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そして──今現在、午後の二十三時頃だ。
朝比奈の部屋。
特にすることも無いので、部屋全体を見渡す。
朝比奈の家柄では、百万円という額は、左程難しくはないように思える。朝比奈の部屋は軽く見ただけで、僕の家のリビングよりも広かった。
一戸建ての家の中に、各部屋にトイレと、お風呂が付いているだなんて、正直、聞いたことがない。
僕の家もそれなりに大きい自信はあったのだが、この一瞬で、僕の自身は消失していった。
だが、八百万からの提案を受けた朝比奈はどうするのだろう?
この裕福な家に住み、なんら不自由なく過ごしてきた人間が、いきなり労働などできるのだろうか?
八百万は、僕よりマシだと言っていたけれど、果たして、本当にそうなのか、見当が付かない。
命の危険や、その他のことも含めて、言うならば、命を落とすことよりはマシなのだと思う。
だけど、朝比奈は運のいい方なのかもしれない。けれど、朝比奈の過去を知る人たちからの話を聞いて、そう単純に、一くくりに纏めてはいけない気がする。
朝比奈が今までどれだけの思いで、日々を過ごしてきていたのかと考えると。
過去と、今を比べると。
比べてしまうと。
クラスの人気者が、教室の隅で本を読んで、誰とも関わろうとしない人生に成り代わった。
すり替わってしまった。
実体のない彼女。
それを考えると、僕にはわからない。
わかる話じゃないのだ。
「お待たせ、お風呂済ませたわよ」
朝比奈が洗面所から出てきた。
タオル一枚で綺麗な体を覆い隠していた。
「何を、しているの?」
「なんて、格好してやがんだ!」
流石に、タオル姿の女性をまじまじと見れる程、僕は女性に対して、免疫は持っていない。
「ここは、私の家で、私の部屋よ。どんな格好していても、あなたに関係ないわ」
「客人を招いている時は別だろうが!」
「このタオルも取れと言っているの?」
「違う、服を着て出て来いって言ってんだよ!」
「嫌よ、私、部屋では裸族なの」
あっさりと、とんでもないことを言われた気がした。
こいつも八百万とは違うタイプの討論ができない人間だった。それを知っているから、僕は、急いで窓から見える満月を眺める様にして、視線をずらした。
あいつ、めっちゃエロかったな……。
女の子っていうのは、果たして、みんな同じ反応をするものだろうか。別に、そんなシチュエーションを夢に見ていたわけではないけれど、だとしても、何か違う。僕が望んでいたシーンではない気がする。いや、もしかしたら、今も身に着けているタオルが、ハラリと床に落ちてくれないかと望んでいたのかもしれない。そう考えると、僕って、最低だよな……。
「どんな格好で言った方が良いかしら?」
「なんでもいいだろ」
「私、下着には結構こだわっているの」
「どうでもいいわ!」
「質問しているだけなのに、やけに不機嫌ね。短気なの?」
そこまで言って、男である僕が居る筈なのに、僕の背後からは、タオルが床に落ちる音がして、箪笥を惹く音と、服を着ているのか、衣擦れの音がする。
さっきの光景が鮮明に蘇る。
あいつの、タオルの向こう側には一体、どんな絶景が待っているのだろうかと思うと。
思ってしまうと。
どうしても、そわそわしてしまう。
「……一応、聞いておくけれど、夜神君。まさか。私のお風呂上がりの姿を見て、興奮したわけじゃないわよね?」
「不可抗力だ」
「私の手に触れるだけじゃ飽き足らず、今度は体を要求してくるなんて、恥ずかしくはないの?」
「別に僕はそんな要求をした覚えはねえな!」
「もしかして、私の心まで犯すつもりなの⁉」
「お前の妄想は度を越えてるんだよ!」
はあ、この女はダメだ。もう、僕の頭には、この女がお淑やかに見えない。見えるわけが無いのだ。
そもそも、僕がこいつを、朝比奈を理解しようなんて考えが浅はかだったのだ。
「そんな月なんて見てないで、こっちを見なさいよ」
「やっと終わったのか、次はないかもしれないけれど、頼むぜ、ほんとに」
そう言って、僕は月の鑑賞をやめて、朝比奈の方に視線を戻す。
今度は、下着姿だった。
むしろ、タオル姿の方がまだマシだった。
「お前は何がしたいんだよ!」
「一応、今日のお礼をしたくて、考えた結果が──これということよ」
「え……」
お礼タオルを巻いた姿と、下着姿だと?
