお買い物してるイメージはないかも。
「リーシャはいろんなものに興味を示すから今までなら気にならなかった物を知ることが出来ますよ」
「そうねぇ、商人が持ってきてくれるものは貴族が好む流行りのものになってしまうからいつも似たようなものを買うことになるわねぇ」
まぁ、貴族に呼ばれた先でシンプルなものは出てこないかも??
「私は実用的なものが好きなだけで、こちらの鑑賞に向いたものも好きですよ」
「そうねぇ、王都での集まりでは自慢の食器を見せ合うこともあるからどうしても華美なものが流行るのよねぇ」
なんだ、その集まり。
あれか、戦国武将が茶器を愛でてたようなヤツか。
「お抱えの陶器職人がいる方もいらっしゃるのよぉ」
ほぇー。
「今時はそんなことをしてるのかね」
スピネルさんが食いついた。
「そうなのですわぁ、私はお皿よりお皿に乗ってるお料理やデザートが気になりますわぁ」
興味がないと全く楽しくないかも。
でもメグミの時はシンプルさを求めて無印や瀬戸焼あたりで揃えてたけど、ちょっと良いカフェでウェッジウッドの器だったりすると嬉しかったから、やっぱり良い器は良いと思うなぁ。
「ふむ。私の持つ茶器は今も通用するかね」
今もって言うことは二十年以上前のお品だね。
「あらぁ、古典派もいらしゃるし、流行は巡るものですからぁ、きっと喜ばれるでしょうねぇ」
「ほほう、それは顔を出してみるのも楽しそうだ」
スピネルさん、そう言う集まりに出たい人だった。
「だが、このシンプルかつ温かみのある器も良いな」
紋様は白で入ってるのでおしゃれに見えるしね。
「一般の店も覗くのは良い出会いがあるのだな」
「そうだな、たまには覗くのも面白かろう」
ザイルさんとスピネルさんは、その後しばらく出先で街ブラにハマりことになるとは誰も思ってなかったよ。
_______________
今日はまたまた短いですがここまでです。
お墓参り行ったりで。
年の瀬、たいしたことしてなくてもなんかどっと来てますー。
リュフェリーで買った食器類は、花柄じゃないシンプルな方が初めて見た物だそう。
「まぁ、リュフェリーに行っても街で買い物はほとんどしたことないんさね」
そんなことを言うお祖母さまは何をしてたかって言えば、お祖父さまたちと若手を揉んでいたそうだ。
「近いうちに行ってみるか?」
「それは楽しめそうだな」
わー、リュフェリーの皆さん、伝説の英雄パーティに襲われちゃう。
「私はカリナちゃんとお茶するのと騎士たちの訓練を見るのを優先させちゃうわねぇ」
お義母さまは欲望優先で素敵です。
欲しいものは王都で買えるし、お義父さまがなんでも取り寄せてくれそうだし。
そもそもお義母さまが普通の商店でお買い物してるイメージはないかも。
「リーシャはいろんなものに興味を示すから今までなら気にならなかった物を知ることが出来ますよ」
「そうねぇ、商人が持ってきてくれるものは貴族が好む流行りのものになってしまうからいつも似たようなものを買うことになるわねぇ」
まぁ、貴族に呼ばれた先でシンプルなものは出てこないかも??
「私は実用的なものが好きなだけで、こちらの鑑賞に向いたものも好きですよ」
「そうねぇ、王都での集まりでは自慢の食器を見せ合うこともあるからどうしても華美なものが流行るのよねぇ」
なんだ、その集まり。
あれか、戦国武将が茶器を愛でてたようなヤツか。
「お抱えの陶器職人がいる方もいらっしゃるのよぉ」
ほぇー。
「今時はそんなことをしてるのかね」
スピネルさんが食いついた。
「そうなのですわぁ、私はお皿よりお皿に乗ってるお料理やデザートが気になりますわぁ」
興味がないと全く楽しくないかも。
でもメグミの時はシンプルさを求めて無印や瀬戸焼あたりで揃えてたけど、ちょっと良いカフェでウェッジウッドの器だったりすると嬉しかったから、やっぱり良い器は良いと思うなぁ。
「ふむ。私の持つ茶器は今も通用するかね」
今もって言うことは二十年以上前のお品だね。
「あらぁ、古典派もいらしゃるし、流行は巡るものですからぁ、きっと喜ばれるでしょうねぇ」
「ほほう、それは顔を出してみるのも楽しそうだ」
スピネルさん、そう言う集まりに出たい人だった。
「だが、このシンプルかつ温かみのある器も良いな」
紋様は白で入ってるのでおしゃれに見えるしね。
「一般の店も覗くのは良い出会いがあるのだな」
「そうだな、たまには覗くのも面白かろう」
ザイルさんとスピネルさんは、その後しばらく出先で街ブラにハマりことになるとは誰も思ってなかったよ。
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今日はまたまた短いですがここまでです。
お墓参り行ったりで。
年の瀬、たいしたことしてなくてもなんかどっと来てますー。
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