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これなら合格点
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本日は波里と東司が支部に行くので、代わりの職員が出張所にいるのですが。
「本当にネズミをくわえて猫が待ってる」
「ええっと、餌との交換は…」
猫たちは腹時計には正確なので、忙しい時間が必ずありました。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「ようこそ、KCJへ」
「おお、あれが」
「ビルひとつがそれなんですか?」
「敷地内にそれぞれの部署が別れていたりしますよ」
東司の運転した車は、助手席に波里、後部座席に尾花と永島が乗っている。
「楽しみにしてました」
「ご飯が無料だと聞いて」
「もちろんですよ、いつも勤労してくれていますので、今回は食堂無料になりました」
受け付けに行くと。
「こちらがゲストパスになります」
「これがあれば腹一杯に」
「おすすめのメニューなんですか?ね」
「色々ありますよ、ご飯ものもあるし、カレー、ラーメン、デザート、日替わりも」
「こちら本日の日替わりメニューです」
受付の職員が食堂のメニューのチラシをくれた。
「玄関先でも見たように、今日は色々とやってまして、子猫の里親探しとかもやってますので、食堂にもいろんな人が来てますよ」
そう、里親探しということで、それを理解したサメがしょんぼりガレージにこもってうつ向いていたから、整備に連れ出されて洗われてトリートメントコースが始まっていたりもします。
「蘆根さんが後で、書類を提出に来ますから、帰りは蘆根さんと合流して、車に乗って戻るということで」
「準備できたぞ」
東司は大人も乗れるケットシーを連れてきた。
「これがうわさの」
「あっ、見学用だとこれじゃないんですよ、後ろの子猫タイプですね」
「大人も乗れるケットシーは運転するんだが、一般の見学者だとこっちの、無線機能でこっちの親猫とペアリングして、後ろからついてくる子猫に乗ってもらっているんだ」
三匹の子猫までは同期できますよ。
KCJの見学といっても本当に職場なので。
「見ていただくのはケットシーがどうやって検診していると
か」
本物ではなくぬいぐるみを使って、ケットシーはこうやって病気を発見しますと手本が見える。
「あの修理中の部分は」
明らかに暴れた後がある。
「病院嫌いのケットシーですね」
注射は嫌だっていってるでしょう!と抵抗した。
「にゃ~」
「あれ?これはケットシー?」
「いえ、それは猫ですね…はっ、その子は」
名前はドスン。
バッ!
そこに飛び込んで来る影があるのだが。
バシ!
その影を東司は捕まえる。
「この二匹はコンビだからな」
チッ
「ああ、ご紹介します、先に会いましたこちらの猫はドスン、人を見るとドスンと落ちてきたりします、そして東司にキャッチされたのはビタン、ケットシーで、二匹は兄弟になります」
「名前が独特ですね」
「海外の人がつけたみたいな」
「正解ですね、当時のえらい人にドスンと落ちてきます、ビタンとぶつかってきますって説明したら、受けまして」
じゃあ、ドスンとビタンでいいんじゃないの?となった。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「いや、すまないね、書類でこちらに来てくれると聞いたので頼んでしまったよ」
「構いませんよ」
「浜薔薇に行こうとは思っているんだよね、でもなかなかね」
蘆根がカットクロスを用意する相手は、イツモがケットシーであることがわかってから、すぐにKCJから調査のためにやってきた職員さんです。
「お忙しいようで」
「そうなんだよね、はぁ~」
大分疲れているようだ。
「ではお髭を剃らせていただきます」
本当はマッサージまでしてもらいたいが、その時間はないので、シェービングだけでもということになったのだ。
出張だと、浜薔薇で使っているものとは違うもので対応したりするのだが、今回は簡単な自宅でも簡単に使えるおすすめのシェービングも購入するというので、それを蘆根が使っていくという形。
ボトルから、シェービングクリームを出す、ノンガスタイプのポトルなんで、捨てるときも楽々、クリームの色はモスグレー、緑がかった灰である。
「塗るときにマッサージするようにすると、血行もよくなりますから」
「気持ちいい」
全体にムラなく塗る。
「パックとかもしたかった」
「今度お持ちします」
シェービングクリームを縫ったら一分ほど放置してから、まず洗ってもらう。
「あれ?これでいいの」
「はい、これで柔らかくなってますから、それでは失礼します」
スルリ、スルリとカミソリが滑るのだが。
(こんなに肌の滑りが良かったかな)
疲れていたために、肌のカサカサ乾燥などが気になっていたのである。
そして厚手のペーパーで、カミソリをかけた肌を拭き取るが、髭や産毛が白い紙の上にしっかりととれる。
「その拭き取るのって」
「キッチンペーパーでもご自宅では代用できますよ」
凸凹がキャッチしてくれるらしい。
シェービングをされた肌を触ると驚く。
ペタペタ
触り心地が全然違うよと心の中で思いながら、蘆根を見ると、ニヤリと笑った。
「いいでしょ、いいでしゃ、最近、男性向けのご自宅で満足できるシェービング材探してて、これなら合格点かなって」
「次の時にはこれよりもいいのとか探しちゃっているから、期待しているよ、蘆根さん」
