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決勝戦第五試合その1
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ノーラと次の相手が武舞台の上に立った。相手は手に大きめなガントレットをはめている。しかし、格闘家とはいいがたい……その理由は、両足の太もも付近に無数の短剣を下げているからだ。片足になんと十二本。一番太ももに近い所に五本。その上にさらに四本、さらにその上に三本という形で装備しているのだ。独特すぎる装備の形かつ数が多い。
「随分と多くの短剣を用意してるのね」「こういうスタイルなんでな。ふざけているつもりはないし、ただのファッションという事もない。全てがきちんと使える短剣だ」
ノーラからの言葉に、相手の返答。あれだけ短剣があるなら、投擲でも手に持ってのインファイトでも臨機応変に使えるだろう。もちろん、それだけという事はないだろうが。それに加えて、手のガントレットだって飾りじゃないはずだ。
『両者、準備はよろしいですか? では、決勝戦五試合目、開始!』
試合開始の宣言と共に前に出たのはノーラ。それを見て、相手は迎撃する事を選択したようでその場で構えて動かない。短剣を抜く様子はない──まずは格闘家として動くという事なのか? ノーラが接近し、相手に向かって短剣を突く形で攻撃を仕掛けた。これに対し相手は短剣を横から叩くことで軌道を変更。
ノーラはその勢いに逆らわず相手の横を抜けながら離れるようにステップ。直後に相手の拳が裏拳の形で放たれるが、ステップをノーラが踏んでお互いの距離を放していたために空を切った。そこからお互いに構えなおしながら様子をうかがう──ように見せて、今度は相手がノーラに向かって距離を詰める。
ノーラは相手から放たれた正拳突きを身をかがめて潜り込むような動きで回避。すかさず短剣を突き刺そうとするが、相手が潜り込んだノーラの顔めがけて膝を突き出した。この反撃をノーラは突き刺そうと構えた短剣をとっさに盾にする形でガード。が、衝撃を受け止めきれなかったノーラの体は弾かれたかのように吹っ飛んでしまった。
吹っ飛んだノーラに対し、相手が迫る。跳躍して一気に距離を詰めながらノーラを捕まえようと手を伸ばす。地面に落ちる直前でノーラが相手の動きに気が付き、彼女から見て右斜め後ろに転がりつつ受け身を取って相手の手から逃れる。すかさずノーラが反撃に移るが──ノーラの短剣が相手の短剣に阻まれる。
直後、お互い距離を取って一息ついた。これがほんの視界開始から数十秒の間に行われたやり取りだ。両者共に敏捷性が高い、特に向こうは軽鎧を着こんでいるのに皮鎧装着者のような動きを見せている。鎧が動きの邪魔をしていない所から、あの鎧は特注品で間違いないだろう。
互いに呼吸が整ったのか、再び接近し短剣を用いた斬り合いへと移行──いや、この表現は間違っているか。お互い短剣を突き合っているので斬ってはいない。その互いのナイフの切っ先が何度もぶつかり合っている。短剣使い同士、相手を倒すために狙いたい場所が一致するが故の状況なのか? こういったナイフ同士の接近戦はあまり見ないからな……
「今の状況だと、ノーラの方が……苦しいな」「そうですね、向こうは今の所一本のナイフだけで戦っていますが……おそらく二刀スタイルで戦う事が出来る筈。一刀でノーラさんの動きを覚え、動きを把握したら一気に攻めに転じる──という可能性は十分にあり得ます」
ツヴァイの言葉に、カナさんが補足するような言葉を加えた。だが、ツヴァイやカナさんの予想とは全く違う形で相手のナイフによる攻撃がノーラの体に突き刺さる事になる。
「く、っ……」
ノーラの口から苦悶の声が僅かに聞こえた。無理もない、ノーラの背中に二本のナイフが突き刺さったのだから。ノーラにとっては訳が分からなかっただろう、真正面に相手を捕らえていたのになぜ背中にナイフが突き刺さったのか。が、武舞台の外から試合を見ていたこちら側はその一連の流れが見えていた。
