藤堂正道と伊藤ほのかのおしゃべり

Keitetsu003

文字の大きさ
147 / 254

148:誤解

しおりを挟む
「食欲の秋 煮付けBLは ほどほどに。世界の合い言葉『愛の香り』を推したい。伊藤ほのか、心の一句」
「「……」」

「どうしたんですか、先輩? 紫苑さんも鳩がデザートイーグル喰らった顔して」
「鳩に恨みでもあるのか? きっと、壮絶な死に顔してるぞ」
「私、伊藤さんが弟に容赦なくモデルガンをぶっ放したって噂を聞いたことあります」
「それは誤解です。容赦などしたことがありません。自然とぶっ放すんです。弟は姉の天敵です。今回のお話は誤解についてです」
「「強引すぎる!」」

「では、まず私から。紫苑さん、この本、実は宮内庁御用達なんです。知ってましたか?」
「いえ、ありえないでしょ? ただの……その……B,BL本じゃないですか! そんないかがわしい本が宮内庁御用達とかありえないでしょ!」
「いや、ありえるぞ」
「うそぉ!」
「そもそも宮内庁御用達は廃止になってるからな。ただ、宮内庁御用達を勝手に使っても『景品表示法』には違反しないし、法律的にも問題ない。エロ本でも使えるって事だな」
「ええぇ~……」

「次は先輩!」
「……肉は強火で焼くと、肉汁を閉じ込めることが出来る。これは誤解らしい」
「……うわぁ……主夫ですか、先輩は」
「いえ、大事な事です! お肉の焼き加減には10段階あるのをご存じでしょうか! 卵のゆで加減を表現した言葉『レア』や『ウェルダン』が由来になっている焼き方もある!」
「……流石は腹ぺこキャラ。食いつきが違う。花より団子ですね。男は消化不良なのでしょうか?」

「うまくいえてませんよ~伊藤さん。私はこれですかね。借りたお金を返さないこと自体を処罰する規定はない。犯罪だと思うんですけど」
「嘘をついて金を借りることは詐欺罪になる可能性があるけどな。借用書書かせてるのも、理由の一つだ。借用書を公正証書にすれば、差し押さえが出来るからな」

「いろいろと誤解のある世の中。正しい意味を知ってトラブルのない日常を手にしましょう」
「綺麗にまとめたつもりですか? いいんですか、藤堂先輩?」
「ただの雑談だからな。とりあえず、この本は没収だ」
「えっ? 先輩……まさか、BLに興味が……」
「学校にエロ本を持ってくるな!」
「アウチ!」
しおりを挟む
感想 14

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

『定時後の偶然が多すぎる』

こさ
BL
定時後に残業をするたび、 なぜか必ず同じ上司が、同じフロアに残っている。 仕事ができて、無口で、社内でも一目置かれている存在。 必要以上に踏み込まず、距離を保つ人―― それが、彼の上司だった。 ただの偶然。 そう思っていたはずなのに、 声をかけられる回数が増え、 視線が重なる時間が長くなっていく。 「無理はするな」 それだけの言葉に、胸がざわつく理由を、 彼自身はまだ知らない。 これは、 気づかないふりをする上司と、 勘違いだと思い込もうとする部下が、 少しずつ“偶然”を積み重ねていく話。 静かで、逃げ場のない溺愛が、 定時後から始まる。

余命1年の侯爵夫人

悠木矢彩
恋愛
余命を宣告されたその日に、主人に離婚を言い渡されました

処理中です...