次のハードルは高い、しかし飛び越えてくれるだろう。
それが浜薔薇の蘆根という男。
「はいはい、じゃあ、予算内で使えるもの絞り込んでおきます」
そしてそこを支えるのはオシャレ番頭だ。
「本当にネズミをくわえて猫が待ってる」
「ええっと、餌との交換は…」
猫たちは腹時計には正確なので、忙しい時間が必ずありました。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「ようこそ、KCJへ」
「おお、あれが」
「ビルひとつがそれなんですか?」
「敷地内にそれぞれの部署が別れていたりしますよ」
東司の運転した車は、助手席に波里、後部座席に尾花と永島が乗っている。
「楽しみにしてました」
「ご飯が無料だと聞いて」
「もちろんですよ、いつも勤労してくれていますので、今回は食堂無料になりました」
受け付けに行くと。
「こちらがゲストパスになります」
「これがあれば腹一杯に」
「おすすめのメニューなんですか?ね」
「色々ありますよ、ご飯ものもあるし、カレー、ラーメン、デザート、日替わりも」
「こちら本日の日替わりメニューです」
受付の職員が食堂のメニューのチラシをくれた。
「玄関先でも見たように、今日は色々とやってまして、子猫の里親探しとかもやってますので、食堂にもいろんな人が来てますよ」
そう、里親探しということで、それを理解したサメがしょんぼりガレージにこもってうつ向いていたから、整備に連れ出されて洗われてトリートメントコースが始まっていたりもします。
「蘆根さんが後で、書類を提出に来ますから、帰りは蘆根さんと合流して、車に乗って戻るということで」
「準備できたぞ」
東司は大人も乗れるケットシーを連れてきた。
「これがうわさの」
「あっ、見学用だとこれじゃないんですよ、後ろの子猫タイプですね」
「大人も乗れるケットシーは運転するんだが、一般の見学者だとこっちの、無線機能でこっちの親猫とペアリングして、後ろからついてくる子猫に乗ってもらっているんだ」
三匹の子猫までは同期できますよ。
KCJの見学といっても本当に職場なので。
「見ていただくのはケットシーがどうやって検診していると
か」
本物ではなくぬいぐるみを使って、ケットシーはこうやって病気を発見しますと手本が見える。
「あの修理中の部分は」
明らかに暴れた後がある。
「病院嫌いのケットシーですね」
注射は嫌だっていってるでしょう!と抵抗した。
「にゃ~」
「あれ?これはケットシー?」
「いえ、それは猫ですね…はっ、その子は」
名前はドスン。
バッ!
そこに飛び込んで来る影があるのだが。
バシ!
その影を東司は捕まえる。
「この二匹はコンビだからな」
チッ
「ああ、ご紹介します、先に会いましたこちらの猫はドスン、人を見るとドスンと落ちてきたりします、そして東司にキャッチされたのはビタン、ケットシーで、二匹は兄弟になります」
「名前が独特ですね」
「海外の人がつけたみたいな」
「正解ですね、当時のえらい人にドスンと落ちてきます、ビタンとぶつかってきますって説明したら、受けまして」
じゃあ、ドスンとビタンでいいんじゃないの?となった。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「いや、すまないね、書類でこちらに来てくれると聞いたので頼んでしまったよ」
「構いませんよ」
「浜薔薇に行こうとは思っているんだよね、でもなかなかね」
蘆根がカットクロスを用意する相手は、イツモがケットシーであることがわかってから、すぐにKCJから調査のためにやってきた職員さんです。
「お忙しいようで」
「そうなんだよね、はぁ~」
大分疲れているようだ。
「ではお髭を剃らせていただきます」
本当はマッサージまでしてもらいたいが、その時間はないので、シェービングだけでもということになったのだ。
出張だと、浜薔薇で使っているものとは違うもので対応したりするのだが、今回は簡単な自宅でも簡単に使えるおすすめのシェービングも購入するというので、それを蘆根が使っていくという形。
ボトルから、シェービングクリームを出す、ノンガスタイプのポトルなんで、捨てるときも楽々、クリームの色はモスグレー、緑がかった灰である。
「塗るときにマッサージするようにすると、血行もよくなりますから」
「気持ちいい」
全体にムラなく塗る。
「パックとかもしたかった」
「今度お持ちします」
シェービングクリームを縫ったら一分ほど放置してから、まず洗ってもらう。
「あれ?これでいいの」
「はい、これで柔らかくなってますから、それでは失礼します」
スルリ、スルリとカミソリが滑るのだが。
(こんなに肌の滑りが良かったかな)
疲れていたために、肌のカサカサ乾燥などが気になっていたのである。
そして厚手のペーパーで、カミソリをかけた肌を拭き取るが、髭や産毛が白い紙の上にしっかりととれる。
「その拭き取るのって」
「キッチンペーパーでもご自宅では代用できますよ」
凸凹がキャッチしてくれるらしい。
シェービングをされた肌を触ると驚く。
ペタペタ
触り心地が全然違うよと心の中で思いながら、蘆根を見ると、ニヤリと笑った。
「いいでしょ、いいでしゃ、最近、男性向けのご自宅で満足できるシェービング材探してて、これなら合格点かなって」
「次の時にはこれよりもいいのとか探しちゃっているから、期待しているよ、蘆根さん」
次のハードルは高い、しかし飛び越えてくれるだろう。
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