ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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三章

753話

 
 夜は寂しく独り寝で。
 抱き枕、クッションバリケードはバッチリ用意されてた。仕事の出来るサラとメル。

 アズライトと念話で少しお話しして、お互い特に問題はないと確認して就寝。

 半裸祭りに参加出来ず、残念極まりなく。
 お家に帰ったら、ジュリアスさまのお胸に埋まってクンクンしちゃうんだと思い浮かべて抱き枕に寝技をかけて寝た。

 珍しくクミちゃんの夢を見た。
 ボクササイズに飽きて本格的にボクシングを初めて・・・なぜかジ○ジョの「おラオラオラ」だとか世紀末な「ほぁたったたた」と大声を出しながらサンドバッグを殴る蹴る。

「筋肉と触れ合いたいなら合法的接触ぅ!!!」
 ズヴァン!!ズドドドドンバシュ!
「うなれ!私の筋肉!!」
 パンチだけじゃなく蹴りまで。
「メグミをいっぱぁつ!!アル中で死ぬなっておバカァー!!!八股は股裂き~!!そのぶら下がってるもん必要ねえよなぁ??オラァ!!」
 サンドバッグを仮想敵に奮い立っちゃってる夢。

 夢だよね?クミちゃんはその路線じゃないはず。
 ちょっと口の悪い知的なお姉さんが覚醒しちゃったのかな。

「あーったく、スッキリしないな。一緒にバカやって話聞いてくれないとさ」
 露出高めのクミちゃんにドキドキ。腹筋キレッキレで背筋も大臀筋もかなりキレる。
 プロ目指しちゃうとかなの?

 もどかしいな。話しかけたいな。

 クミちゃん、私ね、激マッチョの旦那さま捕まえたんだよ!マッチョの村でマッチョの半裸祭りとか極楽にいるんだよ!クミちゃんにいつか見せてあげたい。

 ねぇ、クミちゃんこっち向いて・・・

 夢だから会話も出来ず。
 もしいつかお互いが死んじゃってまたどこかで生まれ変わったら会えるかな。出来れば、グレーデンに生まれたい。クミちゃんもグレーデンで子供の頃から一緒にマッチョ追いかけて馬乗ってってしたいねぇ。


 ゴッスン!!

 私はベッドから前転をして落ちたようだ。
 どんな夢を見たら前転するのかさっぱりわからないけど、クルンっと回った瞬間に目が覚めちゃった。

「「リーシャさま!?」」
 音が聞こえたのかサラとアランが入ってきた。
 乙女の寝巻き姿を見ちゃダメなので、何もないって伝えてアランは追い出した。

「また大胆なお寝相でしたようで」
「えへへ」
 世界地図を書く方じゃなくて安心。

「頭を打たれたり、どこか捻ったりはされてないですか?」
「うん、大丈夫。クッションいっぱい出してくれてありがとうね」

 後からメルが洗面用のお湯を持ってきてくれて、お着替えと髪結いに。

「今日は街を少し散策とのことでしたので動きやすいワンピースを」
「うん、ありがとう」
 王女さまたちと新しくできた商店街と海沿いの屋台を見にいくんだ。

 私のワンピースは平民のちょっとお金のあるお家のお嬢さんくらい。
 もう少し庶民的でも良いくらいなんだけど護衛がついてる時点でバレバレだものね。

 一応、護衛も目立たない格好をするらしいけど。


 朝食の席は良い笑顔で朝の挨拶をしていうれる王様もいた。暇人か。
 朝食はさっぱりサラダうどんと唐揚げなど大盛りおかずが用意されてて、欲しいだけどうぞって。
 
 うどんのさっぱり感を楽しみつつ、みんなお肉やパン、スープもガッツリ食べてた。

 お祖父様は少食のイメージだったけど、もりもり食べてくれたので嬉しいね。

 私たちの今日の予定を聞くと王様も参加を希望した。視察を兼ねたお遊びだね。

 お祖父様たちとダニエラさまは少し話があるそうで、別行動になった。


『ではまいろうか』
 散策に行くのは、王様、ナギ王女さまたち、私、お義父さま、セリウスさま、リックさま、ユエさま、ルルゥ、アンゼリカさま、他護衛さん。
 別口でお土産を買いたいナギ高官の方たちも同じルートで参加に。

 大所帯になった。

『姉上、問題起こさないでくださいね。リーシャさまは絶対無事を確保してください。俺はまだジュリアスさまに消されたくないから』

 ジュリアスさまはレオルカさまにそんな報復しないよ。

『この中で何か問題が起こって遅れをとるなんてあり得ないから安心してくれて良い』
『『一応うちの騎士もおるからな。心配はいらぬよ』』
 王女さまたちが割って入ってくれて停戦。

『『さぁ。魚市場行ってみようぞ』』

 楽しげな王女さまたちを見て私もワクワクしてきた。



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