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婚約からの結婚?
ROUND9:捕食された私
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ホテルでのディナーの後に、進さんが予約していたホテルの一室に連れていかれた。部屋につくなり、抱き寄せられて、「今日はすっごく綺麗だな」と囁かれて、耳にキスされた。このままでは、捕食されてしまうと思い、「あ、あの」と切り出してみると、彼は動きを止めた。
「わ、私……その……は、はじめてだから……その……いきなりじゃなくて、じょ……徐々にそういうことはしてほしいの。先に結婚しちゃったけど……」
消え入りそうな声で言うと彼は目を大きく見開いて「それだけ?」と聞き返してきた。こくりと首を縦に振ると、わかったよという優しい声が聞こえた。
と……読者のみなさん。普通なら、言うこと聞いてくれると思うじゃないですか? ここで、「じゃあ、君の言う通り……」とかいう展開になるじゃないですか。いえ、相手をよく考えてみてください。初対面の相手を目の前にして抜いてしまうような変態ですよ? そんな都合のいい話があるわけない。
私は股が裂けるかと思った。もうセックスなんてごめんだ!
しかし、彼のブツは膣内で硬さを取り戻し、また反り返っている。嘘だ。そんなはずはない。一度終わったはずなのに、そんな馬鹿な話があるわけはない。
「まだ萎えてないよ……。このまま二回戦突入していい……? あっ……ゴムから漏れてる」
そう言って、彼は一度私の中から引きぬいた。漏れてる……? 漏れてるってまさか…。そのまさかですよね。コンドームから精液が漏れたら、妊娠する可能性がゼロじゃないということだ。「もう漏れたら、なしでもいっか」という呟きも聞こえてくるんですが……。いや、彼はゴムを取り外して、そのまま再び私の中に戻ってきた。
「ちょ……抜いてよっ。避妊具しないとしないからっ」
「もう挿れてるんだけど……。ああ……やっぱり、ゴムないと全然違う」
目を閉じて彼はその感触を味わってゆっくりと腰を動かし始めた。また痛みと戦うのかと思ったが、痛みではなく快感が押し寄せてきた。声を我慢しようとすると「声出して」と色っぽい声で言われて、気づいたらはしたない声を出していた。
「っあ………んあっ……そんなっ……やっ……」
「やだっ? はっ……んっきもちっ……」
子供ができたら責任とってもらおう、そんなことを考えていたら、彼は私の中に精を出してしまった。
嘘だ。中出しするなんて……と責め立てれば、彼は「大丈夫。夫婦なんだから」と呑気なことを言っている。
夫婦だからってしていいことと悪いことがあるだろ。このくそエロ王子っ。
「わ、私……その……は、はじめてだから……その……いきなりじゃなくて、じょ……徐々にそういうことはしてほしいの。先に結婚しちゃったけど……」
消え入りそうな声で言うと彼は目を大きく見開いて「それだけ?」と聞き返してきた。こくりと首を縦に振ると、わかったよという優しい声が聞こえた。
と……読者のみなさん。普通なら、言うこと聞いてくれると思うじゃないですか? ここで、「じゃあ、君の言う通り……」とかいう展開になるじゃないですか。いえ、相手をよく考えてみてください。初対面の相手を目の前にして抜いてしまうような変態ですよ? そんな都合のいい話があるわけない。
私は股が裂けるかと思った。もうセックスなんてごめんだ!
しかし、彼のブツは膣内で硬さを取り戻し、また反り返っている。嘘だ。そんなはずはない。一度終わったはずなのに、そんな馬鹿な話があるわけはない。
「まだ萎えてないよ……。このまま二回戦突入していい……? あっ……ゴムから漏れてる」
そう言って、彼は一度私の中から引きぬいた。漏れてる……? 漏れてるってまさか…。そのまさかですよね。コンドームから精液が漏れたら、妊娠する可能性がゼロじゃないということだ。「もう漏れたら、なしでもいっか」という呟きも聞こえてくるんですが……。いや、彼はゴムを取り外して、そのまま再び私の中に戻ってきた。
「ちょ……抜いてよっ。避妊具しないとしないからっ」
「もう挿れてるんだけど……。ああ……やっぱり、ゴムないと全然違う」
目を閉じて彼はその感触を味わってゆっくりと腰を動かし始めた。また痛みと戦うのかと思ったが、痛みではなく快感が押し寄せてきた。声を我慢しようとすると「声出して」と色っぽい声で言われて、気づいたらはしたない声を出していた。
「っあ………んあっ……そんなっ……やっ……」
「やだっ? はっ……んっきもちっ……」
子供ができたら責任とってもらおう、そんなことを考えていたら、彼は私の中に精を出してしまった。
嘘だ。中出しするなんて……と責め立てれば、彼は「大丈夫。夫婦なんだから」と呑気なことを言っている。
夫婦だからってしていいことと悪いことがあるだろ。このくそエロ王子っ。
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