どうしたら、それで僕が喜ぶと思われているのだろうか。
「どう、かしら?」
「どうって、どうなんだよ」
「感想は?」
感想だと?
え、感想?
これは、なんて言えばいいんだ?
「き、綺麗だね、とか?」
「ありきたりな、テンプレの言葉しか言えないのね。がっかりだわ」
まるで、虫を見るような凍てついた瞳で、心底呆れたように言われた。
無理だって、そんなこと言われても。
むしろ、なんて返せばいいのか聞きたいくらい。
「そんなんだから、あなたは童貞なのよ」
「なんで……童貞だとわかるんだ」
「顔に書いてあるから」
「書いてるわけねえだろうが!」
「ああ、間違えた。顔が童貞みたいだから」
「そんな間違え方をするな。人をそんな風に見るな!」
童貞みたいな顔ってなんだよ。
「でもいいじゃない。こんな可愛い私の体を見れて、一生ものの幸せでしょ?」
「お前はどれだけ自分に自信があるんだよ」
そんな会話をしながら、朝比奈は、箪笥から動きやすそうな、ランニングウエアを、純白のブラジャーと、やたら色気を誘うガーターベルトの下着の上から身に着けた。流石に一度凝視してしまったので、もう目を逸らすことも諦めた。
というより、ガーターベルトってめちゃくちゃエロいな。初めて見た。
「そういえば、雨霧さんって、あなたの何?」
「何って、なんだよ」
突拍子のない質問に、思わず戸惑う。
雨霧は僕にとって、なんだ?
「あの子、夜神君の彼女じゃないの?」
「違う。それだけはない」
「そうなんだ、よく一緒に居るから、てっきり」
「仮にそうだとしても、お前に何か関係あるのか?」
「……あるわ」
「なんだよ」
「こんな私が可哀想な目に遭っているのに、それを無視して、青春を送るなんてこと、この私が許さない」
「只の八つ当たりじゃねえか!」
まあ、意外なことに、朝比奈はクラスのことに興味を持っているとは思ってもいなかった。意外とクラスのことを
見ていたんだな。実際、それはクラスの人間観察をして、自分に脅威になるか否かを見定めていたのかもしれない。
「ああ、僕はあいつに無理矢理、部活に入部させられているんだよ」
「部活?」
「そう、オカルト研究部」
「そんなくだらない、部活が本当に存在していたのね」
全くもってその通り。
反論の余地もない。
「何をしているの?」
「んー、オカルトを調べてる感じかな?」
「今までにそういう話に出くわしたの?」
「いや、なんも?」
「雨霧さんって、あの人と同業なの?」
思わず、息をのんだ。
こいつ、鋭いな。
「何でそう思うんだ?」
「私の異変に気付いたのかも知れないと思って、実際、私の過去について探りを入れていたから」
結果、考察は間違っているけれど、真相には辿り着いた感じか。雨霧のそれは、単にお節介と言うか、朝比奈と仲を良くしたくてした行動なんだろうけれど。
「それで、どうなの?」
「……そうだよ。あの人も言ってただろ? 条件付きでって」
雨霧天の出された条件は、八百万の仕事を手伝うことが条件だった。まあ、八百万の仕事上、雨霧のそれは、大いに役に立つからである。
「そう」
それだけ告げて、パーカーのチャックを上まで占めると、次に、箪笥の下の段を、膝をつきながら、探し出す朝比奈。
その格好は下着が丸見えなんですが……。
朝比奈はこういったことに対しての羞恥心というものがないのか、平然としていた。
「一応なんだけど、あの人のことを疑ってたりするのか?」
「……」
僕の問いかけには無反応で、今も箪笥から何かを探している様子の朝比奈。
「そうね……」
と、言いかけながら、何かを思案している様子だ。
「私は、八百万さんのことは信用はできないわね。だって、そうでしょう? いきなり今日あった人のことを信用す
ることなんて、できないわ」
まあ、言いたいことは概ね理解はできる。朝比奈自身が隠し通してきたことが、貫き通してきたものが、ただの偶然、僕に出くわし、自身の秘密が暴かれ、そう思いきや、自身を救ってくれるかもしれないなんて、状況に出くわしたら、流石の僕も疑いはするかもな。
「だから、私はあの人のことを信用してはいない」
そう言いながら、上のパーカーを脱ぎ始める。
「おい、なんで今着ていた服を脱ぐんだ」
「お風呂上がりだから、暑くて」
「お前、もしかして、ただの露出狂なんじゃないのか?」
「失礼ね。もしかしくもないわよ」
「せめて、もしかしろよ!」
それでも、僕の言うことなんて聞いちゃいないらしく、また下着姿に戻る朝比奈。
「それよりか、僕はどうなんだよ」
「は?」
「だから、僕は信用されているのかって話」
「自惚れが過ぎるんじゃいの?」
くっ、少しだけ傷付いた。でも、だけれど、実際今日会ったばかりの僕を、こうして自身の部屋まで招き入れているのは、信頼の証なんじゃないのか?
「まあ、あなたは他の人と──違うから」
他の人とは違う。
人であって、人じゃない。
普通なふりをした──異常者。
僕を例えるのにこれほどまでに相応しい言葉はないだろう。
「ねえ、夜神君」
下着姿のまま、見事にだらしない格好で、僕に問いかける。
「あなたは、何かで、私は蝙蝠。雨霧さんは──何なの?」
朝比奈の部屋。
特にすることも無いので、部屋全体を見渡す。
朝比奈の家柄では、百万円という額は、左程難しくはないように思える。朝比奈の部屋は軽く見ただけで、僕の家のリビングよりも広かった。
一戸建ての家の中に、各部屋にトイレと、お風呂が付いているだなんて、正直、聞いたことがない。
僕の家もそれなりに大きい自信はあったのだが、この一瞬で、僕の自身は消失していった。
だが、八百万からの提案を受けた朝比奈はどうするのだろう?
この裕福な家に住み、なんら不自由なく過ごしてきた人間が、いきなり労働などできるのだろうか?
八百万は、僕よりマシだと言っていたけれど、果たして、本当にそうなのか、見当が付かない。
命の危険や、その他のことも含めて、言うならば、命を落とすことよりはマシなのだと思う。
だけど、朝比奈は運のいい方なのかもしれない。けれど、朝比奈の過去を知る人たちからの話を聞いて、そう単純に、一くくりに纏めてはいけない気がする。
朝比奈が今までどれだけの思いで、日々を過ごしてきていたのかと考えると。
過去と、今を比べると。
比べてしまうと。
クラスの人気者が、教室の隅で本を読んで、誰とも関わろうとしない人生に成り代わった。
すり替わってしまった。
実体のない彼女。
それを考えると、僕にはわからない。
わかる話じゃないのだ。
「お待たせ、お風呂済ませたわよ」
朝比奈が洗面所から出てきた。
タオル一枚で綺麗な体を覆い隠していた。
「何を、しているの?」
「なんて、格好してやがんだ!」
流石に、タオル姿の女性をまじまじと見れる程、僕は女性に対して、免疫は持っていない。
「ここは、私の家で、私の部屋よ。どんな格好していても、あなたに関係ないわ」
「客人を招いている時は別だろうが!」
「このタオルも取れと言っているの?」
「違う、服を着て出て来いって言ってんだよ!」
「嫌よ、私、部屋では裸族なの」
あっさりと、とんでもないことを言われた気がした。
