藤堂正道と伊藤ほのかのおしゃべり

Keitetsu003

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51:七五三

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「み~つ いつ~つ なな~つへと~ ママンにだかれ~て はぐぐ~んで~」
「七五三の歌か?」
「はい! 少し早いですが、十一月十五には七五三です。久しぶりに原点に戻ろうと思いまして」
「そうだな。今日は七五三について語ろうか」


「ではQ1! 七五三とは?」
「三歳、五歳、七歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事で、神社やお寺で七五三詣しちごさんもうでを行い感謝、祈願を行う奉告祭だ。
 昔は乳幼児の生存率が低く、三歳までに亡くなる子どもがたくさんいた。そのため、三~四歳から現在の戸籍にあたる人別帳や氏子台帳に登録していたわけだ。
 七五三のお祝いは今まで無事に成長したことへの感謝と成長を願う意味がある」


「Q2! 何故、三歳、五歳、七歳なの?」
「『髪置き』、『袴着』、『帯解き』が関連している。
『髪置き』は平安時代の風習で男女共に三歳の春まで髪を剃って坊主頭で育てていた。三歳までは髪を伸ばさず剃っていた方が豊かな髪になると信じられていたのが理由だな。三歳の春から髪をのばし始めるのを祝う儀礼が『髪置き』だ。もちろん、諸説あるぞ。

『袴着』は平安時代に男女ともに初めて袴を着け、碁盤の上で冠を被って四方の神を拝んだ儀式だ。大人の仲間入りとして着せるらしいが、五歳は早いよなと個人的には思っている。江戸時代以降は五歳の男児のみとなった。

『帯解き』は大人と同じ着物を着て同じ帯を結ぶことで大人の仲間入りとし子どもの成長を祝う事だ。七歳でも早くないか? と俺は思っている。こちらは女児のみ。男児は五歳に『袴着』で済ましているからだ。

 この三つの行事が合わさって七五三ってわけだな。
 ちなみに昔は数え年だったが、今は満年齢だな。男児は三歳と五歳、女児は三歳と七歳が七五三の対象年となる。理由は『袴着』と『帯解き』の違いからだな。ただ、地域によっては、女児が二回、男児が一回になっている。詳しくは地域の神社やお寺に確認してくれ」


「Q3! どうして、十一月十五日なの?」
「十一月十五日に決まったのは江戸時代、五代将軍綱吉のお子様徳松君のお祝いをした日に由来している。なぜ、十一月なのかは、旧暦の十一月は農家では収穫を無事に終える時期であり、収穫と子どもの成長をあわせて氏神様に感謝する為。十五日については、毎月十五日がほぼ満月になる為。収穫祭や初穂祭等は満月の日が多いので、満月が選ばれたと考えられる。もしくは七五三だから、七+五+三=十五から十一月十五日になったといわれている。または旧暦の15日は二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、何事をするにも吉であること。これも諸説ありだ」


「Q4! なぜ、七五三なの? 三五七ではダメ?」
「ダメだ」
「雑すぎ!」
「詳しくは分からない。七五三縄や年功序列とか、『三五七』は『三つ叱って五つ褒めて七つ教えて子は育つ』といったことわざがあったためとか色々考えられるが、これといった説は分からない」


「Q5! 七五三って何をするの?」
「コスプレして参拝」
「もっと詳しく!」
「男児、女児の服装は着物。着物はとりあえずレンタルが無難。子供は成長するので、購入してもすぐに着れなくなる。尚、付き添いの大人はスーツかワンピース、セミフォーマルが一般的。着物でもOK。

 神社によって、参拝、ご祈願の方法が違うので、ちゃんと確認しておこう。予約が必要か確認もしたほうがいい。それと初穂料もな。一度下見をして、手水舎の場所や参拝、ご祈願する場所を確認しておくと、当日スムーズに進むぞ。小さな神社でも、混んでいると場所を探すのが面倒だ。気をつけてくれ。

 記念撮影をするのであれば、参拝前か後かは決めておくこと。神社が混んでいて疲れた後に撮影は子供に負担がかかるから、調整したほうがいいぞ。後は家かホテルでお祝いの食事。大雑把に言えばこんなところだ」


「七五三って大人が疲れそうなイベントですよね~」
「全くだ。だが、我が子の晴れ舞台なんだ。特別な日は大切にしたいものだろ?」
「ですね。ではここで謎かけ。七五三とかけまして、ショートケーキと解きます」
「……」
「ショートケーキと解きます!」
「……」
「ショートケーキと解きます! ショートケーキと解きます!」
「……」
「……全力で泣きますよ、先輩」
「……その心は?」
「いちご(15)が大事でしょう! どうでした、先輩! 必死に考えたんですよ!」
「いや……まあ……なんだ。お後がよろしいようで」
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