3 / 10
RTSは得意です
しおりを挟む
「ヒエエエ、姫様!大軍です!」
「うん、見ればわかるわ」
武装兵士がキノコ王国、王都を取り囲んでいた。銃、剣、盾、騎兵。統制された動きでアラライアラライと叫んでる。
「バルバロイかよ!」
「桃姫様ぁ!!桃姫様ぁ!!怖いですです!」
ガクブルガクブルしながらキノコの達が俺の周りをグルグルまわる。
……うっとおしい!
「わかってる。こう見えても私はRTS得意なのよ?まず将軍を呼んで!」
「RTS?ショーグンです?」
んん?……あぁ、軍ねーのか。
それなら戦士になるのか。
「戦士を呼びなさい!」
「センシです?」
……あれ??
「戦えるものをここに呼びなさい!」
「……タタカエルモノです?」
嘘をつくな!!!
「いやそれはわかるでしょ!?」
戦うという概念がないのかこいつら!戦うという概念のない世界かよ!
「いいかお前らが生きるためには天敵がいるだろう?例えばちょっと茶色く歩くキノコみたいなのにお前ら食われたりするんじゃないのか?」
あ、姫口調忘れた。
まぁいいか、コイツラだし。
戦うという言葉も知らず、こいつらどうやって生きているんだ?
生存戦略どうなってんだこいつら。
「はい食べられると痛いです!」
「そうだよ、食べられると痛いんだよ!それならどうするか。あとはわかるな?」
そうするとむむむと、首をかしげしばらく考えた後にそっときのこボーイは口を開く。
「……麻酔です?」
「違う!!!」
「貴重な麻酔がもったいない。我慢すればいけるんじゃないのかです?」
「だから違う!!!痛くない食べられ方を考えろとか、我慢しろと言ってるんじゃない!!!」
食べられない方法を考えろや!なぜ戦うという概念がないんだよ!!!
「もういい!お前らに期待するのはやめた!」
俺はマップを広げる。
「危険生物がいる所はあるか?」
キノコたちが一斉に指差す。
それは王都の近くにある魔物の森。
「思ったより近いところにあるな」
「ですです」
「でも攻撃しなければ襲ってはきませんです」
「一度攻撃すると食い殺されるまで襲ってきますです」
「そうなったら食われた方がましなのです!」
「逃げて村に帰り、村が滅びたこともあるです!」
「亀魔王よりヤバいです!」
この世界には凶暴な様々なモンスターがいる。
基本的に奴らは森から出てこないが、だからといって森に入ったり挑発すればすぐに食い殺されてしまう。
なんてデンジャーな世界だよ。
「これからいけるか?リアルタイムストラテジーで基本的な戦略を試そうと思う」
「リアルタイムストラテジーですかです?」
そして、何か余ってそうなモブキノコを一匹捕まえる。
「ヒエエエ、な、何かご用でしょうか姫様!」
そして俺は石を拾って持たせた。
「桃姫様これは何でしょうか?」
「石だけど?」
「はい、それは分かるのですが。なぜ石?」
「まずお前ここにいけ」
そして危険地帯だというところを指差す。
「はい!怖いですががんばります!」
「そして1番大きくて強そうで凶暴そうな魔物をめがけてその石をぶつけろ」
「はい!はい?」
「ぶつけたら敵陣のど真ん中に逃げて後はおとなしく食われろ。そうすれば危険なモンスターはそこに居座るだろ。陣形を保つことができないし、上手くいけば敵兵を食い散らかしてくれる」
「……ヒィィィ!!!」
攻撃でもしない限りは平気。
つまり攻撃すれば暴れてくれるんだろう?
モブキノコ一匹で危険な魔物一匹を買えると思えば楽なもんだ。
「行ってくるです……」
モブキノコが一匹とぼとぼ歩いて行く。
「待て」
「はい!辞めたほうがいいですです?」
嬉しそうに言うキノコボーイにさらに石を5個追加で渡す。
「仲間たちにも声をかけていっぱい引き連れてこい。最低五体、そっちの方が攻撃が分散されやすいだろ?」
そして桃姫の作戦が始まった。
「うん、見ればわかるわ」
武装兵士がキノコ王国、王都を取り囲んでいた。銃、剣、盾、騎兵。統制された動きでアラライアラライと叫んでる。
「バルバロイかよ!」
「桃姫様ぁ!!桃姫様ぁ!!怖いですです!」
ガクブルガクブルしながらキノコの達が俺の周りをグルグルまわる。
……うっとおしい!