こいつも八百万とは違うタイプの討論ができない人間だった。それを知っているから、僕は、急いで窓から見える満月を眺める様にして、視線をずらした。
あいつ、めっちゃエロかったな……。
女の子っていうのは、果たして、みんな同じ反応をするものだろうか。別に、そんなシチュエーションを夢に見ていたわけではないけれど、だとしても、何か違う。僕が望んでいたシーンではない気がする。いや、もしかしたら、今も身に着けているタオルが、ハラリと床に落ちてくれないかと望んでいたのかもしれない。そう考えると、僕って、最低だよな……。
「どんな格好で言った方が良いかしら?」
「なんでもいいだろ」
「私、下着には結構こだわっているの」
「どうでもいいわ!」
「質問しているだけなのに、やけに不機嫌ね。短気なの?」
そこまで言って、男である僕が居る筈なのに、僕の背後からは、タオルが床に落ちる音がして、箪笥を惹く音と、服を着ているのか、衣擦れの音がする。
さっきの光景が鮮明に蘇る。
あいつの、タオルの向こう側には一体、どんな絶景が待っているのだろうかと思うと。
思ってしまうと。
どうしても、そわそわしてしまう。
「……一応、聞いておくけれど、夜神君。まさか。私のお風呂上がりの姿を見て、興奮したわけじゃないわよね?」
「不可抗力だ」
「私の手に触れるだけじゃ飽き足らず、今度は体を要求してくるなんて、恥ずかしくはないの?」
「別に僕はそんな要求をした覚えはねえな!」
「もしかして、私の心まで犯すつもりなの⁉」
「お前の妄想は度を越えてるんだよ!」
はあ、この女はダメだ。もう、僕の頭には、この女がお淑やかに見えない。見えるわけが無いのだ。
そもそも、僕がこいつを、朝比奈を理解しようなんて考えが浅はかだったのだ。
「そんな月なんて見てないで、こっちを見なさいよ」
「やっと終わったのか、次はないかもしれないけれど、頼むぜ、ほんとに」
そう言って、僕は月の鑑賞をやめて、朝比奈の方に視線を戻す。
今度は、下着姿だった。
むしろ、タオル姿の方がまだマシだった。
「お前は何がしたいんだよ!」
「一応、今日のお礼をしたくて、考えた結果が──これということよ」
「え……」
お礼タオルを巻いた姿と、下着姿だと?
どうしたら、それで僕が喜ぶと思われているのだろうか。
「どう、かしら?」
「どうって、どうなんだよ」
「感想は?」
感想だと?
え、感想?
これは、なんて言えばいいんだ?
「き、綺麗だね、とか?」
「ありきたりな、テンプレの言葉しか言えないのね。がっかりだわ」
まるで、虫を見るような凍てついた瞳で、心底呆れたように言われた。
無理だって、そんなこと言われても。
むしろ、なんて返せばいいのか聞きたいくらい。
「そんなんだから、あなたは童貞なのよ」
「なんで……童貞だとわかるんだ」
「顔に書いてあるから」
「書いてるわけねえだろうが!」
「ああ、間違えた。顔が童貞みたいだから」
「そんな間違え方をするな。人をそんな風に見るな!」
童貞みたいな顔ってなんだよ。
「でもいいじゃない。こんな可愛い私の体を見れて、一生ものの幸せでしょ?」
「お前はどれだけ自分に自信があるんだよ」
そんな会話をしながら、朝比奈は、箪笥から動きやすそうな、ランニングウエアを、純白のブラジャーと、やたら色気を誘うガーターベルトの下着の上から身に着けた。流石に一度凝視してしまったので、もう目を逸らすことも諦めた。
というより、ガーターベルトってめちゃくちゃエロいな。初めて見た。
「そういえば、雨霧さんって、あなたの何?」
「何って、なんだよ」
突拍子のない質問に、思わず戸惑う。
雨霧は僕にとって、なんだ?