「間に合わなかった……!」「無数に下げたナイフの理由はこれですか……!」
ロナちゃん、そしてミリーが悔しそうな声を上げる。そう、相手がたくさん下げていたナイフの中から三本が、一瞬にして鞘から自律的に飛び出し、ノーラの師海外に回り込んでノーラの背中を刺したのだ。メカ系列に存在する武装、自立兵器のような能力を持つ魔剣。それがあの沢山下げられたナイフの正体だった。
もちろん普通のナイフとしても使えるのだろうが、この対峙している存在の視界外に回り込んでからの不意打ちが真骨頂だろう。相手からしてみれば、厄介なことこの上ない。周囲に気を配りながら真正面の相手と対峙しなければならないからだ──疑似的な多対一を生み出せることが、この手の自立兵器の強みなのだ。
「きついわね……」「ここまでの戦い、戦況はこちらが予想していた状況よりはるかに悪い。更にブルーカラーの面々は今まで見せなかった恐るべき隠し玉も持っている。ゆえに、卑怯と周囲から言われようが構わない覚悟で行動させてもらう事を決めた。なりふり構わず勝ちにいかせてもらうぞ……!」
武舞台の上に二人のやり取りがあった直後、相手が下げていたナイフがすべて自動的に抜かれるのが見えた。抜かれたナイフは相手とノーラの中間に浮かぶ。もちろんノーラにその切っ先を向けた状態で、だ。その後は、誰もが予想した通りの光景になった。二〇本を超えるナイフが、ノーラに向かって殺到する。
もちろんノーラだってむざむざやられるわけじゃない。襲い来る短剣を回避しながら、どうしても避けきれないものを自分の持つ短剣ではじき返す。しかし避けても弾いても、短剣は軌道を変えて何度も何度もノーラに向かって飛来してくる。故にノーラは常に動き回りながらの対処を強いられる。
その上、ガントレットで殴りかかって来る相手自身にも対処をしなければならない。当然相手だって馬鹿正直に殴りかかっては来ない。フェイントを当然絡めてくる──これによってノーラはより動きにくくなっている。フェイント交じりの相手の動きに気を取られすぎると短剣に切られ、短剣の対処をすると横から、後ろからガントレットを嵌めた相手の拳が飛んでくる。
「くっ、厄介なんてものじゃないわ!」
ノーラの発言ももっともだろう。とにかく相手は視界内と視界外の攻撃でノーラに反撃する余裕を与えずに戦闘を続けている。ノーラは対処に手いっぱいで、とてもじゃないが相手に攻撃を与えるどころじゃない。むしろノーラが確実に削られていく一方だ。さらにこの波状攻撃によってノーラは水魔法を詠唱することも出来ない。
ノーラの強みが発揮できないまま、ただただ体力と精神力を削られていくだけの戦い。だが、戦いというのはそういうものだ。相手の強みを発揮させずに終わらせることが最上。まさに相手の動きはそれを実現するべく行われている。先ほどの相手の発言にあったように、マッスル側としては想定外の苦しい戦いをここまでしてきたと判断したのだろう。
ならばどうするか? 相性が良い相手にはできるだけ圧倒して勝利し、流れを自分達に引き寄せるとともに相手の焦りを引き出し、思考を鈍らせたいという話になるのは自然な事だ。だからこそ、卑怯と言われても知った事かと──少しでも安全に、かつ圧倒して勝つ手段を躊躇することなく使用する。
「後で卑怯者の謗りはいくらでも受けよう! だが今はこの試合、何が何でも勝たせてもらう! これ以上旗色が悪くなれば、勝利への道筋が見えなくなってしまうからな!」
そう宣言しつつ、相手はノーラへの苛烈な攻めを続行する。このままでは、ノーラは本当に何もさせてもらえないまま終わってしまう。もしノーラに切り札があるのなら斬るしかない状況だが……その切り札の内容次第では切っても意味がない事もありうる。例えば相手の魔法を受け止める事で発動する大技とかだったりしたら、今のこの状況では機能しない。
武舞台の下で、このままノーラが負けるのを眺める外ないのだろうか? 状況を変えられるのは武舞台の上にいるノーラだけ。何とも歯がゆい……ノーラには何とか活路を見つけてほしいが──厳しいか?