「わかってる。こう見えても私はRTS得意なのよ?まず将軍を呼んで!」
「RTS?ショーグンです?」
んん?……あぁ、軍ねーのか。
それなら戦士になるのか。
「戦士を呼びなさい!」
「センシです?」
……あれ??
「戦えるものをここに呼びなさい!」
「……タタカエルモノです?」
嘘をつくな!!!
「いやそれはわかるでしょ!?」
戦うという概念がないのかこいつら!戦うという概念のない世界かよ!
「いいかお前らが生きるためには天敵がいるだろう?例えばちょっと茶色く歩くキノコみたいなのにお前ら食われたりするんじゃないのか?」
あ、姫口調忘れた。
まぁいいか、コイツラだし。
戦うという言葉も知らず、こいつらどうやって生きているんだ?
生存戦略どうなってんだこいつら。
「はい食べられると痛いです!」
「そうだよ、食べられると痛いんだよ!それならどうするか。あとはわかるな?」
そうするとむむむと、首をかしげしばらく考えた後にそっときのこボーイは口を開く。
「……麻酔です?」
「違う!!!」
「貴重な麻酔がもったいない。我慢すればいけるんじゃないのかです?」
「だから違う!!!痛くない食べられ方を考えろとか、我慢しろと言ってるんじゃない!!!」
食べられない方法を考えろや!なぜ戦うという概念がないんだよ!!!
「もういい!お前らに期待するのはやめた!」
俺はマップを広げる。
「危険生物がいる所はあるか?」
キノコたちが一斉に指差す。
それは王都の近くにある魔物の森。
「思ったより近いところにあるな」
「ですです」
「でも攻撃しなければ襲ってはきませんです」
「一度攻撃すると食い殺されるまで襲ってきますです」
「そうなったら食われた方がましなのです!」
「逃げて村に帰り、村が滅びたこともあるです!」
「亀魔王よりヤバいです!」
この世界には凶暴な様々なモンスターがいる。
基本的に奴らは森から出てこないが、だからといって森に入ったり挑発すればすぐに食い殺されてしまう。
なんてデンジャーな世界だよ。
「これからいけるか?リアルタイムストラテジーで基本的な戦略を試そうと思う」
「リアルタイムストラテジーですかです?」
そして、何か余ってそうなモブキノコを一匹捕まえる。
「ヒエエエ、な、何かご用でしょうか姫様!」
そして俺は石を拾って持たせた。
「桃姫様これは何でしょうか?」
「石だけど?」
「はい、それは分かるのですが。なぜ石?」
「まずお前ここにいけ」
そして危険地帯だというところを指差す。
「はい!怖いですががんばります!」
「そして1番大きくて強そうで凶暴そうな魔物をめがけてその石をぶつけろ」
「はい!はい?」
「ぶつけたら敵陣のど真ん中に逃げて後はおとなしく食われろ。そうすれば危険なモンスターはそこに居座るだろ。陣形を保つことができないし、上手くいけば敵兵を食い散らかしてくれる」
「……ヒィィィ!!!」
攻撃でもしない限りは平気。
つまり攻撃すれば暴れてくれるんだろう?
モブキノコ一匹で危険な魔物一匹を買えると思えば楽なもんだ。
「行ってくるです……」
モブキノコが一匹とぼとぼ歩いて行く。
「待て」
「はい!辞めたほうがいいですです?」
嬉しそうに言うキノコボーイにさらに石を5個追加で渡す。
「仲間たちにも声をかけていっぱい引き連れてこい。最低五体、そっちの方が攻撃が分散されやすいだろ?」
そして桃姫の作戦が始まった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
いい子ちゃんなんて嫌いだわ
F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが
聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。
おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。
どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。
それが優しさだと思ったの?
新緑の光と約束~精霊の愛し子と守護者~
依羽
ファンタジー
「……うちに来るかい?」
森で拾われた赤ん坊は、ルカと名付けられ、家族に愛されて育った。
だが8歳のある日、重傷の兄を救うため、ルカから緑の光が――
「ルカは精霊の愛し子。お前は守護者だ」
それは、偶然の出会い、のはずだった。
だけど、結ばれていた"運命"。
精霊の愛し子である愛くるしい弟と、守護者であり弟を溺愛する兄の、温かな家族の物語。
他の投稿サイト様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる