ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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三章

738話

 集音器と言ってるけど録音機もとても気になる。
 後でじっくり見せてもらう約束をした。
 あれがあるなら、写真とか映写機が無いかと聞いてみたら、そう言った製品はなくて逆に詳しく聞かれることに。
 ネイマーシェに手紙を送って、一族に丸投げして作ってくれるそうだ。
 やったー!

『見ているものを写し撮るか・・・確かに画家では当たり外れが大きいな』
 ダニエラさまはブツブツ頭の中で色々考えているようだ。

 グレーデンではじっとしてるのが無理で肖像画の類は、ほとんど残してない。
 比較的大人しめだったジュリアスさまやアッガスのレオルカさまの子供時代はあるそうだ。
 お義父さまやアンゼリカさまは赤ちゃんの頃だけだそうだ。どんだけ。 

 仮に写真機が出来たとして一時間待つ機械だったら、グレーデンでは使えないなぁ。
 でもそこまで出来て来たら、私でも改良出来るかもしれない。
 魔法の世界だから、一気にデジタルカメラくらいのものが出ててくるかも。

『そなたはやっぱりネイマーシェで研究をした方がいいんだがな。面白いことを考える。頭の中を見てみたいものよ』
 なんか、脳を解剖されそうな気がする目線。
 私が考えたんじゃなくて、日本の定番家電なのだ。
 私がここで生み出すものは、全部パクリですよ。

 一から発明出来たら発明王だ。
 それに食べ物も全部そう。
 私がすごいんじゃなくて、最初に作った人たちがすごい。
 世界が違うから売上を差し出せないのが辛いね。

 結局なんだかんだ、ダニエラさまとカンガリー教授、ジョシュー先生、お祖父様たち、リックさまたち魔導師さんたちが集まって魔道具の話を始めちゃった。 
 リックさまは、楽しそうに話の輪の中で笑みを浮かべて真剣に聞いている。
 もう少しネイマーシェに篭りたかった気持ちがあるんだろうね。
 予算の壁はそれなりの貴族にも重くのしかかる。

「学費に寮費、生活費、錬金素材、雑費、物価の差が激しいから一年、三年が目処で戻っている」
 って前に言っていたから。

 リックさまはそれでも王宮魔導師長になってるんだから、ネイマーシェへの留学は大きかったんだろう。
 才能もなきゃ行けてない訳だけど。

 まず、ネイマーシェに行くのに一般の人は辻馬車乗り継ぎ数ヶ月。
 貴族は自前の馬車で行くけどやはり一ヶ月以上はかかるんだろう。

 ナギの馬車はおそらく、うちに馬車みたいに何かしらしてある(グレーデン家、レイドラアース王家からも数台献上してる)と思うけど、良く半年であちこち寄ってこれたものだ。

 だから多分、ダニエラさまは馬車も改良したんじゃないかな。

 
 ナギの踊りは終わると今度はグレーデン側の踊りを披露。
 だけど、普段の筋肉祭りではなくて。

 普通?に剣舞だった。

 舞台に上がったお祖父さまとお義父さま。シンと静かになった場で、お二人の闘気がブワッと広がって一気に緊張が走る。

 お祖父さまとお義父さまが豪快に舞台を使って剣舞を披露した。
 そのあとは、セリウスさまとルークは優美に。
 同じ動きなのに全く違う印象を与える。
 セリウスさまとルークは盛り上がった場をフッと鎮火させるようなそんな舞だった。
 
 グレーデンの騎士さんたちはもちろん、凪の皆さまにもため息が溢れた。

『っはは、久方ぶりに戦いではない剣を降った』
 お祖父さまたちが部隊から降りてくる。

『『『『『わぁーーーーーーーー!!』』』』』
「「「「「おぉぉーーーーー」」」」」

 一気に賞賛の歓声が上がった。

『まだまだだな』
『厳しいよー』
 ジュリアスさまがセリウスさまに感想を述べる。
 よくわからないけれど、動きの硬さや足幅とかを注意してる。

「父上たちと一緒じゃ無理でしょー」
 クラウスさまが小声でセリウスさまを慰める。
「そうだよー」

 三兄弟、父親が偉大すぎるのも辛いね。


------------

 半分で寝落ち。
 あれこれ考えてーカクン。忘れたかも?
 あかんやつです。

 私事ですが明日は検査の結果が出るので、場合によっては二、三日書けないかも。

 おそらく何も出ないと思ってますが。


 皆様も、お身体大事に。
 定期的な血液検査を。










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