「随分と多くの短剣を用意してるのね」「こういうスタイルなんでな。ふざけているつもりはないし、ただのファッションという事もない。全てがきちんと使える短剣だ」
ノーラからの言葉に、相手の返答。あれだけ短剣があるなら、投擲でも手に持ってのインファイトでも臨機応変に使えるだろう。もちろん、それだけという事はないだろうが。それに加えて、手のガントレットだって飾りじゃないはずだ。
『両者、準備はよろしいですか? では、決勝戦五試合目、開始!』
試合開始の宣言と共に前に出たのはノーラ。それを見て、相手は迎撃する事を選択したようでその場で構えて動かない。短剣を抜く様子はない──まずは格闘家として動くという事なのか? ノーラが接近し、相手に向かって短剣を突く形で攻撃を仕掛けた。これに対し相手は短剣を横から叩くことで軌道を変更。
ノーラはその勢いに逆らわず相手の横を抜けながら離れるようにステップ。直後に相手の拳が裏拳の形で放たれるが、ステップをノーラが踏んでお互いの距離を放していたために空を切った。そこからお互いに構えなおしながら様子をうかがう──ように見せて、今度は相手がノーラに向かって距離を詰める。
ノーラは相手から放たれた正拳突きを身をかがめて潜り込むような動きで回避。すかさず短剣を突き刺そうとするが、相手が潜り込んだノーラの顔めがけて膝を突き出した。この反撃をノーラは突き刺そうと構えた短剣をとっさに盾にする形でガード。が、衝撃を受け止めきれなかったノーラの体は弾かれたかのように吹っ飛んでしまった。
吹っ飛んだノーラに対し、相手が迫る。跳躍して一気に距離を詰めながらノーラを捕まえようと手を伸ばす。地面に落ちる直前でノーラが相手の動きに気が付き、彼女から見て右斜め後ろに転がりつつ受け身を取って相手の手から逃れる。すかさずノーラが反撃に移るが──ノーラの短剣が相手の短剣に阻まれる。
直後、お互い距離を取って一息ついた。これがほんの視界開始から数十秒の間に行われたやり取りだ。両者共に敏捷性が高い、特に向こうは軽鎧を着こんでいるのに皮鎧装着者のような動きを見せている。鎧が動きの邪魔をしていない所から、あの鎧は特注品で間違いないだろう。
互いに呼吸が整ったのか、再び接近し短剣を用いた斬り合いへと移行──いや、この表現は間違っているか。お互い短剣を突き合っているので斬ってはいない。その互いのナイフの切っ先が何度もぶつかり合っている。短剣使い同士、相手を倒すために狙いたい場所が一致するが故の状況なのか? こういったナイフ同士の接近戦はあまり見ないからな……
「今の状況だと、ノーラの方が……苦しいな」「そうですね、向こうは今の所一本のナイフだけで戦っていますが……おそらく二刀スタイルで戦う事が出来る筈。一刀でノーラさんの動きを覚え、動きを把握したら一気に攻めに転じる──という可能性は十分にあり得ます」
ツヴァイの言葉に、カナさんが補足するような言葉を加えた。だが、ツヴァイやカナさんの予想とは全く違う形で相手のナイフによる攻撃がノーラの体に突き刺さる事になる。
「く、っ……」
ノーラの口から苦悶の声が僅かに聞こえた。無理もない、ノーラの背中に二本のナイフが突き刺さったのだから。ノーラにとっては訳が分からなかっただろう、真正面に相手を捕らえていたのになぜ背中にナイフが突き刺さったのか。が、武舞台の外から試合を見ていたこちら側はその一連の流れが見えていた。
「間に合わなかった……!」「無数に下げたナイフの理由はこれですか……!」
ロナちゃん、そしてミリーが悔しそうな声を上げる。そう、相手がたくさん下げていたナイフの中から三本が、一瞬にして鞘から自律的に飛び出し、ノーラの師海外に回り込んでノーラの背中を刺したのだ。メカ系列に存在する武装、自立兵器のような能力を持つ魔剣。それがあの沢山下げられたナイフの正体だった。
