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婚約からの結婚?
ROUND8:ガールズトーク
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マスコミの報道も落ち着いて、外に出れるようになった。
そして、今日は、キャバ時代に仲が良かった琴音とカフェでお茶をしている。琴音はずっと頬づえをつきながら、ニヤニヤしながら「それでそれで」と私と進くんの話を聞きたがる。
「えー、まだえっちしてないの?」
「うん……ほら、私さ……元彼と色々あってすぐにこんなことになったから……」
「元カレともえっちしてないんだもんねー」
そうだ、私は元カレともえっちしたことがない処女なのだ。だから、進くんの仕掛けてくることに対してどう対応していいか正直よくわからないのだ。
「でも、彼に処女だからゆっくり進めてほしいなあってお願いしたら絶対わかってくれるって!」
琴音は前かがみになって、一生懸命そう言ってくるが進くんは完璧に変態で狼だからそんなことわかってくれるなんて私は思っていない。琴音は「絶対わかってくれるよ」と言ってアイスレモンティーを飲んで、「だって、新菜ちゃんにぞっこんなんだよ?」ともうひと押ししてきた。
「うーん」
返答に困っていると、スマホにメッセージがきた。もちろん、進くんからで練習中の写真が送られてきて、その後に「今日の夜はオシャレしてこいよ。Aホテル集合な」とメッセージが添えられていた。今日の夜はホテルでディナーの約束をしている。琴音とカフェでおしゃべりしたあとは美容室に行って、洋服を買いに行って、と色々やることがある。
「今日の夜の約束ね。彼のことだから、ホテルの部屋押さえてそう」
「えっ……」
「彼も我慢できないんじゃないの? だって、一緒のベッドに寝ておあずけなんだよ? 少しでも彼のこといいなって思うなら、えっちしてみるのもありなんじゃないの」
琴音の言葉に対して何も返せなくなってしまった。確かに、彼に対してはすごいドキドキしてしまうし、流れに流されてしまいそうになってしまう。けれども、そういうことはきちんとしたい。
「でも、無理なら少しずつやってほしいってお願いしてみるのもいいかもね。そしたら、彼だって段階踏んでやってくれるんじゃない?」
「う……うん」
「そうするだけでも、彼も満足すると思うよ」
にやりと琴音は笑うと、ストローをくるくると回し始めた。なんだか、琴音のいうこともわかる気がする。だって……進くん、相当我慢してると思うし、段階踏んでほしいというのならばわかってくれるかもしれないという淡い期待を抱いてしまった。
「あ、新菜ちゃん、勝負下着も履かなきゃだよ!」
「えっ」
「ほら、今から買い物いこ!!」
カフェを出て、私と琴音はランジェリーショップに向かうことになった。勝負下着なんか履いてしまったら、進くんが誤解するに決まっている。むしろ、狼の前に無防備な羊をどうぞと差し出す状態になってしまう。
けれども、琴音の誘いを断れず、私はセクシーすぎるランジェリーを買うことになってしまった。
そして、今日は、キャバ時代に仲が良かった琴音とカフェでお茶をしている。琴音はずっと頬づえをつきながら、ニヤニヤしながら「それでそれで」と私と進くんの話を聞きたがる。
「えー、まだえっちしてないの?」
「うん……ほら、私さ……元彼と色々あってすぐにこんなことになったから……」
「元カレともえっちしてないんだもんねー」
そうだ、私は元カレともえっちしたことがない処女なのだ。だから、進くんの仕掛けてくることに対してどう対応していいか正直よくわからないのだ。
「でも、彼に処女だからゆっくり進めてほしいなあってお願いしたら絶対わかってくれるって!」
琴音は前かがみになって、一生懸命そう言ってくるが進くんは完璧に変態で狼だからそんなことわかってくれるなんて私は思っていない。琴音は「絶対わかってくれるよ」と言ってアイスレモンティーを飲んで、「だって、新菜ちゃんにぞっこんなんだよ?」ともうひと押ししてきた。
「うーん」
返答に困っていると、スマホにメッセージがきた。もちろん、進くんからで練習中の写真が送られてきて、その後に「今日の夜はオシャレしてこいよ。Aホテル集合な」とメッセージが添えられていた。今日の夜はホテルでディナーの約束をしている。琴音とカフェでおしゃべりしたあとは美容室に行って、洋服を買いに行って、と色々やることがある。
「今日の夜の約束ね。彼のことだから、ホテルの部屋押さえてそう」
「えっ……」
「彼も我慢できないんじゃないの? だって、一緒のベッドに寝ておあずけなんだよ? 少しでも彼のこといいなって思うなら、えっちしてみるのもありなんじゃないの」
琴音の言葉に対して何も返せなくなってしまった。確かに、彼に対してはすごいドキドキしてしまうし、流れに流されてしまいそうになってしまう。けれども、そういうことはきちんとしたい。
「でも、無理なら少しずつやってほしいってお願いしてみるのもいいかもね。そしたら、彼だって段階踏んでやってくれるんじゃない?」
「う……うん」
「そうするだけでも、彼も満足すると思うよ」
にやりと琴音は笑うと、ストローをくるくると回し始めた。なんだか、琴音のいうこともわかる気がする。だって……進くん、相当我慢してると思うし、段階踏んでほしいというのならばわかってくれるかもしれないという淡い期待を抱いてしまった。
「あ、新菜ちゃん、勝負下着も履かなきゃだよ!」
「えっ」
「ほら、今から買い物いこ!!」
カフェを出て、私と琴音はランジェリーショップに向かうことになった。勝負下着なんか履いてしまったら、進くんが誤解するに決まっている。むしろ、狼の前に無防備な羊をどうぞと差し出す状態になってしまう。
けれども、琴音の誘いを断れず、私はセクシーすぎるランジェリーを買うことになってしまった。
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