ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

文字の大きさ
728 / 786
三章

716話

しおりを挟む
 朝早くジュリアスさまの声とジャスパーの肉球、アズライトの尻尾、ポムとティムがお腹の上でジャンプってフルコースで起こしてくれた。
 サービス満点の目覚ましだよ。

「おはよう?起きるのをやめるか!」
「プキュ」
「モキュ」
 ジュリアスさまの優しい声とポムとティムの「無理でしょ」っぽいニュアンスの声。

『朝日に光る筋肉美を見なくて良いのかの』
『嫁ー起きろー』

 いつもの時間ならすっきり起きてるほうなんだけど、朝五時はやばいね。
 
「起きます~」
 絶対にマッチョ見たい。

 お着替えに人を呼ぶとサラとメルが入ってきた。

「早く起こすようにしちゃったね?」
「大丈夫ですよ。休憩をちゃんといただきますので」
 私(主人)が希望するだろうことを先回りして準備するのが当たり前だって。
 朝めっちゃ早くて夜めっちゃ遅いとか終業時間不定とかメグミだったら居酒屋で絶対愚痴る。

 ラフな簡易ワンピース、ポニーテールにリボンを付けてもらってお着替え完了。
 ジュリアスさまは運動するのでシャツとズボンだけ。
 いつかニット生地みたいなのを作って、ランニングシャツ着せてみたい。 
 さすがにビキニパンツはセクハラだよね。

 ジュリアスさまとリュフェリー騎士団の宿泊した別棟の庭に向かった。

 すでに結構な人数が揃って腹筋や腿上げしてる。
 
「おはようございます!!筋トレルームやアスレチックゥが素晴らしいですね」
「スパも最高っした!」
 騎士団棟や従者棟の施設もバッチリ堪能したとのこと。

 リュフェリーにもそれなりに技術提供や情報は流してるはずなんだけど、本場?は違うそうだ。

 岩盤浴では爆睡する人がいっぱい出たらしい。脱水で死んじゃうので一緒に入っていたうちの騎士さんたちが外に出したりしたって。

「温度の限界を試したくなって」
「自分に挑戦って感じが良いです」
 サウナも楽しかったようだ。
 ただ何でも我慢大会になりがち。

「剣の腕では勝てないけど我慢強さなら誰にも負けない」
 はたして、サウナで桃源郷を見たとして何の役に立つのか。

「忍耐強さは大切だ。心身ともに鍛えないとな」
 ジュリアスさまがそう励ますと「俺百度に挑戦します」って。
「ん?」
 ジュリアスさま的にも「頑張るのそっち?」ってなったみたいだ。

「兄上ー、打ち合いしよう~」
 すでに一汗かいたクラウスさまが寄ってきた。

「リーシャ、ここで座って見てるといい」
「はい!」
 騎士さんたちが休憩に使う木製の椅子にジャスパーと座る。
 アズライトは肩にポムとティムは私の膝に座る。
 リュフェリーの騎士さんたちは、魔獣や聖獣の存在に特別な反応はしないので隠さなくても良い。
 訓練は模造刀。
 クラウスさま、セリウスさまがジュリアスさまに挑む。
 年の功か難なくジュリアスさまが捌いちゃう。
 剣の腕の良さは私には判断できないけど、剣道とかで言えば師範が弟子を鍛えてる感じだと思う。

 熟練から年若い騎士さんまでみんなジュリアスさまをキラキラした目で見つめる。

 うんうん。私の旦那さまはすごいでしょ。カッコいいでしょ。自慢げにしちゃう。

 リュフェリーの騎士さんもうちの騎士さんもマッチョ各種取り揃えてます!!
 細身、成長期、隆盛期ってもう垂涎だ。

 ちょっと鍛え方が足りなくてポコってるお腹も良き。

 マッチョさんたちは気分が盛りがってくると上のシャツを脱ぎがち。
 下履きはさすがに脱がないけど、ミッチミチに腿筋が浮き出てる皮パンとか最高!!

 同じ枠かはわからないけどグラビアのお姉さんをじっとりと見るメンズの方たちとマッチョのセクシーラインをうっとり見る私は大差ないエロスはなず。

「ふぅ、朝から幸せだぁ」
 鼻血が出そう。むくつけき男の汗、みんなハーブの香り☆スパを堪能してくれた嬉しい。
『男の肉体美を見るより我のこの胸から腹のくびれを見るがいいんだぞ!』
 ジャスパーはお腹ペロンと出して撫でろって要求。可愛かね。

 ポムとティムが木の枝を持ってみんな真似を始めた。手足が短いのでリーチが合わなくて終了だ。

 走り込みと剣の打ち合い、反復横跳び、アスレチィックの動きは楽しくできる。

 朝食の時間までみんなで激しめに訓練をした。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~

ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」 魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。 ――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。 「ここ……どこ?」 現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。 救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。 「ほら、食え」 「……いいの?」 焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。 行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。 旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。 「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」 「ウチの子は天才か!?」 ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。 これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。 ※若干の百合風味を含みます。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

処理中です...