もちろん普通のナイフとしても使えるのだろうが、この対峙している存在の視界外に回り込んでからの不意打ちが真骨頂だろう。相手からしてみれば、厄介なことこの上ない。周囲に気を配りながら真正面の相手と対峙しなければならないからだ──疑似的な多対一を生み出せることが、この手の自立兵器の強みなのだ。
「きついわね……」「ここまでの戦い、戦況はこちらが予想していた状況よりはるかに悪い。更にブルーカラーの面々は今まで見せなかった恐るべき隠し玉も持っている。ゆえに、卑怯と周囲から言われようが構わない覚悟で行動させてもらう事を決めた。なりふり構わず勝ちにいかせてもらうぞ……!」
武舞台の上に二人のやり取りがあった直後、相手が下げていたナイフがすべて自動的に抜かれるのが見えた。抜かれたナイフは相手とノーラの中間に浮かぶ。もちろんノーラにその切っ先を向けた状態で、だ。その後は、誰もが予想した通りの光景になった。二〇本を超えるナイフが、ノーラに向かって殺到する。
もちろんノーラだってむざむざやられるわけじゃない。襲い来る短剣を回避しながら、どうしても避けきれないものを自分の持つ短剣ではじき返す。しかし避けても弾いても、短剣は軌道を変えて何度も何度もノーラに向かって飛来してくる。故にノーラは常に動き回りながらの対処を強いられる。
その上、ガントレットで殴りかかって来る相手自身にも対処をしなければならない。当然相手だって馬鹿正直に殴りかかっては来ない。フェイントを当然絡めてくる──これによってノーラはより動きにくくなっている。フェイント交じりの相手の動きに気を取られすぎると短剣に切られ、短剣の対処をすると横から、後ろからガントレットを嵌めた相手の拳が飛んでくる。
「くっ、厄介なんてものじゃないわ!」
ノーラの発言ももっともだろう。とにかく相手は視界内と視界外の攻撃でノーラに反撃する余裕を与えずに戦闘を続けている。ノーラは対処に手いっぱいで、とてもじゃないが相手に攻撃を与えるどころじゃない。むしろノーラが確実に削られていく一方だ。さらにこの波状攻撃によってノーラは水魔法を詠唱することも出来ない。
ノーラの強みが発揮できないまま、ただただ体力と精神力を削られていくだけの戦い。だが、戦いというのはそういうものだ。相手の強みを発揮させずに終わらせることが最上。まさに相手の動きはそれを実現するべく行われている。先ほどの相手の発言にあったように、マッスル側としては想定外の苦しい戦いをここまでしてきたと判断したのだろう。
ならばどうするか? 相性が良い相手にはできるだけ圧倒して勝利し、流れを自分達に引き寄せるとともに相手の焦りを引き出し、思考を鈍らせたいという話になるのは自然な事だ。だからこそ、卑怯と言われても知った事かと──少しでも安全に、かつ圧倒して勝つ手段を躊躇することなく使用する。
「後で卑怯者の謗りはいくらでも受けよう! だが今はこの試合、何が何でも勝たせてもらう! これ以上旗色が悪くなれば、勝利への道筋が見えなくなってしまうからな!」
そう宣言しつつ、相手はノーラへの苛烈な攻めを続行する。このままでは、ノーラは本当に何もさせてもらえないまま終わってしまう。もしノーラに切り札があるのなら斬るしかない状況だが……その切り札の内容次第では切っても意味がない事もありうる。例えば相手の魔法を受け止める事で発動する大技とかだったりしたら、今のこの状況では機能しない。
武舞台の下で、このままノーラが負けるのを眺める外ないのだろうか? 状況を変えられるのは武舞台の上にいるノーラだけ。何とも歯がゆい……ノーラには何とか活路を見つけてほしいが──厳しいか?
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