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三章
746話
夕食は、騎士さんたちが野営スタイルで食べると聞いて、王女さまたちもそれが良いと言い出してしまったのでバーベキューだよ。
キッチン馬車もあるのでグレーデン家の庭でやるのとそう変わらない。
屋内での食事として用意されていたものも運ばれてくる。
『用意が進んでいるでしょうにご迷惑ですよ』
『大丈夫です。盛り付け前でしたので』
ユエさまが渋い顔をしていたけど、ルルゥがさらりと答えて準備を進めていく。
『『小舅のような男は嫌われるのだよ。おおらかでいるが良い』』
王女さまたちはコロコロ笑ってユエさまを焼肉台に誘う。
『誰のせいですか・・・』
ナギの高官はセリウスさまとお義父さまがお相手してくれている。
大掛かりというほどでもないので少し騒がしい野営みたいな賑わいで夕食はおしまい。
デザートはクレープもどきやチョコバナナなど食べやすいものをみんなで頂いた。
明日も朝から移動なので飲酒は軽めに。
私は今回アズライトも連れていないし、ニーナもいないので完全に一人の夜だ。
知らない建物で一人はかなりセンチな気持ちになる。
サラとメルが私を着替えさせて、大きな抱き枕のようなクッションをベッドに置き出した。
「お花摘みやお手水はお呼びくださいね」
ベッドに入れられてガッツリ抱き枕を敷き詰められた。
ニーナの教育が行き届いていらっしゃる。
ハーブポプリの香りのおかげかストンと眠れて。
起きてみれば、クッションは周囲に飛び散って転がっていて、私は上半身仰向けで体上半分がベッドから落ちてた。
腰痛めそうな体勢だよ。
腹筋で起き上がるのは諦めて、ゆっくり床にズリ落ちる感じで起床した。
はてさて、どれだけ暴れたらクッションが四方八方に飛ぶのかしら。
サラとメルが入ってくる前に前にクッションをベッドの上に並べた。無駄?の
ちゃんと抱えて落とさずに寝てたアピールですよ。
「おはようございます」
「おはようございまーす」
サラとメルは部屋の様子を確認してニッと笑ってからクッション、をまとめてマジックバッグに、すまないねぇ。
旅装なのでラフめのドレスに。
お化粧も薄めに。
「はい!今日も可愛らしく」
サラが自分の腕をムンっとやって仕事の出来に満足してるようだ。
奥様に可愛らしいはありかわからないけれど、鏡の中のリーシャは確かに可愛い。ひゃっぽい。
「二人ともありがとう」
食堂に向かおうとお部屋を出たら、お義父さまとセリウスさまが待っていてくれた。
「おはよう」
「おはようー」
「おはようございます」
一緒に食堂に向かうことになった。
「今朝は近くにロック鳥が飛んできたでのぅ。唐揚げになってもらったぞう」
うっかりお義父さまにロックオンされたロック鳥、合掌。
「唐揚げ、嬉しいです」
「そうであろう」
「ナギの人たちも慣れて、街道外れまで出て罠あみでアナグマとか捕まえてきたんだよー」
オヤツの調達、グレーデンに染まってきてるのかな。
朝食は流石に屋内で。
『今日の夕刻までにはアッガスじゃからあと少しの辛抱だぞぅ』
お義父さまはいつも単騎で一気に駆けて行っちゃうだろうからゆっくり進むのが辛抱なのかも。
馬車のクッションのおかげで、馬車移動は快適になってるけど、一日中移動は確かに辛い。
『『なぁに他所の峠越えや未舗装の道を進むことに比べたら』』
王女さんたちは身振りで、馬車がどれほど揺れたか、外に出られない道が多かったかと話してくれた。
もっと安全な道がなかったのかと首を傾げたら。
『時間との戦いもありまして。最短ルートを進みましたのです』
うわぁ。ユエさまが説明してくれた。
良い道を進むには山や川沿いを迂回して倍の時間がかかるから、魔の森など明らかに無理な道は諦めても多少荒れた道を進んできたらしい。
『なかなか肝が据わっておるのう』
まぁ、あの海を渡ってきた時点でわりと無茶をしてると思う。
『『野盗も捕縛して賞金をもらってきたのだぞ』』
何やってんだ!?いや、野盗と遭遇してるの!?
『領地視察や海外遠征では当たり前に遭遇しますから荒事には慣れていますよ』
えー、国境越えたらそこの国から護衛隊付いてるんじゃないの?国際問題だよ。
しかも大陸の王族じゃなくて、海の向こうからやってきた王族だよ。
『歓迎してくれる国ばかりでもありませんでしたので、常に気をつけておりますよ』
おおぅ。滅多に交流できない距離の国に旨みを感じなかったのか?
『皆様がご無事に戻られて何よりです』
『『ダニエラがついて来てくれてからは魔法障壁で盗賊が吹っ飛んでいくんだ。面白かったぞ』』
うん?魔法障壁ってそんなだっけ??