「あの子、夜神君の彼女じゃないの?」
「違う。それだけはない」
「そうなんだ、よく一緒に居るから、てっきり」
「仮にそうだとしても、お前に何か関係あるのか?」
「……あるわ」
「なんだよ」
「こんな私が可哀想な目に遭っているのに、それを無視して、青春を送るなんてこと、この私が許さない」
「只の八つ当たりじゃねえか!」
まあ、意外なことに、朝比奈はクラスのことに興味を持っているとは思ってもいなかった。意外とクラスのことを
見ていたんだな。実際、それはクラスの人間観察をして、自分に脅威になるか否かを見定めていたのかもしれない。
「ああ、僕はあいつに無理矢理、部活に入部させられているんだよ」
「部活?」
「そう、オカルト研究部」
「そんなくだらない、部活が本当に存在していたのね」
全くもってその通り。
反論の余地もない。
「何をしているの?」
「んー、オカルトを調べてる感じかな?」
「今までにそういう話に出くわしたの?」
「いや、なんも?」
「雨霧さんって、あの人と同業なの?」
思わず、息をのんだ。
こいつ、鋭いな。
「何でそう思うんだ?」
「私の異変に気付いたのかも知れないと思って、実際、私の過去について探りを入れていたから」
結果、考察は間違っているけれど、真相には辿り着いた感じか。雨霧のそれは、単にお節介と言うか、朝比奈と仲を良くしたくてした行動なんだろうけれど。
「それで、どうなの?」
「……そうだよ。あの人も言ってただろ? 条件付きでって」
雨霧天の出された条件は、八百万の仕事を手伝うことが条件だった。まあ、八百万の仕事上、雨霧のそれは、大いに役に立つからである。
「そう」
それだけ告げて、パーカーのチャックを上まで占めると、次に、箪笥の下の段を、膝をつきながら、探し出す朝比奈。
その格好は下着が丸見えなんですが……。
朝比奈はこういったことに対しての羞恥心というものがないのか、平然としていた。
「一応なんだけど、あの人のことを疑ってたりするのか?」
「……」
僕の問いかけには無反応で、今も箪笥から何かを探している様子の朝比奈。
「そうね……」
と、言いかけながら、何かを思案している様子だ。
「私は、八百万さんのことは信用はできないわね。だって、そうでしょう? いきなり今日あった人のことを信用す
ることなんて、できないわ」
まあ、言いたいことは概ね理解はできる。朝比奈自身が隠し通してきたことが、貫き通してきたものが、ただの偶然、僕に出くわし、自身の秘密が暴かれ、そう思いきや、自身を救ってくれるかもしれないなんて、状況に出くわしたら、流石の僕も疑いはするかもな。
「だから、私はあの人のことを信用してはいない」
そう言いながら、上のパーカーを脱ぎ始める。
「おい、なんで今着ていた服を脱ぐんだ」
「お風呂上がりだから、暑くて」
「お前、もしかして、ただの露出狂なんじゃないのか?」
「失礼ね。もしかしくもないわよ」
「せめて、もしかしろよ!」
それでも、僕の言うことなんて聞いちゃいないらしく、また下着姿に戻る朝比奈。
「それよりか、僕はどうなんだよ」
「は?」
「だから、僕は信用されているのかって話」
「自惚れが過ぎるんじゃいの?」
くっ、少しだけ傷付いた。でも、だけれど、実際今日会ったばかりの僕を、こうして自身の部屋まで招き入れているのは、信頼の証なんじゃないのか?
「まあ、あなたは他の人と──違うから」
他の人とは違う。
人であって、人じゃない。
普通なふりをした──異常者。
僕を例えるのにこれほどまでに相応しい言葉はないだろう。
「ねえ、夜神君」
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