『お強いですのぅ、ぜひ一戦交えて見たいのぅ』
お義父さまがノリノリでがダニエラさまにおねだりしてる。
『父上が魔導師とやり合うなんて場が壊れるんでやめてくださいー』
セリウスさまが呆れ顔で止めた。
『私は戦闘職じゃないし、ただの錬金術師だからね』
ダニエラさまからもお断りされて、しょんぼりなお義父さまだった。
キッチン馬車もあるのでグレーデン家の庭でやるのとそう変わらない。
屋内での食事として用意されていたものも運ばれてくる。
『用意が進んでいるでしょうにご迷惑ですよ』
『大丈夫です。盛り付け前でしたので』
ユエさまが渋い顔をしていたけど、ルルゥがさらりと答えて準備を進めていく。
『『小舅のような男は嫌われるのだよ。おおらかでいるが良い』』
王女さまたちはコロコロ笑ってユエさまを焼肉台に誘う。
『誰のせいですか・・・』
ナギの高官はセリウスさまとお義父さまがお相手してくれている。
大掛かりというほどでもないので少し騒がしい野営みたいな賑わいで夕食はおしまい。
デザートはクレープもどきやチョコバナナなど食べやすいものをみんなで頂いた。
明日も朝から移動なので飲酒は軽めに。
私は今回アズライトも連れていないし、ニーナもいないので完全に一人の夜だ。
知らない建物で一人はかなりセンチな気持ちになる。
サラとメルが私を着替えさせて、大きな抱き枕のようなクッションをベッドに置き出した。
「お花摘みやお手水はお呼びくださいね」
ベッドに入れられてガッツリ抱き枕を敷き詰められた。
ニーナの教育が行き届いていらっしゃる。
ハーブポプリの香りのおかげかストンと眠れて。
起きてみれば、クッションは周囲に飛び散って転がっていて、私は上半身仰向けで体上半分がベッドから落ちてた。
腰痛めそうな体勢だよ。
腹筋で起き上がるのは諦めて、ゆっくり床にズリ落ちる感じで起床した。
はてさて、どれだけ暴れたらクッションが四方八方に飛ぶのかしら。
サラとメルが入ってくる前に前にクッションをベッドの上に並べた。無駄?の
ちゃんと抱えて落とさずに寝てたアピールですよ。
「おはようございます」
「おはようございまーす」
サラとメルは部屋の様子を確認してニッと笑ってからクッション、をまとめてマジックバッグに、すまないねぇ。
旅装なのでラフめのドレスに。
お化粧も薄めに。
「はい!今日も可愛らしく」
サラが自分の腕をムンっとやって仕事の出来に満足してるようだ。
奥様に可愛らしいはありかわからないけれど、鏡の中のリーシャは確かに可愛い。ひゃっぽい。
「二人ともありがとう」
食堂に向かおうとお部屋を出たら、お義父さまとセリウスさまが待っていてくれた。
「おはよう」
「おはようー」
「おはようございます」
一緒に食堂に向かうことになった。
「今朝は近くにロック鳥が飛んできたでのぅ。唐揚げになってもらったぞう」
うっかりお義父さまにロックオンされたロック鳥、合掌。
「唐揚げ、嬉しいです」
「そうであろう」
「ナギの人たちも慣れて、街道外れまで出て罠あみでアナグマとか捕まえてきたんだよー」
オヤツの調達、グレーデンに染まってきてるのかな。
朝食は流石に屋内で。
『今日の夕刻までにはアッガスじゃからあと少しの辛抱だぞぅ』
お義父さまはいつも単騎で一気に駆けて行っちゃうだろうからゆっくり進むのが辛抱なのかも。
馬車のクッションのおかげで、馬車移動は快適になってるけど、一日中移動は確かに辛い。
『『なぁに他所の峠越えや未舗装の道を進むことに比べたら』』
王女さんたちは身振りで、馬車がどれほど揺れたか、外に出られない道が多かったかと話してくれた。
もっと安全な道がなかったのかと首を傾げたら。
『時間との戦いもありまして。最短ルートを進みましたのです』
うわぁ。ユエさまが説明してくれた。
良い道を進むには山や川沿いを迂回して倍の時間がかかるから、魔の森など明らかに無理な道は諦めても多少荒れた道を進んできたらしい。
『なかなか肝が据わっておるのう』
まぁ、あの海を渡ってきた時点でわりと無茶をしてると思う。
『『野盗も捕縛して賞金をもらってきたのだぞ』』
何やってんだ!?いや、野盗と遭遇してるの!?
『領地視察や海外遠征では当たり前に遭遇しますから荒事には慣れていますよ』
えー、国境越えたらそこの国から護衛隊付いてるんじゃないの?国際問題だよ。
しかも大陸の王族じゃなくて、海の向こうからやってきた王族だよ。
『歓迎してくれる国ばかりでもありませんでしたので、常に気をつけておりますよ』
おおぅ。滅多に交流できない距離の国に旨みを感じなかったのか?
『皆様がご無事に戻られて何よりです』
『『ダニエラがついて来てくれてからは魔法障壁で盗賊が吹っ飛んでいくんだ。面白かったぞ』』
うん?魔法障壁ってそんなだっけ??
『お強いですのぅ、ぜひ一戦交えて見たいのぅ』
お義父さまがノリノリでがダニエラさまにおねだりしてる。
『父上が魔導師とやり合うなんて場が壊れるんでやめてくださいー』
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『私は戦闘職じゃないし、ただの錬金術師だからね』
ダニエラさまからもお断りされて、しょんぼりなお義父さまだった。
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